つながらない練習

著者 :
  • PHP研究所
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  • Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569850108

作品紹介・あらすじ

「月1回、スマホをOFF(オフ)したら、「人生が変わった!」。仕事、人間関係、恋愛、SNSなど「つながり疲れ」で心をすり減らさないために――ほんとうに大事なモノに出合える48の方法


私たちはつながりすぎだ。「スマホ依存」「つながり疲れ」が叫ばれる昨今。SNSによる誹謗中傷も問題になっている。一日、5,6時間スマホの画面を見ているという人、テレビやネットのニュースに一喜一憂している人は要注意。ほんとうに大切なものの存在に目を向けていない可能性が高いからだ。本書は、そんな現代人が抱える課題を解決するために、スマホやSNSを少しだけ手放してみる練習、ネガティブな情報、ニガテな相手から距離を置く練習を提案する。著者はかつて「SNSの伝道師」と呼ばれ、Twitter やFacebook などの“ 自分メディア” を使って発信をすることで、テレビをはじめとするマスメディアに多数出演するなど仕事を創ってきた。ところが、ある時、ネットから距離を置くようになり、すべてのSNS を退会。スマホには極力触れないようにして、ネットの利用時間も制限した。彼女をそうさせたのはなぜか。そして「スマホ離れ」によって得られたものとは。著者の経験談を交えながら、私たちがいますぐ実践すべき「つながらない練習」を49紹介。きっと何度も読み返したくなる、そして自分を大切にしたくなるはず。



●「はじめに」より

本書は、前半の「つながらない練習」と後半の「つながる練習」という2 部構成からなる。
第1 章から第5 章までの「つながらない練習」では、「SNS」や「情報」「人間関係」とのつながりだけでなく、「常識」から脱することや「ネガティブな感情」を手放す方法も紹介する。そして、第6 章と第7 章の「つながる練習」では、自分の「ハート」や「本当に大切なもの」とつながるための方法を書いた。本書の目的は、「つながらない」ことで、あなたが本当に大切なものと「つながる」ことだ。これから紹介する練習を通して、自分の心や領域を守りながら心地よく、あなたが自分らしく生きることを願う。

感想・レビュー・書評

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  • SNS。承認欲求に振り回されて、一日に何時間も費やしているかもしれない。それを何年も。結果として、自由な時間がなくなり、心のゆとりがなくなる。本当にやりたいことが出来なくなる。もはや完璧に切り離すのは難しいけれど、少しデトックスして本当に大切なものとつながる時間をもっと持とうと思いました。読書、散歩、家族との会話 etc 自尊心を育むって、むしろそういうことなんじゃないかなと

  • SNSから離れて五感を喜ばせて暮らそうという内容。自分を許そうという耳障りのよいワードもあり、都合の良い部分だけしか解釈してはならないと感じた。ランチを考え抜くというのは、なんか分かる。人生で食べられるご飯は限られているのに。というのは、上司も言っていた。

  • 先日出版記念イベントに参加した本!

    家族、友達、仕事、趣味など莫大なことがスマホでできるようになってきて、僕もインスタとかSNSが仕事だし、これがないと友達とも連絡が取れないし寂しい。

    だけど、そんな大事なSNSだからこそ付き合い方も大切ですよね。

    必要ない情報は入れないようにしてるし、それは親しい人でもそう。
    全部に反応してたら疲れるし、そもそもそんな情報に構ってる時間もなくないですか?

