サイアク! 【小学1年生 2年生からの本】 (PHPとっておきのどうわ)

著者 : 花田鳩子

• PHP研究所 (2017年2月17日発売)

作品紹介・あらすじ

べつべつのクラスになったみきちゃんと、このごろあそばなくなった。クラスが変わっても、ずっとなかよしだと思っていたのに……。

感想・レビュー・書評

[ryogo55さんの感想 · 2021年9月16日]

0点
感想

新しい友達が作れて良かったね
お気に入りのシーン

だんだん友達に似てくる所
この本について
あらすじ

春休みが終わって今日から三年生だ。はりきって学校にきたのに、クラスがえでなかよしのみきちゃんとべつべつのクラスになってしまった。「サイアク! 」あたしは、みきちゃんと顔を見あわせた。 始業式が始まる前、みきちゃんと放課後一緒にあそぶ約束をした。かえりの会が終わってみきちゃんを待っていたら、みきちゃんはユカちゃんという新しい友達と一緒に教室から出てきた。しかも、ユカちゃんとピアノの練習をすることにしたと言って、二人でかえってしまった。げたばこからくつを取りだしてはいていたら、ぽろんと涙がおちた。「もう、サイアク」それから、みきちゃんとはあそばなくなって、廊下で会ってもさけるようになった。 そんなある日、同じクラスのすずちゃんが「家にあそびにこない」?と、声をかけてきてくれた。みきちゃんからは、ちょっと変わった子だって聞いていたすずちゃんは……。

[たまネコ♪さんの感想 · 2018年10月21日]

冒頭の「サイアク」と ラストの「サイアク」はイントネーションが違うね♪小3女の子の心情がよく表れている。

[kokkomameさんの感想 · 2017年6月10日]

今日から3年生。
なつみは、仲良しのみきちゃんとクラスが別れてしまう「サイアク！」
担任の先生は学校一怖いと言われるオニクマ先生だし、クラスに知っている子はほとんどいない。前同じクラスだったすずちゃんとは、あまりしゃべった事もない。
クラスが別れてもみきちゃんとはずっと友達、と思っていたのに、みきちゃんは新しいクラスで新しい友達を見つけて、もうなつみと一緒に帰ってくれない。

ぎくしゃくしたなつみとみきちゃんだけど、
なつみもすずちゃんと話すようになる。すずちゃんはかわいいウサギ（ロップイヤー）や犬（ダックスフント）を飼っていて、一緒にエサのカラムシという葉っぱを取ってきてをあげたりして遊んだ。

友達同士は、なんだか似てくる。
知らなかったけど、知れば好きになること、認められることもある。

クラスが変わっただけで、友達じゃないみたいな態度をとるみきちゃん・・・ありがち！女子にありがち！
でも、女子って、そういうの小さなうちから学んでいくんだよね。うんうん。

[ayaponさんの感想 · 2017年4月13日]

クラスが変わっただけでなんとなく疎遠になってしまう。小学生時代には誰もが通ってきた道では？うわさや、みかけはあてにならない。

著者プロフィール

静岡県生まれ。日本児童文学者協会会員。山下明生氏に師事。主な作品に、『ふでばこの中のキョウリュウ』（学研）「おなかの中の時計」（『２５の小さなおはなし』/角川つばさ文庫）『ちょっとだけタイムスリップ』『わすれものチャンピオン』『サイアク！』『ぼくの席がえ』（PHP研究所）などがある。

「2021年 『まるのみ　へび』 で使われていた紹介文から引用しています。」