[超訳]エマソンの『自己信頼』

  • PHP研究所
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  • Amazon.co.jp ・本 (126ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569810270

作品紹介・あらすじ

自己信頼を高めれば、仕事、人間関係、宗教心、教育、研究、生活様式、交友、財産、考え方に革命的な変化が起きる。羅針盤は自分のなかにある。オバマ大統領の座右の書。自己啓発書の世界的名著、超訳で登場。

感想・レビュー・書評

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  • オーテピア

  • アメリカの思想家、苦労してハーバード大を卒業し福祉となり、その後執筆や講演を行った。
    福沢諭吉、宮沢賢治などにも影響を与えている。

    エマソンの名言を集め解説している本などはあるが、本人の本を読み自分なりに解釈する方がよい。

    エマソンの言葉には飾り気がなく、偽善もなく(知らない人へ寄付することはしぶしぶやっているがそんなことはやめたいとぶっちゃけている。)ストレートに心に響く。

    自己嫌悪に陥ったときにまた読みたいカンフル剤的な本。

    自分の目の前の仕事に全力を尽くすことで心の安らぎが得られる、いい加減な仕事をしている間は自分の才能を埋もれさせ、詩神から見放され希望も生まれない、という一文が印象に残った。

  • アメリカの元牧師、思想家エマソンが著した自己啓発書。

    外の世界の価値基準を自己評価軸から排し、自分のことは自分が評価すれば良い、という現代の相対化された時代に適った思想をベースとする。

    自己信頼の状態になると恐れるものがなくなる。
    自己を評価するのは自分だから。
    これはまさに自我・自立・共時性などという概念に非常に似ている。

    後半に記載があるが、結局はこの境地に達したときの、宇宙からの意思に導かれるような感覚が真の幸せへ導かれるとする。

    まるで大いなる何かに導かれる感覚というのが、自己信頼を確立した人の感じている世界だ。

    まだこの境地に達していない人向けの本。

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著者プロフィール

19世紀アメリカの哲学者・思想家・文学者・詩人。

8歳の時に牧師の父を亡くし、貧困と病に苛まれながらも14歳でハーバード大学に入学。26歳で牧師になるも、因習にとらわれた教会制度を批判し、職を辞する。29歳から自分を信じよりよく生きることを世に発信するべく講演や執筆活動をはじめる。

プラトンやカント、東洋思想の影響を受けて著したエッセー『自己信頼』は世紀を超えて読まれる世界的名著として、ソローやニーチェ、福沢諭吉や宮沢賢治に影響を与え、バラク・オバマ第44代米国大統領も愛読書として挙げている。
1882年没。

「2018年 『自信』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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