超短編小説で読む いきもの図鑑54字の物語 ZOO

著者 :
  • PHP研究所
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本棚登録 : 274
感想 : 16
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569789088

作品紹介・あらすじ

「ざんねんないきもの事典」(高橋書店)の今泉忠明先生、絶賛!
累計25万部突破の「54字の物語」シリーズ最新刊は、イヌ、ネコ、パンダから、恐竜、ツチノコまでズ―――っと楽しめる90話を収録。
あなたはこの物語の意味、わかりますか――?
◆世界のあらゆる動物が集まるという動物園に招待された。どんな秘密があるのかと思っていたが、まさか舟だったとは。
◆突然の雨。飼育員はパンダの檻へと走った。「遅かったか」檻の中には、黒い水溜まりとその上で眠るシロクマが……。
◆白蛇の抜け殻を買って財布に入れた。大きな招き猫も家に置いた。フクロウも飼った。なぜ私はお金が貯まらないんだ!
◆恐竜図鑑を熱心に読む娘にどれが好き?と聞くと、草食恐竜を指差した。「美味しいんだよ」と笑う口元に牙が覗いた。
……など、子どもも大人も虜にする、極上の90話を収録。
物語の解説&他の物語は、ぜひ本書でお楽しみください!

感想・レビュー・書評

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  • 「世界のあらゆる動物が集まるという動物園に招待された。どんな秘密があるのかと思っていたが、まさか舟だったとは。」表紙より

    わずか54文字で綴られた超短編小説企画の第五弾。

    今回は動物がモチーフ。実在の動物ものと架空の動物ものどっちもあり。左ページに【超短編小説】、めくって右ページに【小説の解説】と『ざんねんないきもの辞典』の小泉忠明氏の【動物ミニ知識】付き。文字はすべてふりがながふってある。SFあり、ファンタジーありで基本シニカル。

    この(こんなに短い小説の)【小説の解説】というのは私にとっては軽い衝撃で、最初の方は「こんなん説明されんでも私には分かるわ〜」と小説好きのプライドを傷つけられた(笑)ように思っていた。でも途中から一読しても意味が分からないものが出てきたり、「この本、小学生からでも読めるようにできてるんだなー、国語が苦手な人にも物語を読む楽しさを分かるように作ってるんだ。」と感じるようになったりして、考えを変更。最後まで楽しく読めた。

    ラストページでは自分でも作ってみよう、と読者を後押ししている。

    触発されて感想を54文字でしたためようとしたが、一秒で諦めた。難しいです。

    冒頭の小説の意味、皆さんならお分かりだとおもいますが、、、。
    舟って、あの舟ですよ。

  • とっても楽しくて色々な人に読んでもらいたいです。

    • lilalilacさん
      本当に楽しい本だよね!私はゾンビに対抗する鯛の話が格好良くて好きですʕ•ᴥ•ʔ
      本当に楽しい本だよね!私はゾンビに対抗する鯛の話が格好良くて好きですʕ•ᴥ•ʔ
      2023/04/27
  • 読む本がない。という小学生男子に借りて帰った。一気読みしてた。
    お風呂で何やら得意げに言ってきた話のいくつかの元ネタはここだったか。

  • クスッと笑ってしまうものもあった。

  • 動物シリーズ。いつも通りの面白さプラス、動物の豆知識も収録されていてさらに楽しめます。
    黒猫シリーズが面白い。でも猫好きにしてみれば、黒猫が横切ったからといって不吉だとは全然思わないんですけどねー。むしろ嬉しい。
    「みにくいアヒルの子?」「ノミの心臓」がお気に入り。こういう言葉遊びには巧いなあと感心してしまいます。

  • 動物ネタの54字の物語集
    ああ~~~~~~~なるほど…ってオチ満載
    しかしこういう展開だったら…って興味深いおとぎ話?ネタも満載

  • 短くて読みやすくて面白いの三拍子

  • 一話一話、どのお話もすごく面白かった。
    ただ、少しずつ読まないと飽きてしまう…。

  • 摂南大学図書館OPACへ⇒
    https://opac2.lib.setsunan.ac.jp/webopac/BB50178749

  • うさぎとかめの話が一番好き(笑)

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著者プロフィール

平成元年、愛知県生まれ。企画作家。株式会社考え中代表。著書に、1話54文字の超短編集「54字の物語」シリーズ(PHP研究所)、世界最短の怪談集「10文字ホラー」シリーズ(星海社)、当たり前のことを詩的な文体で綴った『あたりまえポエム』(講談社)、迷惑行為をキャラクター化した『カサうしろに振るやつ絶滅しろ!』(小学館)など。「ツッコミかるた」や「ブレストカード」など、ゲームの企画も手がける。CHOCOLATE Inc.にプランナーとして所属。

「2023年 『意味がわかるとゾクゾクする超短編小説 54字の物語X』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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