わたしのあのこ あのこのわたし (わたしたちの本棚)

著者 :
  • PHP研究所
3.48
  • (2)
  • (12)
  • (13)
  • (2)
  • (0)
本棚登録 : 135
感想 : 15
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569789699

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • お友だちとのすれ違い・・・小学や中学くらいの女子のややこしく縺れる人間関係、自分をどう出していくかのさじ加減、意識する異性の目・・・過ぎてきた過去のあの胸のザワザワする感じを、どうしても思い出してしまうので、児童書やYAのこういうタイプの本(あ、これ青春か!!すっかり忘れてます・・・)って胸がいたくなり、なんとなく苦手です。
    普段はなかなか手がのびませんががんばって読みました(汗)


    主人公であるふたりを取り囲む大人も、今どきっぽい設定もありさらっとすてき。

    小学校の頃って自分が置かれてる状況が徐々に見えてくる頃。あのこのうちはお金持ち、私のうちはそうでもない・・・みたいな格差を感じて、卑屈に感じたり、優位に感じたり。
    大人だから、そういうきもちを思い出すのかなあ?
    子どもたちはどう感じるんだろう?感想聞いてみたい。
    青少年にいい本をすすめる県民運動の課題図書なんですが・・・男子はちょっとわからないかもな、この本。

  • 秋はお母さんと二人暮らし。お父さんの「道夫くん」とは時々会う。ある日、友だちのモッチの家に、道夫くんからもらったレコードを持って行き、一緒に聞いていたら、弟の新くんがレコードに傷をつけてしまう。秋はモッチに怒ってしまうが…。
    子どもたちの鋭い観察眼、柔らかい心、前に向かう力…さりげなく力強い物語。

  • ささいな出来事をきっかけに離れていく秋とモッチ。再び心を通わせるまでを描いている物語。章ごとに文字が変わり、それぞれの目線で書かれている。こういう作品好きです。

全15件中 11 - 15件を表示

著者プロフィール

1950年、山口県生まれ。
『朝はだんだん見えてくる』で日本児童文学者協会新人賞、『「うそじゃないよ」と谷川くんはいった』で小学館文学賞と産経児童出版文化賞、『ステゴザウルス』と『迷い鳥とぶ』の2作で路傍の石文学賞、『そのぬくもりはきえない』で日本児童文学者協会賞、『あたらしい子がきて』で野間児童文芸賞、『きみは知らないほうがいい』で産経児童出版文化賞大賞、『もうひとつの曲がり角』で坪田譲治文学賞を受賞。そのほかの作品に、『まつりちゃん』『ピース・ヴィレッジ』『地図を広げて』『わたしのあのこあのこのわたし』『ひみつの犬』などがある。

「2023年 『真昼のユウレイたち』 で使われていた紹介文から引用しています。」

岩瀬成子の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×