- Amazon.co.jp ・本 (94ページ)
- / ISBN・EAN: 9784569794587
感想・レビュー・書評
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最近、戦力外通告を受けたので、今後をどうするか悩んでますが、日ごろの行いに問題はなかったか?と振り返ってます。書名どおり、習慣の部分で最近おろそかになっていたことや勘違いしていたことがいくつか気づくことができたので、値段に見合った効果が期待できると思います。40歳超えたら、30までとは違う振る舞いになっていないといけない部分があるのに、うまく切り替えきれていなかった自分を見つけました。
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*40歳から伸びる人は自分の思考を未来に向けられる人。40歳の人の場合、「まだ40歳」と思っている人と、「もう40歳」と思っている人とでは、その後の人生の密度が全く変わってきます。コップの中に水が半分くらい残っているのを見て、「まだ半分もある」と感じるか、「もう半分しかない」と感じるかによって、ポジティブ思考かネガティブ思考かを判定する方法があります。「まだある」と、残っている今後の未来に着目する人と、「もうない」と、使ってしまった過去に執着する人との違いだと言ってもいいと思います。「40歳から伸びる人」とは、間違いなく「未来」に対して自分自身の思考を向けられる人です。なぜなら、変えられることのできない過去にいくらエネルギーを使っても何も生まれませんが、いかようにも帰ることのできる未来にエネルギーを注げば、あなたの40代は、思いもよらぬ素晴らしい人生になる可能性があるのです。
*大切なのは「当たり前のことをちょっとだけ」やる感覚。コミュニケーション力(聞く技術&伝える技術)をちょっとだけ磨く。身の回りをちょっとだけ整理する。時間の使い方をちょっとだけ工夫する。周囲の人間関係をちょっとだけ見直す。部下や上司との関わり方をちょっとだけ改めてみる。新しい何かにちょとだけ挑戦してみる。自分自身をちょっとだけ変えてみる。
*40歳のあなたに残された時間は決して多くない。濃い時間を過ごすためにも、残された時間を意識することは、欠かせません。その限りある人生を充実したものにできるかどうかは、あなたが今度上手に生きるかによってきまるのです。
*目標は思いついたものから自由にリストアップする。
◻︎目的(人生の目標)は何か?◻︎その目標のための優先順位を考える。◻︎それを実行するために、やることとやらないことを決める。その夢や目標が、現実からかけ離れたものであっても、その距離を埋めていくプロセスにこそ、人生の喜びはあるのです。
*「やることリスト」を実行するために「やらないことリスト」をつくる。意識しないと、ついつい時間を費やしてしまい、時間を無駄にしたと後悔しやすいことを挙げていけばよいのです。何かを手に入れるためには、何かを捨てなくてはなりません。「今は、やらないことリスト」でパワーを「選択と集中」。人は、どうしても「やりたい」ものから手をつけがちです。しかし、これも優先順位を考えると、後に回したほうがいいというものもあるはずです。
*新しいことを面倒くさがる人は「終わり」。「この人はもう終わってるなあ」と感じる人は、新しいことを面倒くさがり、過去の余力で仕事をしているような人です。40代以降は、総合的にさらに自分を大きく成長させる。「やりたいこと、やれること、やるべきこと」の「3つの輪」を人生まで広げて考えよう。人生の本番はこれからです。大輪の花を咲かせるのは、40歳以降なのです。
*成功者に、「たまたま」が多いのには、理由がある。「あのときの偶然が人生を左右するターニングポイントになった」というエピソードが数多く登場してくるのです。家の中でじっと籠ってばかりの人と、時間さえあれば多くの人たちが集まる場所に顔を出し、人と接する機会を多く持つ人とでは、出会いの確率は、まったく違ったものになるからです。偶然のチャンスを引き寄せる5つのポイント◻︎急な誘いは、断らないようにする。◻︎街で知り合いを見かけたら、自分から駆け寄り、挨拶をする。◻︎メールや手紙の返事は必ずする。パーティなどに参加したら、必ず初対面の誰かに(少なくともひとりは)自己紹介する。◻︎行きと帰りの道を変えてみる。
