- Amazon.co.jp ・本 (205ページ)
- / ISBN・EAN: 9784569820392
作品紹介・あらすじ
幸福なお金持ちになるためには、「情報」と「未来予測」が鍵となる。そしてそのヒントは、目の前の日常にこそあふれているのである。
感想・レビュー・書評
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「TIME」モスト・インフルエンシャル・ピープル
ファイナンスの知識
金融、財務、バランスシート、損益計算書、キャッシュフロー表
統計に関する能力
コンピューターのスキル
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「いい情報は、いい場所に住みいい人に出会うことによってのみ手に入る」、「いい情報は生身の人と繋がるところにある」など、本書に述べられた筆者の体感は、いずれもまさにその通りと思います。
本書の良いところは、こうしたある種の体感、味得したものをノウハウ的に羅列してよしとする昨今の行間スカスカビジネス本とは異なるということ。数年〜数十年の継続的な積み上げと自己の努力と創意工夫で身につけていくものですよ、という一番重要なところを真摯に伝えていることです。
つまるところ、本書を読み終えたら未来予測ができるようになるものではありません(そんなものはありません)。未来予測が少しでもできるようになるための指南書、伝授書であり、そこから修行するかしないかという話です。
新書で大変読みやすいですが、極めて貴重な叡智が詰まっている一冊と思います。 -
メリルリンチに勤めていた著者が未来予測について書いている。
他人の知らない情報を自分なりに噛み砕いて提供するということが大切だ。
若い頃に死に物狂いで働くと言う経験をしておくと後々生きていくという話もある。
情報を読み取るには蓄積が必要だ。
繰り返すことによって洗練されていく。職人のようなものだ。これは何でもそう。体に馴染ませる、腹落ちさせる。
簡単に結論を求めると失敗する。
何でも蓄積なのだ。
蓄積するといっても、ただやればいいという事は無い。丁寧な仕事を心がけなければいけない。どうやれば洗練されるか、常に考え続ける。これは島田紳助が言っていたのと同じだ。プロ野球選手は素振りをする時、ただ素振りをするのではない。バットを振るだけではなく、実際の投手との戦いをイメージする。ピッチャーとのやりとりだ。それをイメージできないと、ただの筋トレになってしまう。
実際に使うことをイメージする。情報収集も同じだろう。どうやればリアルに生かせるか。
使わなければ意味がない。なんでもそうだ。飾っておいても仕方がないのだ。
学んだ事はとにかく使い倒す。そうすることによって、磨かれていく。逆に、自分にとって実用的かどうかというのが、ものを選ぶ基準になる。使わないものを買ってもしょうがない。どれだけ使い倒すか、どれだけ役に立つか。それが選ぶ基準になる。
情報は幅広く集めておく。新聞やインターネットだけではなく、書店でもスーパーでも情報を集める。自分なりの観点で、世の中がどうなっているのか、人々が何に関心を持っているのか、人々はどういう風に考えているのか、そういうことを見る。
続けていくうちに解像度が上がっていく。
ゴミ情報集めてもしょうがない。
たくさんの情報に触れて、その中で良いものなのか、ゴミなのか、識別できるようにする。
これはとても大切だ。漫然と見ていてはゴミなのかどうかわからない。この本の冒頭で、CIAの元職員が、自分が情報を見ているのは、他の人と同じものを見ている、ただ、その見方が違うのだと言っていた。どんな情報が大切かそれがわかっている。世の中にある情報を自分なりの視点で集めて、CIAと同じように分析すれば良い。これはとても良い提言だ。いい情報とは、自分の人生を切り開く情報だ。
良い情報は、そこら中に転がっている。もしくは日常生活に潜んでいる。普通の人は、それに気がつかないだけだ。
情報をウインドーショッピングする感じでいろいろ見る。そのうちに必要な情報とそうではない情報が見かけられるようになる。
定点観測も必要。自分と嗜好の合う人の意見を見て、彼の予測が当たるかどうか、定点観測する。過去に置いて出版された本を読んで、今どうなるか、どうなっているか観察する。当たっている人が定点観測する価値がある。いつもはずしている人は、それはそれで、その逆を考えると言う意味では良い。
情報収集はいろいろな人と話すことも必要だ。ただし、それには限界があるので、自分の信頼できる人の情報を集めて、その人ならこう考えるだろうというのがわかる位に熟知すること。これでもいいそうだ。定点観測と言う言葉で、著者は言っている。
社会現象見て未来を予測することも必要だ。
この本を読んでいて思うのは、物事を、マインドフルネスに見つめ、推測する。観察力の大切さだ。
物事を観察すると言うのは、すぐにはできない。物事を観察し、未来を予測するのは、10年はかかるんじゃないだろうか。もちろん、やる価値はある。ぜひやろう。
著者は証券取引のことで話しているが、未来予測は、株を買うためだけではなく、役に立つ。いかに観察し、幅広い情報を集め、分析し、実行するか。
著者も言っているように、情報収集を趣味にするのは必要だ。
自分の好きなことだけではなく、世の中で何が起きているのか、広く浅く観察する。そして小さい情報でも、見逃さないこと。この本に書いてある事は、面白い。情報をウインドーショッピングする感じだ。
ランダムに集めていると点が線になる。
情報を集める事は、直接的には自分の仕事を成功させること。あるいは投資を成功させること。しかし、根本の部分にあるのは、自分の人生を豊かにし、幸福で楽しく過ごすこと。見るからに投資に直結しそうな情報ばかりを集めるのではなく、自分の人生や生活にとって楽しくなりそうな情報は、どんどんインプットしておいて良い。これはすごく大切だ。実践しよう。
自分のできる範囲でできるだけ良い場所に行きやれる範囲で良い場所に住む、良い場所に住んでいる友達と人と友達になり、良い場所にある病院に行く、良い学校がある周辺に住む。少しでも良いところや。これは大切だ。自分のできる限り、できる範囲で良いもの。
常に連想ゲームをする。過去に何が起きたかを学び現代とつなげる。今年何が流行するか想像してみる。
自分て集めた情報の中から関心のあることをピックアップし、その情報をもとに様々なことを連想したり空想したり予想する。情報集めるだけでは未来予測はできない。 -
歴史の反復は、突き詰めていくと見えるものがあるんだろうな。
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言っていることはわかりますが、なかなか自分にはそこまでするのは難しいかなぁと思います。とりあえず堺屋太一、ジム・ロジャース、ジョージ・ソロスの本をもう少し読んでいきたいと思います。
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未来予測の力=過去の歴史の知識+想像力
頭に浮かんだインスピレーションによって仮説を立て、その仮説が実際に正しかったかどうかを検証し、次のインスピレーションに反映させるという繰り返し -
将来、必ず算命学を使って多角的な目で投資できるようになろうと誓った
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特殊ではなく日常の情報から、重要な情報を読み取れるようになること。広く浅くランダムにショッピングしていると、点が線になり、何気ないところに潜む情報が掴める。定点観測し、社会現象と人間心理の分析から未来を予測する。
明文化、文章化できない属人的ノウハウが裏にあることがわかりました。 -
著者のことをよく知らないままに何冊か読んだが、妙に説得力がある。
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「情報をショッピングする」という表現は新鮮。たしかに情報を定点観測したり、幅広く見る習慣をつけると、見えてなかったものが見えてくることがある。いい場所に住み、いい人に出会う。それによって希少価値の高い情報に触れることも大事。量と質。価値あるソースは価値ある未来予測を生む。