- Amazon.co.jp ・本 (187ページ)
- / ISBN・EAN: 9784569822730
作品紹介・あらすじ
「だ液」、出ていますか? 「だ液」が出る人は虫歯や歯槽膿漏、病気にもなりにくい! お金もかからない、お口ケアの方法を紹介します。
感想・レビュー・書評
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初めてだらけでかなり勉強になりました。
「唾液放出トレーニング」
・耳の間を人差し指と中指の先で筋肉を揉む様に押す(耳下腺)
顎の内側を親指で押す(舌下腺)
エラの線に沿って親指でなぞる(顎下腺)
(耳下腺、舌下腺、顎下腺は唾液が出る場所)
・舌を唇と歯の間に挟み込みグルグル。
・頬を膨らませたりすぼめたり。
唾液にはパロチンいう成長ホルモンが含まれていて、筋肉、内臓、骨、歯などの発育を盛んにする。同時に上皮と神経因子であるホルモン物質も含まれている為、皮膚や脳を活性化させる作用がある。
唾液は大切な物であり、吐いてはいけない。
簡単なテスト。
①姿勢を正す。
②唇を閉じる。
この時上の歯と下の歯は接触していますか?
接触してるとするとTCH(上下歯列接触癖)という状態らしい。
TCHは口の筋肉が常に緊張していることによって交感神経が優位になってて頭痛や肩こり、慢性疲労にも繋がる。
自分はTCHでした。気を付けよう。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
まあまあ。フランクな文体で知識に乏しい人でもわかるように丁寧に書かれているのは好印象。ただ、同じことのくり返しが多く、医学的根拠を欠くときにちょっと自信がなさそうに各場所があるのが気になる。唾液をいっぱい出すのが権衡にとって非常に役立つことは理解できた。また、平常時に上下の歯がくっついている人はTCHという不自然な状態だというのも本書を読んで始めて知った。意外と口の中の健康状態というのは、ほかの健康本と比べると低く評価されているような気がする。
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食事はよく噛んでゆっくり食べましょうということですね。
歯科医の歯の健康についての取り組み方も昔とは随分変わってきた印象があります。
歯医者だから歯だけを見れば良いという時代は終わってきたのかもしれません。 -
歯周病、糖尿病、動脈硬化、高血圧、がん、インフルエンザ・・・・・・唾液の減少が招く病気は多い。滑舌が悪いのさえも唾液が関係しているとのこと。唾液の減少は、健康に直結しており、健康のバロメーターでもある。医師である著者は、唾液の状態から病名まで言い当てている。著者曰く唾液は万病の元を断つ万能薬であり、しかも副作用もない最高の薬。本書は唾液の凄さと唾液の出し方を教えてくれる。たとえば、食後3分以内の歯磨きは、唾液の力とエナメル質を大きく損なっている。読むほどに生活習慣の軌道修正を余儀なくされた。巻末には唾液分泌のエクササイズがあるが、これが凄い。試してみれば、たちどころに唾液が溢れてくる。食前、食後には是非実践していきたい。