小倉昌男の人生と経営

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  • PHP研究所
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感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569806914

感想・レビュー・書評

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  • 折に触れて何回か読み返したい本。
    実際に自分で体験した生々しい話なので、心にストレートに突き刺さる。
    一代で、事業を立ち上げた人の話は、他の人とは、やはり違う。

  • 良い本だが、経営学を読んだ後だけに、物足りなさを覚えた。色々ためになるお話が載っているが、短編の宿命か。

  • 経営学と間違えて買った本。
    シンプルだったが、学ぶものはあった。

  • 後ろに目を持つ 周りの人に気を配る。親切心を持つ。
    やる気を引き出すのはリーダーの人柄、魅力。
    会社経営には、「流れ」があるから、リーダーは
    それを読む

  • 全体の構成としては3分の2が黒猫ヤマトの企業精神( =著者 )を記述し、3分の1は社会情勢に対する考えを載せている感じ。
    正直、上っ面ばかり良いことを言っている印象を受けたが、記述していることが本心ならば本当に出来た方なのだと思う。

  • 宅急便事業は如何にして生まれ発展したのか。今月度は著者の本の集中的に読んだ。小倉昌男氏月間の一冊目。情けは人のためならず。お客様の利便性のために常識を変えることの繰り返し。

  • 2005年に亡くなった小倉昌男氏の言葉、
    それをメディア向けの発言や社内報などから
    ピックして、まとめたもの。

    社内報などではたしかに運送業界の話が多いのだが、
    だからこそ尚説得力がある。
    どうやったら社員が納得して、共感して、
    よりよい顧客サービスの実現に向けて「動いて」くれるかを
    小倉氏が日々考え、実行していたかが良く分かる。

    「異動をチャンスと受け止めて、配属された部署で
     全力を尽くす姿勢が必要ではないだろうか」
    (p.139)
    とあって、
    これも文脈を無視して切り出したら
    「会社の言うことに有無を言わさず従えと言うのか!」
    などと批判できそうだが、
    「人事異動の意味」という文脈でよく読むと、
    組織活性と個人能力開発という観点から、
    必要なものだと考えているということが分かる。

    また、社長の重責という点についてp.187で
    「成功していてもプレッシャーがなくならない」
    とある。
    これは、昨今の「起業して成功したら大企業に
    買収してもらって金持ちになろう」という
    タイプの起業家(そういう人が多数派だとは全く思わないが)
    とはまるで違う、
    責任を負い続ける生き方だったのだなと良く分かる。

    本書はポケットサイズでありながら、
    経営や生き方についての「小倉昌男哲学」がたっぷりと
    並んでいて、ぱらぱらと拾い読みするだけでも
    はっとするヒントがいろいろあるように思う。

    手近に置いておきたい一冊。

  • 自伝としてもビジネス書としても面白い。
    ヤマト運輸の経営者が、路線トラック業から全く違う宅急便に業態を変化させ、成功した話。
    あまりにも身近に感じた変化の裏にこんな話があったのかと感動する。
    それにしても、運輸省と三越の社長には本当に腹にたったんだろうと感じるくらいにしつこく出てくるのは人間味がある。

  • 厳しい小売業界において強いリーダーシップで経営改革を成し遂げられた経営者の方からお話を伺った時、意識している会社は?との質問に「ヤマト運輸!」と答えられたことがありました。違う業界なのに?と思ったのですが、水道とか電気とか電車とか毎日の生活に欠かせないインフラみたいな存在としての宅急便のシステムの凄さを賞賛されていました。そういったことに刺激を受けて、今回、この本を手に取ったのですが、システムを成立させるのはそこに関わる一人一人の人間なんだな、との思いを深くしました。人間を見つめてサービスを鍛え上げていく、日本にもスティーブ・ジョブズはいるじゃん!と勇気づけられました。

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