副業・人脈・好きなこと 人生が変わる「オンラインサロン」超活用術

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  • PHP研究所
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569840932

作品紹介・あらすじ

特別な能力がなくても、ゼロから「仕事と仲間」がつくれる! オンラインサロン運営の第一人者が、多くの成功例から得たノウハウを公開!

感想・レビュー・書評

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  • ちょうど現職で行き詰っていて今の仕事に限界を感じていた時に本書に出会った。
    最も影響を受けたのは「会社での自分が全てではなく、環境を変えれば違う役割が見つかる」という著者の言葉だった。
    どうしても古い世代は未だに会社にしがみついてしまい、苦しくても踏ん張って、踏ん張れなければ弱い自分だと自己否定をしてしまうのだが、それは会社以外に自分の居場所がないと思っているからだ。
    本書との出会いを大切にして、新しい自分の居場所を探してみたいと思う。


    ・私の経験から身も蓋もないことを言いますね。「スキルなんて、じつは誰でも大して変わりません」。会社員として働いている仕事だって、「あなたにしかできない」というものは、それほどないのです。ちよっと寂しい気持ちになりますが、あなたが倒れたら仕事が止まる・・・それでは組織は回りません。だから、コミュニテイで何かの役割を担うときに、誰よりもすごいスキルを持っている必要はないのです。
    あなたのスキルは誰にでもできるものかもしれない。でも、その瞬間、その場で、目の前のメンバーにその役割を果たしてあげられるのは「あなた」だけなのです。
    はじめの一歩を踏み出す人に必要なのは、その役割を誰よりも上手にこなすことではなく、周りの人に「私がこれをしましょうか?」と声をかけて「ありがとう、じゃあお願いします」と言って貰える人になる、その関係をつくることなのです。

    ・長い間、周りの求める役割を一生懸命にやってきた人に多いのですが「何がやりたいのかわからない」という人もいるでしょう。そこで無理に「自分は何をしたいんだろう?」と考え出すと、人生の棚卸しをしたり、自己分析をはじめて迷い道に入ってしまいます。もちろん、今は自己分析をしたいと思ったら、その方向でも構いません。
    でも、そういう人にぜひお伝えしたいのが、「ひとりで紙やパソコン画面と向き合うよりも、他者を鏡にしたほうがいいですよ」ということです。自分がどういう人間か、目分で言葉にするのはとても難しいものです。だから、早くオンラインサロンに入会して、他者と絡んでみましょう。
    お勧めしたいのが、「ツール」として何を使えるようになりたいかという「どうやって(HOW)」の部分からオンラインサロンを探して学ぶという方法です。

    ・HOWが合ったらWHOとWHATを見つけます。一番お勧めなのは、サロンのオーナーや、同じサロンに入った会員メンバーに、どのようにしてあなたは「助けたい人(WHO)」と「何をするか(WHAT)」を見つけたのかを聞いてみることです。

    ・目の前の人と仕事をするために必要なのは、【1】誰のために何をするのかが明確になり、【2】オンラインサロンでは、メンバーと関係構築をして、相手に貢献すること、それを通して「信頼」を貯めていき、お金を介さずに知識や知恵を分けてもらったり、手助サをしてもらえるようになります。これはO.<ef-Nでもっと詳しく書きますが、「少しだけお金の節約が出スキルと自信を備えて、【3】】相手の信頼を得るだけです。

    ・オンラインサロンでは、メンバーと関係構築をして、相手に貢献すること、それを通して「信頼」を貯めていき、お金を介さずに知識や知恵を分けてもらったり、手助けをしてもらえるようになります。このような人間関係性をつくれたことで、「何をするにもお金が必要だから、お金を稼ぎ続けることが絶対に必要だ」という追い込まれた心理状態から解放されました。自分が必要とするスキルや情報を持つ人と、このような関係性をつくるには、一定の時間の投資や、感情の投資が必要です。

    ・「信用経済」「評価経済社会」という言葉を聞いたことはありませんか。これは、お金を価値やサービスの交換対価としてやり取りをするのではなく、依頼するその人自身への信頼や、感謝の気持ち(評価)を交換通貨として扱う、という考え方です。ほとんどのオンラインサロンでは、お金で済ませるやり方がそぐわない文化になっています。

