やりたいこと探し専門心理カウンセラーの 日本一やさしい天職の見つけ方
- PHP研究所 (2019年9月26日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784569843131
作品紹介・あらすじ
「今の仕事で10年後、幸せになっている?」。何歳からでも大丈夫、必ず自分が成長できる天職の見つけかたをやさしく教える心理学。
感想・レビュー・書評
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退職したばかりで転職先を決めてない、そんな27歳のぼく。「自分に合った仕事はなんだろう?」そんな思いを胸にAmazonでこの本をポチりました。
27歳にもなって好きなことやりたいことが見つからない人生を情けなく思います。
逆に、一番、年齢を気にしているのが、20代後半から30代半ば。胸を張って若者とはいえず、中年というにはまだ早い。10代のように、何も考えずにいられる余裕はない。でも、50代、60代のように達観するにはほど遠い。だからこそ、悩んでしまう。
P202
まさしくこれです。30目前の焦りがどっと押し寄せてきて、たまに押しつぶされそうになることがあります。「もっと若ければ色々と挑戦できたのに・・・」何度そう思ったことでしょうか。同級生ではバリバリ稼ぐ営業マンや結婚して子供もいる人もいます。そういう人たちと比べると余計に自分が惨めになってきてしまうのです。
怖じ気づいている自分を認めたくないから、自分自身にウソをつく。こういうことは恋愛だけでなく、人生のあらゆる場面で起こります。天職を見つけるときにも、これとほぼ同じことが起きます。
P100
ぼくの人生はウソだらけの人生です。小学生の頃は父が床屋だったのでそれに憧れて床屋になるのが夢でした。でも中学になって親が離婚して父と触れ合う機会がなくなり、床屋に対する情熱がすーっと消えました。
中学のころに初めて演劇を文化祭でやりました。自分の殻をやぶって役を通して客にさらけ出す快感は今でも忘れられません。このときは役者を志しました。それから高校、大学と芸術系の学校に行って映画や演劇などを学びました。学生時代の大半を芸術に捧げたのです。
しかし、大学卒業間近に近づきある不安が胸をよぎりました。「芸術で食っていけるわけないだろう。目を覚めせ」、そんな悪魔のささやきにぼくは負けてしまいました。それから芸術で食っていくのはやめました、安定の会社員の道を目指したのです。
「未完の行為」とは、簡単にいうと人生でやり残したこと。自分でも気づいていない、過去の人生の心残りのことです。誰にでも、やりたかったのにやれなかったこと、一つくらいはあると思います。
P106
人生でやり残したこと―それはやはりぼくにとっては演劇なのかもしれません。仕事をしているときや夢の中で舞台に立ってたあの頃がフラッシュバックすることがあるのです。自分ではすでに諦めた夢のはずなのに…言葉では諦めたと言いつつも心では演劇に未練があるのかもしれません。
もし、天職を見つけたいなら。
もし、心のモヤモヤを晴らしたいのなら。
結局、僕たちに取れる選択肢は、一つしかありません。
「今からでも、やるしかない」
このとてもシンプルな答え。天職を見つけるには、必須なんですよ。
P206
この本を読む前のぼくは「もう27歳だし新しいことに挑戦するのには遅いだろうな・・・」と人生諦めモードでした。
しかし、この本を読んでからはその不安が軽くなりました。何かを始めるのに年齢なんて関係ない、そんな風に思えたらです。
もう自分にウソをつくのはやめます、死ぬときにやり残したことを嘆く人生はやめます。周りの目を気にしながら生きるのも嫌です。
27歳、まだまだこれから。やるしかない。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
面白い、けど少し物足りない?
★レビュー
内容はとても読みやすく、素晴らしいと思ってます。
短期的な転職ではなく、長期的に探していくはじめの一本となる初心者本ですね。
★4なのは、内容が心理的なものが多く、スモールステップのなどの行動面のアプローチがもう少しほしいなと思いました。
★感想(ネタバレもあるかも?)
この本の好きな所は、2章の天職の定義部分。
・内発的動機づけ (好きという気持ち
・自己決定要因 (自分で選び決めること
・意味への意志 (自分にとって意味ある仕事
自分がぼんやり思ってたことを言語にしてくれるって最高!
この3つは簡単なようで、難しい(と、私は思ってます)
だって、誰にも分かんなくね?(笑)生きてくうちに変動するしね(オオキクナッタラパパトケッコンスルー
ただ、この3つ全部がなかったら、辛いとは思う
だから、探す、というより自分自身に問いかけるのがいいのかなーって思った。常には面倒なんで、たまに(笑)
他の好きなとこ
3章
『やりたいことの見つけ方は、思考ではなく行動』
これは、最近ようやく共感するようになった。
思考でのイメージと行動してからの実感では全然ちがう。
行動が怖くて動けん、だから思考しちゃう。妄想爆発♡
妄想するとさらに不安が増えるから厄介よね(笑)
どんな一歩でもいいから、踏み出してみる。やってみよう!
