成功と幸せを同時に手に入れる ほんとうに役立つNLP (PHPビジネス新書 285)

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  • PHP研究所
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感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (261ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569812458

作品紹介・あらすじ

誰もが抱えるストレスの原因や誤解されている幸せの正体を探り、ビジネスパーソンが豊かに生きるためのNLP活用法を伝授。

感想・レビュー・書評

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  • NLPの前提知識があれば読み進めることはできるかもしれませんが、初心者には他の書籍の方がいいかもしれません。

  • 2013.08.20 新書巡回で見つける。

  • メモっていったら超長文になってしまった。
    ものすごくタメになった。知りたいことがたくさん書いてあった。もっももっと意識できるようになりたい。練習あるのみ。

    そして、後半5章6章は、正直理解ができていない(本書が悪いのでは全くなく、自分が、そのレベルに達してないだけ)ので、また理解できるレベルに修練して、読みたい。

    【気になったこと】
    NLP=神経言語プログラミング。神経=五感という理解で、言語はそのまま言葉のこと。プログラミングは脳内プログラムで、反応のことであり、インパクト(強度)と回数によって作られる。つまり、五感と言葉で受けた反応の蓄積のこと。

    観念(イメージ)は無意識レベルに存在する。なので、自分が感じているもの=真実と錯覚しやすい。真実(思い込みを除いた状態、出来事、事象、事実)とイメージ(空想や思い込みや先入観の蓄積の結果としての心身の反応)を脳は区別できないようになってる。無色透明な真実にイメージで色をつけてしまう。
    特に強固な観念は反射的に感情が強くなり、冷静な思考回路を遮断する。

    例えば、高所恐怖症は高いところを実際に体験したとか、映像で高いところからの事故を見たとか、親から「高いから危ないよ」と何度も言われてたとかの経験+その時の自分や相手の反応を五感と言葉で蓄積した結果、高所を恐怖に感じるようになる。生まれた瞬間にはそんな好き嫌いや恐怖の感情はなかったのに。
    完璧主義も、優秀であらねばという蓄積の結果無意識下にそうある必要があると刻まれたもの。
    ゴキブリ怖いのも、そう言われたり汚い場所で何度も見る経験をしたりなとの蓄積。
    時間厳守な人も、コミュニケーション下手や自分は頭が悪いなどの観念も、そう信じているに過ぎない。
    しかも、観念は一般化される。ある犬だけで作られた犬恐怖症の観念は、全部の犬が怖いとプログラミングされてしまう。

    アソシエイトは当事者意識の状態。自分以外の人のことでも、会社や組織のことでも、他地域や他国のことでも、自分事のように感じたり感情移入したりする場合はアソシエイト。これは小さな箱に入り込んでいる状態。逆に、ディソシエイトは傍観者意識の状態で、箱の外で冷静に客観的にその自分やその者・出来事をみている状態。
    アソシエイトは集中している・できている状態とも言えるし、ディソシエイトは客観視しているので問題解決をしやすい。
    ストレス状態のアソシエイトからディソシエイトにすることが重要で、《リラックス→ストレスへの集中状態から抜けるために、着ぐるみを脱ぐように(幽体離脱するように)心と身体を置いて立ち上がる→さらに、ストレス集中状態を崩すために、ブレイク・ステート(身体を動かす。激しくジャンプとか楽しく踊るとかはしゃぐとか)→そこから大きく三歩進んで振り返り、元いた場所に置いてきた自分を(箱の)外から眺める→アナウンサーになったかのように客観的に状況描写する。》

    リフレーム(ポジティブイメージに変える)には、ディソシエイトで三歩進む時に一歩=10年だと思いながら(自分が30年分加齢したと思いながら)ゆっくり歩を進め、振り返る時は30年前の自分を見るかのようにする(心理的距離と物理的距離の両方から遠ざかるとよりディソシエイトできる)。その後に、肯定的な意味を3つ選択し、その意味をしっかり感じること。肯定的なイメージのエネルギーと共にディソシエイト状態を体験すること。
    例えば、どんな成長ができたか?、何を学べたか?、乗り越えたら何が得られたか?、人生でどんな良い意味があったか?・・・など。