    ・自分の直感に従ってサロンに入ってみてください。ピンとくる理由は、サロンオーナーの発信や、そこに参加している人のコメント、紹介、なんでも良いです。まずは「他者を鏡にして自分を知る」という視点でサロンを活用することをお勧めします。
    ・オンラインサロンでは、普段の自分が付き合っている人とはまったく別の人と交流することになります。いまの環境で普通、とくに価値があるとされていないスキルやその人の特性が、他の場所に行ったら評価される、ということはよくあります。
    ・他にも、会社では当たり前に使っているエクセルのスキルが、それが苦手な人ばかりのコミュニティに参加して、ちよっとしたことをしてあげただけで大変喜ばれる場合もあります。
    ・仕事で使うスキル以外でいうと、性格的な特徴も喜ばれて価値になります。あいづちが上手である、コメントがうまい、応援力がある等、こうした特性が人に受け入れられて関係をつくることができると、新しい場所に出かけることが楽しくなります。
    ・どこにいっても、「私はまずこうしたらうまくいく」という成功体験を持つことは、人生を変えてしまうといっても過言ではないくらい大切なポイントだと思っています。
    ・どんなに些細なことでも、場所を変えると強みになります。自分が普通にしていることが、場所を変えれば魅力(武器)になると理解して、それを繰り返し使えるようになると、人間関係がぐっと楽になります。

    ・自分がサロンに入会して、初対面ばかりの中で、自己紹介で「今の困りごとや将来やりたいことを共有」している人と、「名前と会社名」しか分からない人がいたら、前者の人の方が何を話したら盛り上がりそうか、喜んでくれるのかが分かりやすいですよね。これは、オンラインでもリアルの集まりでも同じです。あなたの目的や強みや弱点は、極力伝えてあげると親切です。
    ・人の自己紹介を聞いていて思うのが、皆さん「現在やっていること」は話してくれますが、なぜそれをやってきて(過去)、これからどうしたいのか(未来)はなかなか話してくれないということです。
    ・「なぜ」には必ずその人の感情が入っています。感情を伝えてもらうと、相手に共感・感情移入がしやすくなりますので、なぜ、を聞いてみることをお勧めします。自然と相手の方に人間としての興味がわいてきます。
    ・そして、「どうしたいか?」という未来を聞くことも大切です。いまやっている仕事は、その人の現在地点でしかありません。いまその瞬間に、相手の「現在地点」の仕事への興味関心があなたになければ、そこで話が終わってしまうのです。しかし、今後どうしたいか?」という方向性を聞くことができると、時間をおいた後でも、その方向性に近い領域に自分が近づいたときに、再度連絡を取るきっかけができます。

    ・サロンの良いところは、参加者たちに、今後も関係性をつくるという共通認識があることです。これが単発のセミナーですと、次に会う可能性ほかなり低いのです。ただ一度会っただけの人に対して、親切心は起こりにくいでしょう。

    ・オンラインでの初対面にも気を配りましょう。リアルな勉強会で知り合った人とは、その場でFacebookで繋がります。そのときに、ニックネームではなくできる限リ実名で登録をしておくのと、プロフィール社員も自分が一番明るく写っている奇跡の1枚を使いましょう。よく顔写真ではない、動物やアニメのイラストの人もいらっしゃいますが、怪しい印象になるたけなのでできる限り目分の顔を出してください。基本的にオンラインサロンに入会してくる方は、会社員や主婦など普通の方々です。同じサロンに入会したものの、まだお会いしていない方にとっても、顔を出していたほうが安心感もあります。

    ・相手に対して、批判や評価の気持ちをいったん外して、その相手の人の話を聞くことは驚くほど難しいのです。先入観を持ったり、目分の考えと合っているかどうか、とジャッジする思考はほとんど無意識なので、相手の話を批判せずにただ聞く、と意識するだけでもかなり違います。

    ・凡人のための影響力を発揮する仕方をまとめると、①人に相談して、アドバイスをもらう、②実践報告をして、講師に喜ばれる、③「あいつどうなったかなあ」と気になる存在になる、④実践のお陰で成長することにより、講師と協力関係になる。