『学生なら問題ないけど、社会人になると問題になるタイプ』
『不安でも動き出す人が本当にやりたいことをみつける
((一部略)自分で考えて名刺を作ってみましたホームページを作りましたコラムを書き始めました残念ながらどれも失敗しました。でもオリジン型の行動はこれ以上ない刺激的な体験でした)』
これも、最近ようやく何を言ってるのか分かるようになってきた。大学生時代とかは脊髄反射的に、好きなことをしていて楽しかったけど金を稼ぐってのが絡んで急に分からなくなってしまった。取り敢えず就いた仕事を覚えることに必死になるうちに、量産型社会人になってたよ。日銭暮らしに近い感じで生きていた。サヨウナラ、あの頃の僕…(遠い目
なんにせよ、急には変われない。
先ずは、やりたいことを少しずつやってく。スモールステップ!
『結局、人間というのは、背中を見せることでしか教育なんてできないのです。』
この言葉…すごく、好きです!( ・ิω・ิ)キリッ
というのも、僕は教えるのが楽しい。でも、難しい。
一方的なものは教育じゃなくて、自己満足って思うから…
『どんな服装で働きたいかを考える』
こんな視点なかったけど、ありかもと思った。考え方も素晴らしい。見た目って意外と脳を騙せるから大事よね。仕事のジャンルを選択するのにとてもいい。
就活をしてたときは、世間を知らなさすぎたんや
これからで、ええんやで…
『人と関わる数と質から、やりたいことを考える』
・人と関わらず一人で黙々職人タイプ
・人懐っこく華やかな社交的タイプ
・狭く深く人と関わるタイプ
の3つが記載されてる。
この視点も僕は言われないと気づかなかった。
世間を知らなかったんや…
これからで、(以下略
この絞り方は、僕が思うタイプと今の業種で求められるタイプにギャップがあり、イメージつかない……
誰か、お話しよ?(笑)
5章
『この本は経営の本ではないので、そこにはふれませんが「どうすればお客さんが気持ちよくお金を払い、自分自身も気持ちよくお金を受け取れるか」そこをしっかり学び考えることはとても大事です。』
天職ときっては切り離せないお金の話。この本でも色々触れてますけど、この一行だけでなんか笑っちゃう。
エヘヘ♡
こだわりというのは、ここから来るんだろうなって
自分が楽しいとか、やりがいがあることをして、相手にとっても受け取る価値のあるものだったら…素晴らしいよね。
ウィンウィンの関係。
いっぱい書いた、つまり好きな本。物足りないとか書いてごめんね -
天職は個人の価値観で変わってくるし、意志ある行動から天職が見えてくるということがわかった。
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作者の経験論に基づく内容。エビデンス等はなく、「自分に正直に行動する」が一貫した主張。
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職業訓練校で借りた本でしたが大変良い本でした。自分でも買おうかと思うくらい。※ちゃんと転職先が決まったら買います(笑)
心理学の本ですが緩やかで見やすい組版で、やさしい丁寧な言葉で繰り返し綴って下さっているので本を読むのが苦手な方でもスラスラ読めるのではと思います。(読むの遅い私がトータル1時間半くらいで読めたのでw)
「天職の見つけ方」の文字が強調されていますが、その前の「やりたいこと探し専門心理カウンセラーの日本一やさしい」が、どちらかと言えば肝ではと思いました。なので、別に天職を探してるわけじゃないけど、やりたい事がある人、その付き合い方を悩んでる人、やりたい事がよくわからない人にも刺さる部分があるのではと思いました。 -
10年勤めた職場を鬱で退職して1年、これから自分の生き方をどうしようかと考え、大学時代に諦めた心理職の勉強をしようかと悩んでいた時に図書館で出会った。
「未完の行為」。まさにそれで、ずっと胸につっかえたままだった。自分の能力はそこまでないからと、たいして努力もせずに諦めた大学時代。
好きなことはいくつかある。でもずっと引っかかっているのは心理の勉強がしたい、したかったという思い。
そろそろ再スタートを考え悩んでいた時に出会えて良かった。これからは心理職を目指すことを目標に、どういうアプローチが最も自分に合っているかをじっくりと考えながら一歩踏み出したいと思た本。 -
印象に残った一節
フランクルの本は読んだことがあり、やはり好きな考え方だなと思いました。
生きる意味を失うと人は心を病む。逆に、生きる意味を持つ人ほど、強靱な精神を持つと考えました。そして生きる意味の見つけ方について、「人間が人生に、意味を求めても答えは出ない。人間の方こそ人生から、意味を問われているのだから」。 -
行動が大事。5分行動する。
好きなものを受け入れる。
後悔のないように!