*私も遅ればせながら40代後半から始めました。人間にとって最もいい状態というのは、自然と同調しているときだと思うのです。◻︎生活にリズムが生まれ、健康になる◻︎ストレスがなくなる◻︎脳が活性化し、集中力が増す。◻︎積極的になり、人生に目的ができる。◻︎人間関係がうまくいく◻︎時間が有効に使える。◻︎自分を変えることができる◻︎チャンスに恵まれ、運がよくなる。早朝出社で、「意識の高さ」と「情熱」を部下に伝える。◻︎通勤ラッシュを避けることができる。◻︎朝の静かなオフィスで、仕事を開始できる◻︎部下のマネジメントがうまくいく。「意識の高さ」と「情熱」において、部下に勝っていれば、マネジメントの大半は解決すると言ってもいいでしょう。
*会社の経費に頼るな。身銭を切って自分へ投資せよ。お金は出て行っても、また入ってくる流れを作る力が、本当の富。「富とは、持っているお金の額のことではない。富とは、お金をすべて失ったときに残っているもののことである」。目先のお金をケチると大きなリターンを失うことになる。自分のためだと心底思ったら、あれこれ迷わずスパッと使います。自分の能力開発になることなら、お金も時間も惜しまないことです。
*済んでしまった過去をクヨクヨ引きずるのではなく、これからの未来を考えることにエネルギーを注いだほうが、はるかに建設的です。
*人生の成功者と言われる人たちは、例外なく気持ちのいい挨拶をする人ばかりです。空気は読むものではなく、作るものなのです。そして、いい空気を作ることができるのが、気持ちのいい挨拶なのです。いい空気が生まれると、いいことが起きてきます。その循環こそが、成功のカギなのです。
*挨拶は、とくに特別な理由がなくても、改めて時間を取らなくても、日常的に頻繁に行うことができるとても有効なコミュニケーション手段なのです。身体的なものと精神的なものの情報が、顔や表情を見ることで、伝わってくるのです。マネジメントの基本である部下に対する日常の情報収集は、朝の挨拶でかなりの部分が補える。
*印象の悪い顔というのは、表情に動きがない顔です。逆に、印象のいい顔は、絶えず動いている顔なのです。表情筋を一番使うのが笑顔なので、笑っていないと、顔の筋肉が衰えて無表情になります。表情の豊かさは、人間関係
を円滑にしますし、コミュニケーション力を飛躍的に向上させます。
*無理がきく人脈作りのコツ
「何か困ったときに、携帯電話に直接電話をして、無理がきくような関係」「無理が効く」人脈作りのコツは、何かを頼まれたときに、断らないことです。ギブアンドテイクの関係ではなく、まず、自分からギブアンドギブの姿勢でスタートすることです。
*違う視点を持てば人生はもっと楽しくなる。進化や進歩という観点から考えると、同じ場所に同じ仲間と留まることは、成長の停滞を意味します。未知のものとの出会いの機会を失っていることにもなります。複数の組織に所属するということは、成長の機会や未知のものとの出会いのチャンスが増えるだけではありません。物事を見るときの視点が、一面的なものから多面的になります。価値観が多様化する中、偏ったモノの見方に陥ることなく、幅広く受け入れることが可能になるのです。
*相手が誰であろうが、どんな状況であろうが、分け隔てなく、いつも同じように接することが、人間の品格や人望
というものを形作っている気がします。特定の人に対してだけではなく、関わりのある人全員を「さん」付けで呼べばいい。相手が年下であろうと、自分にはないものを持っている人には、リスペクトの念を欠かしてはならないのです。
*人は、目標があっってはじめて、それに向かって具体的に行動し、その目標を手に入れることができます。ゴールを設定した人と何も設定しなかった人とでは、明らかにに結果が違ってきます。自分の人生を生きるということにほかならないのです。目標が決まれば、日々の行動も変わってくるはずです。
*年収600万円をもらっている人は、自分に時給3000の価値があるかどうかを常に意識しなくてはならない。世の中での市場価値(マーケットバリュー)という基準を意識することです。人材の価値は、「需要と供給のバランス」という極めてシンプルなメカニズムで決定されます。「代わりがいない存在」になると、J人材価値は一気に高くなり、年収も上がります。
*働き方には、充電型(インプット)と、放電型(アウトプット)の2種類があると思っています。充電型(インプット)というのは、自分が吸収するものが多い働き方です。一方、放電型(アウトプット)というのは、自分の持っているものを吐き出すことが多い働き方です。「今までやってきたこと』より「これからやりたいこと」を優先させた場合も、充電型です。充電ばかりが続くと、会社からお荷物扱いされますし、放電ばかりが続くと疲弊してしまいます。大切なのは両者のバランスを取りながら、働くことなのです。