    ・オンラインサロンでは、前向きな雰囲気でブレストがよくはじまります。ただ、グループの中で盛り上がった「こういうのがあったらいいよね」というアイデアを着実に形にしていこう、という人は少ないものです(笑)。そのため、”ふろしきをたたむ”という役割の人がとても重宝されます。(ちなみに、これができるようになると、いろんな人から引っ張りだこになります)。”ふろしきをたたむ”とは具体的にどういう行動になるのかというと、Facebookグループや、雑談でふわっと出てきた「あったらいいね」「やりたいね」というものの、誰も指揮を取らない妄想話の企画を実現するということです。一言言えぱ良いのです、「企画します」と。
    ・そして、「手伝うよ」と手を挙げた人とサロンオーナーとしてグループチャットを作ってしまうのです。これでイべントの運営チームの完成です。チームリーダーはあなたです(笑)。まず、チャットにその盛り上がった会話のまとめを投稿することです。そのグループチャットで決めるべきことは、①何をやるか(コンセプト)、②いつやるか、どこでやるか、③誰が何を担当するか、です。
    ・そしてもうひとつ、リーダーがやるべきことは、ファシリテーション(会議の仕切り)です。話し合いの進行さえできれば、イべントの企画を進めていくことはできるのです。話し合いの内容を決めて、(必要があればオンラインで直接話し合いをして)、ひとつひとつ決めていけば良いのです。
    ・あなたは、ミーティングでのファシリテーションと、「決まったこと」「決まらなかったこと」「次への宿題」という3つを議事録としてチャットに残し続けるだけで、「頼れる人」になります。「えっ、そんなことでいいの?」と思うあなたはできる人です。結構苦手な人は多いんです。

    ・お勧めのマッチングサイト
    ①DMMオンラインサイト、②クラウドワークス

    ・この本を通してお勧めしたいのが、「いま着せられている役割が、いまひとつ自分にしっくりこなかったら、新しい環境に入って、新しい人間関係のなかで、普段とは違う役割を見つけてみませんか?」ということです。
    ・いまのあなたが、”唯一の本当のあなた”ではありません。誰と一緒に過ごすかで、どんな自分が引き出されるかは変わります。オンラインサロンが流行したことで、気軽に新しいコミュニティに参加をすることができるようになりました。ぜひ、好きな自分の在り方を見つけてみてください。
    もしも、いまいる環境が苦しかったり、居心地が悪ければ、別の場所で生きていけばいい。無理はしなくてもいい。私はそんな風に思えるようになってから、ずいぶん楽になりました。

  • 読後、オンラインサロンに対する熱量は上がらなかった。

    80対20の法則、副業ではCtoCプラットフォームという周辺情報を得た。

  • オンラインサロンの活用法全般が記載されてる

    •自己紹介
    •嫌われないためには
    •信頼を貯める
    •コラボ
    •影響力を発揮させるために
    •お金を稼ぐには➡︎信頼を貯める

  • オンラインサロンの主催者側の気持ちを知るにはいい感じ。ホリエモンや西野さんなどトップレベルのサロン運営者ではない、ノーマルな運営者の考えを知ることができる。

  • 副業・人脈・好きなこと 人生が変わる「オンラインサロン」超活用術
    著:中里 桃子

    オンラインサロンとは、月額数千円から入会できるネット上のコミュニティである。DMM.comなどがプロットフォームとして、毎月新しいオンラインサロンをリリースしている。ここでは、有名なコンサルタントや全国の会員とインターネットを通して、また定期的に開かれる勉強会で、実際にあって交流することができる。オンラインサロンを使えば、たった数千円で付き合う人を一気に変えてしまうことができる。

    オンラインサロンを通して、今まで出会えなかった人とつながり、その中で自分らしい「仕事や仲間」をつくる練習をする。今の職場でも使える「武器」を手に入れたり、好きな分野で「副業」したり、新しい「活躍の場」を複数つくることができる。

    人との交流の中で、自分に適した役割を発見したり、発見されたりすることによって、新しい自分をみつけるチャンスがそこにはある。

    本書の構成は以下の3章から成る。
    ①オンラインサロンを使いこなす
    ②影響力を発揮する
    ③お金を稼ぐ

    私自身、オンラインサロンに触れたこともなく、何ができるかわからないまま、可能性を広げるべく本書を手に取った。
    自身の目的としては、副業するためでもなく、転職や開業の足掛かりとしてオンラインサロンに触れたいというのではなく、あくまで今の仕事に活かしたいという思いで学びを求めた。

    人脈を広げたり、活用して今の業務に直結させるのではなく、凝り固まった頭を柔軟にほぐしながら外部の業界や外部の方と接することで刺激をいただき、現状の延長線上にない、考えや能力を身に付けるきっかけとなればと考えた。

    見えない将来に対する不安に対しては行動するしかない。そして、より外との接触を意識する中で閉塞感を取り除く必要がある。業界を超えて必要となる「人」や「能力」は共通する点も多い。その本質を探りながら悪あがきであっても多くを学ぶ機会を探し続けていきたい。

