クラッシャー上司 平気で部下を追い詰める人たち (PHP新書)

著者 :
  • PHP研究所
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  • Amazon.co.jp ・本 (203ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569832050

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  • クラッシャー上司 平気で部下を追い詰める人たち 。松崎一葉先生の著書。部下や後輩を精神的に潰しながら出世していく人がクラッシャー上司。クラッシャー上司の精神構造や誕生背景をわかりやす解説しています。クラッシャー上司は自分絶対主義で傲岸不遜、共感性欠如だけれど、仕事は出来る。だから余計にたちが悪い。クラッシャー上司に出会うか出会わないかは運次第。だからせめて自分は自分絶対主義で傲岸不遜、共感性欠如のクラッシャー上司にならないようにしないと。

  • クラッシャーにならないためには、共感性を忘れないこと。
    意味のない事も、面白いところを見つける意味づけ力や、全体を把握して今が全てだと思わない事、助けを求めることは、メンタルを強くする。

  • 部下を精神的に潰しながら出世していく「クラッシャー上司」。精神科産業医として活躍する著者が豊富な経験に基づいて、クラッシャー上司の具体例を紹介し、その精神構造、社会背景を分析しながら対策を述べる。

    優秀かどうか分からないけれどそんな上司と働いていました。
    自分が未成熟というところも感じるところがある。

  • メインテーマは仕事におけるメンタル面のセルフケアなのだが、将来部下を持ったときのマネジメントの最適解も豊富に書いてある。
    誰でもクラッシャー上司になりうるので、そうならないためにぜひとも読んでおきたい一冊だった。

  • クラッシャー上司とは、下記書籍でいうところの「上司専制型リーダーシップ」だと理解しました。

    パワハラ上司を科学する
    https://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480075345/

    適切なマインドセットを持った方を昇進させ、クラッシャー上司に該当する考え方を持った方を昇進させない仕組みの作成と運用が肝要なのだと思います。

    日本の大企業で、パワハラの予防に向けた適切な仕組みを作って、運用できる会社を…イメージできませんが…

  • 松崎一葉著『クラッシャー上司:平気で部下を追い詰める人たち(PHP新書)』(PHP研究所)
    2017.1.27発行

    2017.1.21読了
     真面目な社員や若い社員を潰して、ただひたすら自分だけ上昇しようとするクラッシャー上司。企業も数字を上げてくるクラッシャー上司を簡単に処分することができず、職場環境はますます劣化していく。しかし、著者が言うように、クラッシャー上司自身も未熟型うつやパーソナリティに問題を抱えているケースがある。クラッシャー的傾向が多くの社員の中にあるからクラッシャー上司が生まれるなら、クラッシャー上司を一方的に糾弾して排除しても無意味だ。クラッシャー上司の更生方法や実際の更生事例などの紹介があればなお良かったかな。

    URL:https://id.ndl.go.jp/bib/027818335

  • すごく面白かった。うちは母がクラッシャー上司なんで、とりあえず…と思って買って読んでみたけど、精神的に未成熟というのを見て合点がいった。薄皮饅頭論が出てきて、とても納得できた。

  • かなり真面目な研究本、真面目過ぎて役立て辛いか

  • 会社のハラスメント教育コンテンツよりよっぽど面白いしためになる。そうか、ハラスメントの本質は「共感性」のなさ。ハラスメントを受ける立場としても、してしまう立場としても、大変勉強になる。

  • 能力は高いが鈍感かつ共感力が低く部下を犠牲にして出世して行く上司の事。別名潰し屋。恐らく昭和の会社ではありふれた光景だったと思われる。
    事例1のA氏の様に面倒見の良いともとれる人がいたり、職場に合わないと過剰な自信で反抗かつ休職する部下もいるため判定が難しいであろう。また本書で指摘される通り利益を追求する組織としては看過せざるを得ないという面もあろう。
    事例3のC氏の様に出来る部下を警戒して潰しにきた挙句ガールズバーの不正出金で降格される下衆や全ての面を兼ね備えたクラッシャーX氏が上司だった場合は正直辛いだろう。ただX氏については異常な精神力の強さで「怪物」と称される様にこのくらいでないと社会的な成功は得られないのかもしれない。
    終わりにクラッシャー上司への対応も書いてあるのが親切。見て見ぬ振りをする同僚にならぬ様反面教師としたい。

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著者プロフィール

医学博士、筑波大学医学医療系教授

「2017年 『クラッシャー上司』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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