改革者の真贋

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  • PHP研究所
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569805153

作品紹介・あらすじ

あなたはどちらを選ぶ!?無愛想で有能な政治家か、愛想のいい無能な政治家か。「横浜改革」「橋下維新」の真実を明らかにする。

感想・レビュー・書評

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  • 中田さんの心意気が伝わる本。
    人間の行動は仕組みに依存する。右手に自由、左手に責任。など共感する内容多し。
    協力している大阪市長の橋本氏の動向も気になる。橋本氏は金持ちの味方だという批判もあるが、結局自分の信じるところに突き進んでいるだけなのであるようだ。人の批判は、8割引程度で、聞くものだと、あらためて思った。

  • 毀誉褒貶はあると思うが、著者である元横浜市長の中田宏氏が、「決断」が求められる政治家として傑出した人物であることは間違いないと感じた。本書では、横浜国際総合競技場のネーミングライツ販売、横浜サイエンスフロンティア高校の開設、羽田空港国際化の国への提言、ゴミ減量化など、中田氏の横浜市長としての様々な「決断」を振り返っているが、自治体行政について示唆に富んだ内容となっている。

  • 赫々たる成果の裏には政治家としての苦渋の決断があったこと。無数の外敵との戦いの果ての末にようやくなしえたものであること。よりよい国を作ろうとするならば相当の忍苦と覚悟が必要であること。報道されていない多くの真実に触れることができ非常に有益であった。決断できない政治の真の意味についても述べられている。勘違いをしている人に是非読んで聞かせてやりたい。また、橋下氏に関する記述も結構多く興味深く読んだ。

  • いま評価されることを求めるのではなく、衆知を集めて将来のための決断に徹すること。それができるか否かが改革者の真贋を決めるのだ。

    決断するのが仕事。短期、強権、だから、でしか、できない。

  • 未だに横浜市住人である私には中田宏氏はとても印象深く残っている
    市長の決断は一番身近な事だろう
    この著書には記されていなかったが、ゴミの減量もさることながらベンチャー企業育成などにも力を入れ、景気回復に尽力されていた
    当たり前に受けるサービスが実は、将来の税金の借金を増やしている事に気付かせてくれた公平な意見をおっしゃる稀有な市長で私は好きでした

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著者プロフィール

1964年生まれ。シンクタンク:日本の構造研究所代表。
青山大学卒業後、松下政経塾を経て28歳の時衆議院議員当選。その後、38歳で横浜市長に就任すると、改革を断行し破綻寸前の市財政を立て直した。

「2018年 『外食力』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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