  • ・オンラインサロンとは
    └会社、地域、家族とは別のコミュニティ
    └時間と場所に制限されない

    ・すること
    1.ユーザーとして使いこなす
    2.仲間を作って影響力を高める
    3.信頼を獲得し、仕事や生活に活かす


    1.ユーザーとして使いこなす
    ・選び方
    └コンテンツ
    └交流会の頻度
    └スキルアップ
    └参加者属性(自分と似た感覚の人が多い方が居心地が良い)
    └一定の規模(ある程度活発の方が良い。どこのコミュニティでもアクティブ率は2割くらい)

    ・活用5STEP
    └参加
    └自己紹介(現在だけでなく、過去→現在→未来で語る、Whyも語る)
    └嫌われずに好感を得る(表情を付ける、相手に興味を持つ)
    └信頼を溜める(相手とのスキル交換、すぐに金銭に交換しない)
    └仲間とコラボ

    2.仲間を作って影響力を高める
    ・影響力
    └発信する力(受信して、自分からコメントしてコミュニケーションをする)
    └循環させる力(影響を受けて実践する→教えてくれた人にFBする)
    └変化させる力(環境の一端を担う。勉強会など)

    ・コツ
    └イベントの手伝い
    └願望をキャッチして仕切る(自分が率先してやる)
    └レポートやブログを書いてシェア
    └コンテンツや勉強会の議事メモシェア
    └仲間の告知の手伝い

    3.信頼を獲得し、仕事や生活に活かす
    ・仕事に活かす
    └交換式(まずは無料で行い、それを拡散させていく)
    └お金を払って頼みたいと思わせる

    ・お金よりも信頼を溜める
    →換金した時点で信頼も精算される。

  • オンラインサロンについて知りたくてこの著者の2冊目を読ませていただきました
    ただ2冊読ませていただいたのですが、どうも頭に入ってこないのは私の理解力がないのかもしれません
    私の結論としては本で知識を得てやるより、実際に入って行動した方が理解は早いだろうと言うことでした
    きっと実際入ってみたら著者の言いたいことはこういうことだったのかと思うことは多いのだろうなと感じました

  • 今流行りのオンラインサロン。
    今後のためにも読んでおきたい。

  • オンラインサロンに興味があるけど、よくわからないという人におすすめです。自分にあったオンラインサロンの発見の仕方やオンラインサロンでの振る舞い方が学べます。
    人生100年時代といわれるいま、自分も会社以外のコミュニティに所属する重要性をひしひしと感じています。ただ参加するのではなく、明確な目標(スキルをみにつけたいのか、異業種の人にあいたいのか)を持って参加するが大事だなぁとかんじた。さらに本書に書いてある通り、以下の3つの主催者視点を持って活動することも目的を達成するためには必要不可欠だろう。
    1自分ができることを考える
    2不満を自分でなんとか解決する
    3雰囲気や流れは自分が作る

  • フォトリーディング&高速リーディング。
    読了。

    オンラインサロンについて知りたくて読んだ。多少役に立ちそう。

    下記に付箋を貼った箇所の要約をのせる:

    15:「人脈とは自分が貢献できる相手のこと」

    33:大前研一著「時間とムダの科学」によると、人間が買われるのは、「転職」「引っ越し」「絶縁」の三つ。オンラインサロンではそれが容易とのこと。

    54-55:講座型のオンラインサロンでは友達を作りやすい。

    56-57:DMMオンラインサロンで探せる。

    71:オンラインサロン内で仮想通貨をやりとりしている例。

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著者プロフィール

株式会社女子マネ代表取締役。
オンラインサロンの立ち上げ&運営パートナー。
コミュニティマネージャー。
職人家系の長女生まれで「人に頼るより自分でやろう」というタイプ。「自分の腕で食べていく」ために独立を目指し、様々な資格取得や起業塾に入るが、ひとりでは自分の苦手分野につまずき、どれもカタチにならず、会社員としても20代で7社を転々とする。転機になったのは2013年、社外コミュニティ運営に関わったこと。会社員を続けながら、100名規模の読書会の運営や3年間の貸し会議室運営を経験。複業会社員やフリーランスとチームを組んでマネジメントする方法としてコミュニティ運営スキルを習得し、2016年に創業。自社の社員もゼロのまま、10数人のフリーランスや会社員・主婦と協業しながら上場企業の新規事業立ち上げにも関わっている。2019年に著者自身の妊娠で働く時間を3分の1にするも、売上は2倍になるなど安定して会社を成長させている。

「2020年 『自分の居場所をつくる働き方』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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