現役大学教授が教える「お金の増やし方」の教科書 勝率99%の科学的投資法
- PHP研究所 (2020年10月29日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784569847788
作品紹介・あらすじ
「株は科学です」――現役大学教授が20年の研究の末に編み出した、「誰でも確実に資産1億円を達成できる2つの投資法」を伝授。
感想・レビュー・書評
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ざっくりと、優良株が高配当のときに買って、配当で我慢しつつ値上がりしたら売る、という戦略。年10%程度のリターンを狙うのであれば合理的な方法かも。とはいえ、どれだけ合理的であったとしても、結局は損をしているときに選択した戦略を信じきれるかがキモ。
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【読書メモ】
会計学を専門とする大学教授が実践している株式投資について説明している投資本
基本的には長期投資なので下げたら買い増す、配当を基準に一定以上株価が上がったら売却
ただし、きちんと財務状態等を確認しておくことが必要
【参考になった点】
・株価が横ばいの経済成長期の方がチャンスをつかみやすい
・本業が定年になった後、自由業のトレーダーに転身した
・老後の沙汰も金次第
・年利回り10%前後(税引き後)を継続して達成が目標
・不動産投資は株式投資の余剰分、全額現金で
・年金収入はおまけ
・資産運用という副業
・老後の配当収入は終身雇用のようなもの
◎1部上場の国際優良企業、財務優良企業を対象に
・常に買銘柄を探すことができるノウハウを体得する
・配当利回りに基づく目標株価、ナンピン買いの株価の設定
・根拠のある安値だったか→ドンと構える
◎1~2割下がったら買い増す
・多額の投資のために手間時間をかけるのは当然
※国際優良株:①TopixCore30/Large70 ②海外売上比率30%以上 ③1日の売買30億以上 ④BPS500円以上、自己資本比率30%以上
※財務優良企業:①1部上場 ②純資産500億以上 ②純資産1000億以下なら1日の売買1億以上 ④BPS1000円以上、自己資本比率60%以上
※買いタイミング:前年最安値時の配当利回りを現在の配当金額に適用して計算した「配当利回りに基づく目標株価」
※過去5年間の最安値=「ナンピン買いの株価」
※パッシブ投資:①過去20年の配当額が安定 ②安定株主25%以上 ③配当30円以上 ④配当性向 20%以上 ⑤1日の出来高5万株以上
※売りタイミング:基準最安値+配当10年分
※日経平均のPER:12〜15倍が適正水準。11倍以下は大底。ただし、〇〇ショック後高騰することがあるので、その時はPBRを参照して判断する
【内容:アマゾンから転記】
「株は科学です。勉強すれば儲かるようにできています」
コロナショックによる生活不安から、「投資」「株」に関するニーズが飛躍的に高まっている。だが、コロナ禍で先が読めない中、知識ゼロで株を始めるのはあまりにも危険だ。
著者・榊原正幸氏は、青山学院大学で会計学を教える現役大学教授。20年にわたり、大学での研究成果を生かした科学的な投資手法を追求し、自らも莫大な利益を上げている。
そんな著者がコロナ後の市況を踏まえ、投資初心者でも「なるべく安全」に「最低1億円」の資産を投資によって作る方法を説いていく。
その特徴は何と言っても、研究によって裏付けられていること。単なる経験ではなく「理論」なので、誰もが再現可能なのだ。
初心者向けに「そもそも資産運用とは」「株式投資の基本とは」から書き起こすとともに、具体的な投資戦略を銘柄の実名を挙げながら解説するなど、ベテランにもお勧め。「コロナ後の投資本」の決定版!