第4次産業革命! 日本経済をこう変える。 (PHPビジネス新書)

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  • PHP研究所
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  • Amazon.co.jp ・本 (195ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569832647

作品紹介・あらすじ

UberやAirbnb、アマゾン、グーグルなど世界最先端のビジネス、AI、自動運転の進化を紹介。日本企業がチャンスを掴むための戦略を徹底分析。

感想・レビュー・書評

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  •  すべてにおいて素晴らしい政策ばかりだが、ここまで分かってらっしゃるのならご自分でリーダーシップを採って引っ張っていただきたい。
     最終章は高級官僚に向けた提言であり、我々ビジネスマンにはあまり響かないものだった。

  • 「インベンション」と「イノベーション」
    前者は技術的に新しいことができるという発明発見
    後者はそれを「社会的に問題がないか」「投資家や銀行などから資金調達できるか」などさまざまな問題をクリアして実現させること
    とあります。
    おそらくインベンションよりも既存の技術やスキルに基づいたイノベーションが必要なんでしょうね。

    これから必要な3つの心構えとして
    コンパス・オーバー・マップス
    レジリエンス・オーバー・ストレングス
    ラーニング・オーバー・エデュケーション
    地図よりコンパス
    強さより復元力
    お勉強より自分で考えて学ぶ力
    があげられてます。
    「何かが起こってからどうするか」が試されるんですよね。

    AI×ロボット×IoT×ビッグデータ×シェアリング・エコノミー
    第4次産業革命は全然遠い未来ではなくあっという間に来そうな気がします。
    そのとき自分が求められる存在になりうるのか。
    担い手の少ない少子高齢化時代に子供達をできるだけ取りこぼさず人材に育てることができるのか。
    今大人に課せられる義務は大きく多いと思います。
    余裕かまして生きてられへんなと思います。

  • 第4次産業革命というのは選択できる問題ではなく、目の前の現実問題なのだ。

  • 日本アメリカ化おじさんのindustry4.0の予想本。目新しさはない。やはり規制緩和が大事論。ワンパターンだな。結局日本は世界の革新に付いていけてないと言ってるだけ。

     竹中さんも日本を変えたいと本当に思っているのだろう。でもアメリカのまんまにすればいいというものじゃないだろう。欧米崇拝すぎる。そのへんが不信感。
     日本もアメリカになればうまくいくわけじゃない。日本独自の自立をしなければ。アメリカだっておかしな社会。アメリカの真似だけじゃあだめ。アメリカとは違う独自性を持たないと。


     ただ、今のままの規制だらけで既得権益保護の日本より、竹中さんにぶっ壊されて歩み始めた日本のほうが良いと思う。

     AI、IoTなどで激変するこれからの社会で必要なのは、やはり規制緩和だな。

  • ウーバーが7兆円産業とは知らなかった。

  • 第四次産業革命に向けた筆者の提言。インターネットがもたらした新しい技術によって、社会の枠組みが大きく変わる。我々はこの大きな社会変革、「第四次産業革命」に向けて、新たな社会制度を整えていかなければならない。全体を通して、民間企業の活躍を予言する場面が多かっったのが印象的。外国の民間企業や、官民共同の姿勢を引き合いに出し、日本の縄張り主義的な風潮を批判する。第四次産業革命に働き方改革を絡めて主張するのは面白いと思った。しかし、実証的な主張に欠ける面があり、短絡的な主張も多分に見られた。

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著者プロフィール

1951年生まれ。慶應義塾大学総合政策学部教授、慶應義塾大学グローバルセキュリティ研究所所長。経済学博士。一橋大学経済学部卒。日本開発銀行、大蔵省財政金融研究所主任研究官、ハーバード大学客員准教授等を経て、現職。2001年小泉内閣で経済財政政策担当大臣、2002年に金融担当大臣、2004年には郵政民営化担当大臣を兼務。2005年総務大臣。この間、2004年には参議院議員。2006年小泉内閣の解散とともに辞職。著書に『研究開発と設備投資の経済学』(1984年、サントリー学芸賞受賞)、『対外不均衡のマクロ分析』(1987年:共著、エコノミスト賞受賞)、『日米摩擦の経済学』(1991年)、『民富論』(1995年)、『経済ってそういうことだったのか会議』(2000年:共著)、『構造改革の真実――竹中平蔵大臣日誌』(2006年)、『闘う経済学――未来をつくる[公共政策論]入門』(2008年)、『改革の哲学と戦略――構造改革のマネジメント』(2008年:共著)など。

「2013年 『パターン・ランゲージ 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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