    願望実現のためには、「すでに手に入っている(できて当然)」という精神状態を作ること。
    現在形か現在進行形で目標達成状態を表現する。「〜したい」の表現だと、無意識側が「まだ達成していない」と感じてしまい、逆に目標未達状態を強く実感してしまう。そうではなく、目標達成状態を無意識側に錯覚させることが重要。
    リラックス→目標を思い描く→現在の状況にアソシエイト→現在からディソシエイトし、「もしその目標が達成できたとしたら」の状態にアソシエイト(達成した自分になりきり、思考の枠を外して体験する)→さらに、「目標達成後、その先にどんな素晴らしい人生が待っているか」を想像し体験する。これを何度も(5回以上はやる)頭の中で繰り返すことで、無意識を錯覚させ、達成している精神状態をつくる。

    人間は、自分自身を裁く価値基準で他人をも裁いている。なので、自分を受け入れることができる=他人も受け入れることができる。そのままの状態で他人を受け入れるには、自分の価値基準で他者評価して基準を満たす必要がある。そうではなく、自分や他者という「存在」と、「行為」を分けて考えて、「存在」は承認(あるがままを受け入れる)することが大切。自分の価値基準と違っても「そういう考え方もあるよね」と受け入れること。
    無意識は現状維持を重要視して、今までのやり方・価値観・価値基準を貫こうとするので、新しい発想は受け入れにくく、無意識の抵抗に遭う。そのため変化はゆっくりやるしかない。

    生まれ持った資質は観念(イメージ)が被さっても変わらず、活かすことはできる。ただし無意識下に沈んでいるので、自分の意識下に思い出す必要はある。資質起点で願望実現を描くと、より安定した(より達成しやすい)精神状態になれる。

    脳の仕組みである、焦点化の原則(答えを出したい何か一つのことに焦点をあてる)と、空白の原則(ふとした瞬間に答えが出てくる)を使って、自分がまだ見えてないことを炙り出せる。脳は「わからないという状態(空白)」を危険とみなし、「わかっている状態」を安全だと認識するから。

  • ストレスを感じやすいことが多く、今まで何度か耳にする機会はあったけどスルーしていたNLP。図書館で目に入ったので読んでみた。
    例を多用したりと、表現がとても分かりやすかったので良かった!たくさんテクニックがあったので正直一読しただけで全部は覚えきれないが、アソシエイトとディソシエイトの大まかな仕組みだけは頭に入れたつもり。ある出来事に対しての観念(イメージ)をプラスな方に書きかえていくことをこれからも訓練していきたい。また時間がたった頃に改めて読み直したい。

  • NLPって何?というレベルの人におすすめの内容です。
    実際のワークはやって見る価値があり、事象と感情の適切な距離を知るいいきっかけになりました。

  • 買う価値あり

  • 本当に役立つというタイトル通りかどうかはわからないが、NLPをベースにこのようにして自分のイメージ・観念(外界の事象を捉える際に通すフィルタ)を変えていくかの理論と変えるためのワークが載っている。

    期待していた内容とは違ったが、脳は真実とイメージを区別できない、意識では現在過去未来を分けられるが無意識は全て今ここと感じるなど、興味深い記述もあった。
    また、時間を点で捉えずに線と捉えるという考えはいろいろな時に使えるだろう。

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著者プロフィール

1970年生まれ。
経営コンサルタント会社を経て、2002年に能力開発トレーナーとして独立しNLP普及を開始する。
2005年にNLPラーニング社を設立し、NLP(神経言語プログラミング)の
資格認定コースと、NLPを応用したリーダーシップ、ビジョン実現、
イノベーション、コーチング、カウンセリングなど多彩なテーマの公開セミナーを全国各地で行っている。
国内のNLP指導においてはもっとも実績があるトレーナーの一人である。
2020年5月現在までにNLP受講者は10,000名を超える。
2009年にはオリジナルの変容プログラムである
NRT(Natural Returning Transformation)を完成させる。
人間を根本的に変容させるこれまでにないプログラムとして、
参加者から高い評価を得ている。
著書『NLPの実践手法がわかる本』『コーチングハンドブック』(日本能率協会マネジメントセンター)
『「体感イメージ」で願いをかなえる』『人生の秘密』(サンマーク出版)など多数。

「2020年 『習慣化のシンプルなコツ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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