ひきこもり脱出支援マニュアル 家族で取り組める実例と解説

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  • PHP研究所
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (448ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569803364

作品紹介・あらすじ

自分の家族が「ひきこもり」になったとき、誰にどう相談し、何をすればよいのか。家族療法のエキスパートが具体的なメソッドを説く。

感想・レビュー・書評

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  • 引きこもりに関する心理学的なアプローチの本。 
    家族関係や接し方、考え方などQ&Aの形で取り上げている。所々にテーマを設定し、コラムで書かれている箇所もある。

    家族療法の重要性を説いているので、当事者(引きこもり本人)だけではなく、家族のカウンセリングや問題への対応も書かれているので良い書籍だと感じた。
    心療内科や精神科の違いなどの初歩的な内容から書かれているので、初心者や入門書としても扱える本。

    ただ、本が分厚いので持ち運びには不便。

  • 100万人とも言われる日本国内のひきこもりの若者。日本ほどひきこもりの数が多く大きな社会問題となっている国はない。日本には親子の絆が強く、他の国にはない美徳がある。ところが、これが逆に子供の問題を自分の責任として受け止め、大きくなっても子供たちの面倒を見続けるため、結果としてひきこもりを助長してしまう。本書は人と人との結びつきに焦点を当てる家族療法の考え方を紹介する。親子の関係性に注目し、ひきこもりを家族への依頼心から自立できない、大人の心にうまく切り替われていない状態と捉える。家族療法は、家族の箱をゆっくりと開き、そこに詰まった不安や悩みを追い出し、希望を導き出していく。本人、そして家族も自信を取り戻すことができる要諦がここにある。

  • 配置場所:摂枚普通図書
    請求記号:371.42||T
    資料ID:95140364

  • 「ひきこもり」と一言で言っても多種多様な苦しみを抱えた人たちがいます。「ひきこもり」は決してなりたくてなっているわけではない。理由も人それぞれである。これらの人を「ひきこもり」から脱出させるには、親はどうするべきか?カウンセラーはどうするべきか?心得が掲載されています。将来父親や母親になる皆さん方、そして教員も兼ねる方!是非読んで勉強しましょう!役立ちます。(教育学部・国語専修)

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著者プロフィール

1957年生まれ。児童精神科医。東京学芸大学教授。また、思春期・青年期の心の問題、不登校やひきこもりの相談、家族療法を行っている。著書『癒しのメーリングリスト』(講談社)、『インターネット・セラピーへの招待』(新曜社)等

「2007年 『家族で往復書簡のすすめ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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