*上司というものは、たとえ「知識や経験やスキル」では部下に負ける部分があったとしても、少なくとも「覚悟と情熱と志」という気持ちの面では、絶対に負けてはならないものなのです。部下は上司の写し鏡なのです。部下に一方的に期待するのではなく、まず上司であるあなた自身が、部下にしてもらいたいことを自ら率先垂範することです。
*上の役職になってから、その役職に相応しい仕事をしようと思っても遅いことがあります。「課長になってから、課長の仕事をするのではなくて、実質的に課長の仕事をしている人が、課長になるんだよ。」同じ現象や事実に対しても、経営者の視点、中間管理職の視点、一般社員の視点では、まったく違う反応が出てきます。今後さらに成長を望むなら、常にひとつ上の視点に立つように意識することです。
*ちょっとした行動の変化が、人生を変えることになる。
心が変われば、態度が変わる。態度が変われば、行動が変わる。行動が変われば、習慣が変わる。習慣が変われば、人格が変わる。人格が変われば、運命が変わる。運命が変われば、人生が変わる。これは「ヒンズー教の教え」のなかにある言葉です。どんな回り道でも、あとから振り返ると、太くまっすぐな一本道になっている。 -
40歳というタイトルに惹きつけられ購入w
基本的な40代からの物事の考え方をそれぞれ図解入りで指標してくれています。
この手の書籍は当たり前なことばかり書かれていてどれも同じように見えるが、どの書籍にも改めて指摘されると、それをおざなりにしていた自分に気付かせてくれる箇所がいくつかある。 -
・しないことリスト
・無理が利く関係こそ人脈
・空気は読むものではなく、つくるもの
・他人が自分の才能を見出す
・複数のコミュニティーに参加する
・エレベータートークの重要性
・数字で説得する -
今さら…って言う当たり前の内容も多かったが、図解つきでイメージしやすく分かり易い内容だった。また文章も読みやすかった。
著者は40歳という境の年をテーマに他書も書いているようなのでそちらをもう一回読んでみてもよいかなと思った。
本書はむしろ導入的というかパンフレット的。また決して40歳に関係なくビジネスマン全員の基本的内容だと思う。(後半の管理職云々は別として) -
by著者on朝日be
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会社の名刺や肩書きを失ったとき、あなたは何ができますか?夢をあきらめるな。いくつになってもチャレンジし続けろ。「当たり前のことをちょっと努力する」だけで人生は逆転できる。
田中 和彦
株式会社プラネットファイブ代表取締役。人材コンサルタント/コンテンツプロデューサー。1958年大分県生まれ。一橋大学社会学部卒業後、リクルートに入社。人事課長として、新卒採用・中途採用・教育研修・能力開発などを担当。広報室課長を経て、転職情報誌『週刊ビーイング』、『就職ジャーナル』など4誌の編集長を歴任。その後、ギャガ・コミュニケーションズ/バイスプレジデント、キネマ旬報社/代表取締役などを経て、現在は、企業の人材採用・教育研修・モチベーション戦略などをテーマにコンサルティングを展開する株式会社プラネットファイブ/代表取締役
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1 40歳から伸びる人の「生き方&生活」習慣
(40歳のあなたに残された時間は決して多くない 無理だと思うな。夢はあきらめた瞬間に可能性ゼロ ほか)
2 40歳から伸びる人の「コミュニケーション」習慣
(いい挨拶が、いい空気を作る 10分のコミュニケーションより1秒の挨拶 ほか)
3 40歳から伸びる人の「仕事&整理」習慣
(切れ味鋭い企画書は1枚 「たぶん」「だいたい」はNG。数字は頭に叩き込んでおけ ほか)
4 40歳から伸びる人の「キャリア&マネジメント」習慣
(会社に人生を委ねるな。自分で自分のゴールを決めよ 時給3000円に見合った仕事をしているか ほか) -
見開き2ページでひとつのテーマを取り上げ、右ページに文章、左ページにそれに対応する図解がカラーであり、非常に読みやすい。
内容的に新たな発見はあまりなかったが、目次で気になったところだけを拾い読みしたり、左ページの図解だけを中心に読んでいっても、概要が理解できるようになっているので、短時間で概要が把握でき便利だ。