- Amazon.co.jp ・本 (259ページ)
- / ISBN・EAN: 9784569837932
作品紹介・あらすじ
なぜ無責任な人ほど出世するのか。職場の「暇な50代」をうまく生かすためには? 研究結果と具体例を挙げて問題の本質と解説策を説く。
感想・レビュー・書評
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働くことに関連する様々な要素をコンパクトにまとめた良書。
色々な考え方を総花的にまとめているというよりも、筆者が自分の言葉で咀嚼して、簡易に語っているところに好感が持てた。
前半は、出世、上司にまつわる話。
出世する人が無能に見える訳、若いころに”職場の意味不明”と思っていたことを出世すると問題なくやりたがる
など、職場あるあるの構造が、シンプルに解き明かされる。
すごく腑に落ち、ある意味、目からうろこ状態。
自分も20年以上働いているけど、ここに書いてあるようなことを実体験として経験しながら、その仕組みに気付けていないということに、自らのニブさをひしひしと感じた。
後半は働くことにまつわる、色々な考え方、要素がテンポよく提示されて、新書でこれだけの範囲をカバーできるってなかなか良くまとまっていてコスパが良い本だと思う。
それぞれの考え方は導入レベルなので、気になった考え方はそのテーマを深めるために別の本を読んでいけばよいと思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
残念な職場 53の研究が明かすヤバい真実。河合薫先生の著書。どのような職場やどのような組織でも似たような問題を抱えていて、似たような問題児がいる、それがよくわかります。所属している職場や組織に不平不満を感じている人におすすめです。私も不平不満があるけれど、この本を読んで気持ちがすっきりして楽になりました。
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客観的に見た数字に基づく話の本。
また女性活躍で無能女性に下駄を履かせてる人事も是非読んだほうがいい本。 -
著者の人間らしさにクスッとしながらも、どこまでも本来は「人」だよなぁと思わされた本でした。
組織は残念な方が上にあがっていってしまうことは、心当たりが大アリでした。 -
人は環境で変わる。
疲れすぎると疲れを感じなくなる。
SOC。 -
すごく面白かった
なかなか教えて貰えない現実的な話 -
冒頭から「無責任な人ほど出世する職場」が数多く
ある、と結論付けられています。
まあ、うまく立ち回った人が出世するのが今の
会社のありようである、と言ったところの結論です。
そうであるなら「残念な職場」だらけじゃないか、
となります。
そう、日本は「残念な職場」ばかりなのです。でも
最後の方に、それを変えるためにはどうしたら
良いのか。という希望も語られていて、少し安心
します。
「まだまだ捨てたものじゃないぞ日本の会社」と
ポジティブに思って読むのが正しい一冊です。