ぼくのわがまま宣言! (カラフルノベル)

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  • PHP研究所
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  • Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569787992

作品紹介・あらすじ

共働きの両親のせいで、ぼくは田舎のおばあちゃんの家に預けられることになった。学校は変わるし、塾もないし……そんなのありかよ!

感想・レビュー・書評

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  • 五年生の翔は、共働きの両親の仕事と東京で暮らしている。ところが父親はベルギーへ海外赴任、広告代理店の営業として忙しく働く母親も昇進したばかりという事で、突然田舎町の祖母と暮らすことになる。田舎に行けば犬も飼えると言われたのに、ばあちゃんは庭に来るタヌキの親子が驚くから駄目だという。そして、なんと祖母は実は母親の祖母で、翔にとってはひいおばあさんであったのだ。
    転校した地元の小学校は1学年1クラスの小さな小学校。世話焼きの咲良につかまりはしたものの、男子の陸や大輝・佐久間たちとも仲良くなり、それなりに楽しく過ごせるようになっていく。そして、親や友だちを通して少しづつ自分の将来を考えるようになっていく。

    カラッとした成長物語。

  • 5年生の1年間、田舎のおばあちゃんのところで暮らすことになった翔。お父さんの海外赴任とお母さんの仕事のせいで。はじめはいやいやだったが、田舎での遊びや友達に慣れるにつれて、結構楽しくなってきた?親のわがままに振り回されるばかりじゃなくて、ぼくもわがままになってやるぞ!
    田舎暮らしの楽しさが生き生きと描かれているので、ちょっとうらやましくなってしまう。

  • ぼくのわがまま宣言!。今井恭子先生の著書。両親の仕事の都合で自分だけが祖母の家に引っ越すことになったわがままなぼくのお話。女性の社会進出が進んで、働く母親が増えている日本だから、ぼくのわがまま宣言!に出てくるような事例は今後増えてくるのかもしれませんね。

  •  パパはベルギー転勤、ママはプロジェクトのチーフになり仕事が忙しくなることから、S県のド田舎に住むおばあちゃんのところに行ってほしいといわれた翔(小5)。引っ越す条件として、翔は犬を飼ってもいいと両親に言ってもらっていた。ところが、おばあちゃんは犬を飼うのはだめだと言う。

  • 親の仕事の都合で振り回されるなんてまっぴらごめん!子供に読んでほしい作品。高学年向け。

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著者プロフィール

今井恭子:広島県生まれ。日本文藝家協会会員。日本児童文学者協会会員。児童文学作家。作品に、『歩きだす夏』『ぼくのプールサイド』(学研)、『アンドロメダの犬』(毎日新聞社)、『前奏曲は荒れもよう』『切り株ものがたり』(福音館書店)、『丸天井の下のワーオ!』『こんぴら狗』(くもん出版)、『ぼくのわがまま宣言!』(PHP研究所)、『ギフト、ぼくの場合』(小学館)など多数。『こんぴら狗』では、第58回日本児童文学者協会賞、第65回産経児童出版文化賞産経新聞社賞、第67回小学館児童出版文化賞を受賞。東京都在住。

「2023年 『キダマッチ先生!7』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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