隣人・中国人に言っておきたいこと

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  • PHP研究所
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  • Amazon.co.jp ・本 (276ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569794112

作品紹介・あらすじ

日本人の知らない日中関係。親日よりも知日を!もはや両国は「好き嫌い」のレベルではない。

感想・レビュー・書評

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  • 日本財団の中国への関わりの歴史が書かれている。素直にすごいなと思う反面、現在中国本土に居る身として必ずしも居心地のいい経験ばかりではなく、想いがどれだけ伝わっているのか中々難しい。日本に居る中国人や好んで日本と関わる中国人とそれ以外はまた全然ちがうなと感じる。その意味では、親日派ではなく知日派という狙いは正しいと思う。ただいかんせん人口が多い事、国内の殆どの人にとって日本とは中国政府が国内で定義するものに当てはまると思ってしまっている気がする。

    P.102 日本の図書を寄付するプロジェクトにおいて
    事業帰依架空について中国の大学当局に説明した際、図書の管理は教授が行う、学生に自由にさせると本が切り取られ体裁が無くなると抵抗した教授もいた。学生に自由に利用させると自分の知らない事を学生が先に知ってしまうと恐れたのが本音だったようで、偉い人ほど情報を持つ共産主義社会の一面を垣間見る思いがした。

    P274 中国に世界は疑いの目を向け始めています。人材豊富な中国政府は、グローバリゼーションの現代、いかに中国が強大になっても、これらの問題が一国ではどうにもならない難題であり、自体が危機的状況を迎えていることにもすでに気づいていると思います。しかし現実には保守的愛国者をどう説得するか、具体的方策が見出せないまま、困惑しながら強行的な態度に終始しているのではないでしょうか。

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著者プロフィール

日本財団会長。1939年生まれ。明治大学政治経済学部卒業。WHOハンセン病制圧特別大使、ハンセン病人権啓発大使(日本・外務省)、その他の役職多数。国際ガンジー賞受賞、読売国際協力賞、カンボジア王室勲章「コマンドール賞」、マダガスカル共和国・国家勲章、ハベル大統領記念栄誉賞、WHOヘルス・フォア・オール金賞、ロシア「友好勲章」、その他多数を受賞。著書に『世界のハンセン病がなくなる日』(明石書店)、『人間として生きてほしいから』(海竜社)、『外務省の知らない世界の素顔』(産経新聞社)、『若者よ、世界に翔け!』(PHP研究所)など多数。

「2010年 『不可能を可能に 世界のハンセン病との闘い』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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