- Amazon.co.jp ・本 (225ページ)
- / ISBN・EAN: 9784569830490
作品紹介・あらすじ
ビジネス書大賞などに輝いた『経営戦略全史』が遂にマンガ化。科学的管理法か人間関係重視か。経営戦略の巨人たちの冒険活劇が始まる。
感想・レビュー・書評
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馴染みのあるフレームワークがどのような時代背景から誕生したのか学ぶことができた。
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原作本の方も読みやすいが、マンガだとキャラが可愛くて覚えやすい!
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概要を体系的に学べて良かった。様々な理論があることがわかり、どういう風に発展してきたかを知れる。
フレームワークに落とし込むことが重要視されてきたが、個人的にはあまり有意性を感じていない。ただ、先人の考えはきちんと学ぶべきだと思う。 -
SWOTなどよく耳にする分析手法が生まれた背景をまんがで学べます。分かりやすいです。
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経営戦略に関して、時代背景に沿って学べるのでとても面白い。
経営者はぜひ読んだ方がいい。 -
◎20世紀の経営戦略は、ポジショニング派とケイパビリティ派の争いであった。
ポジショニング:儲かる市場で儲かる位置どりをする(外部的)
ケイパビリティ:企業内の能力を活かす(内部的)
・テイラー
科学的管理法を産んだ。
▶︎数値による分析で、対象とする鉱物によりスコップのサイズを変える。
・フォード(車)
マニュアル化、流作業により高信頼低コストを実現。また、賃金の上昇も積極的に行なった。
しかし、単純作業による疲れから労働環境が過酷だと言われた。
・メイヨー
社会的存在としての人間を見出した。
労働条件改善のために従業員と面談を行った。面談を行っただけで、生産性が向上した。
▶︎人の労働意欲は労働条件より人間関係が決める。
・組織が大きくなるほど、集権的組織より分権的組織(事業部制)の方が好ましい。
・バーナード
経営戦略とは、外部環境における機会、内部環境における強みを組み合わせること
▶︎SWOT分析が適している
・ゲイリーハメル
コアコンピタンスが大切。
例:ホンダのエンジン技術、シャープの液晶技術。ホンダだとコアコンピタンスはバイクや自動車ではなく、悪魔でもエンジン技術で、この技術から派生して色んな製品に展開されてる。
コアコンピタンスは、技術でもチャネルでも人材でもいいが、
①競争相手に真似されにくい
②顧客価値が高い
③他事業への展開力がある
に則ること。
・ポーター
3つのポジショニングの基盤
1.商品、サービスの絞り込み
2.顧客ニーズ
3.顧客のアクセスのしやすさ -
個々の戦略論の解説は非常にあっさりしている反面、戦略論登場の時代背景や前後の関係性に重きを置いており、戦略論登場のなぜ?に対する理解が深まります。
企業の成功要因を大きくポジショニングによって説明するか、ケイパビリティによって説明するかで時代背景に応じて優位性が変わっていったということだと思います。
時間が無い中でざっくり概要をつかみたかったのでマンガ形式で読めたのも良かったです。 -
企業戦略研究の歴史の全体像を短時間で確認する上で良い参考書だと思われる。ただし、各専門用語の定義が端折られているため、納得感を得た理解が得にくい。加えて、マンガに登場するキャラクターが日本人のメンタリティーで描かれているため、各戦略のコンセプトが登場した背景について、実際の文脈から跳躍している恐れがあり、より現実的な理解が得にくいのではないかと思われる。したがって、興味を持った人物やコンセプトについては、合わせて英語の原本を参照することをお勧めしたい。
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経営戦略は科学的管理法フレデリック.ティラー、人間関係論エルトン.メイヨーから