    発信者になるとなお一層わかります。

    繋がりにびびることなく、自分の軸で生きていくことって大事で、自分のために基本的に時間を使いましょう(自分が気持ちいい時間を使いましょう)

    ランニングする時にはスマホを見ないし、サウナ入ってると携帯なんて持ち込めない。スマホは置いといて大切な人との時間にフォーカスしたり、時には手放す勇気も必要。

    繋がりの怖さって案外発信者よりも受信者の方が感じていて、思いっきりつながらないという選択をしてみてもいいかもしれませんね(^^)

    だから、僕はあんまり他の人の発信を見てません(直感で見て反応してます)

    つながり煩わしいってと思ってる方は読んでみてください(^^)

  • 街中を歩けば、スマホを手に自分の世界に没入している人たちの姿が至るところにある現代。

    著者はSNSで一時はTwitterフォロワー数5万人以上、Facebookで★マークがついたほどの人気者でしたが、SNS疲れでSNSやスマートフォンと距離を取ることにしたそうです。
    彼女はスマホや「つながる」ことの代わりに、「自由時間」や「自分と向き合う時間」、「それ以外の体験のための時間」を手にしました。

    思えば、現代人の殆どが地下鉄でスマホと睨めっこする昨今、人々の最大の関心事とは一体なんなのでしょうか。
    日本では、「皆一緒」が歓迎されるとよく言われますが、「トレンド」や「つながり」はその中でも五本の指に入るほど重要な位置を保っているように思えます。それを手軽に指先だけで得られるもの、それがスマホです。
    メッセージアプリに通知が来ていると「見なければ」と考えてしまって落ち着かない。Twitterで乗り遅れるのが嫌で、何か他の事をしているときでも常にひらきっぱなし。そういう人もとても多いのではないでしょうか。
    我々はスマートフォンの登場で、「今、目の前の画面で展開されていること」「今、この時点でトレンドに上がっているもの」「今、自分と友達である人とのやりとり」にばかり興味と視線を注いでいるような気がしてなりません。「目の前の現実」や「トレンド以外に素敵なものごと」、そして「今から始まる現実の新しいつながり」には、目もくれない状態にあるのではないでしょうか。

    この本は「スマホも大切かもしれないけど、こういう大切なこともあるよ」と教えてくれるような本です。基本的には「自分の心の声に忠実であること」。
    決して「スマホを止めるために時限式の箱にスマホを入れろ」とか、「依存症は直さなければ後々大変なことになる」というような強迫的な内容ではありません。
    読み進めるに従って「あっ、スマホをしている時間をこういうことに使ったら楽しそうだな」と思わせてくれる内容で、スマホの利用法に留まらず、「どういう風に過ごしたら人生がもっと楽しくなるか」というところに視点が広がっていきます。文体がのびやかで、著者自身がとても楽しい日々を過ごしていることが感じられるような内容です。

    ゆるいイラストと、だいたい見開きで読み終わる感じの気軽さがちょうど良いです(面白くて私は一気読みしてしまいましたが)。
    普段の読書の息抜きにどうぞ。

  • この本での主題は「自分のうち出てくるものに従おう」というものです。スマホを捨てるのも、周りから入ってくる情報をシャットアウトして、自分本来の考えを湧き出すための取り組みだと理解できます。私は、二郎系ラーメンが好きなので、今度、食べに行こうと思います。

  • ぱらっと読んだだけだけど買おうかなと思う本だった。目次だけでも良いと思った。

    『自分の中に毒を持て』岡本太郎さんの本をおすすめしていた。
    膣トレ、マッサージ
    未処理のものを片付けるなど。未処理の断捨離が必要と心に残った。

  • こういう本を定期的の読まないとすぐにネットにのめり込んでしまう気がします。絵があるしぼんやりできて良かった。でも、つながることがお金に直結してたら実際難しい。実世界でのつながり方をもっと考えていきたいと思いました。

  • すごく読みやすくて、すぐに読み終えた。最近スマホを見てばかりで大切なものを見失っている気がすることや、SNSでいらない繋がりを持っていると感じること、必要以上に目に入るネットニュースに煩わしさを感じていたため手に取った1冊。まずは文章中にもあった、LINEのグループ整理から始めた。読み返して、もう少しインプットしたい。

  • タイトルにひかれ手に取る。
    これ自分の中にあった「人と繋がる」ことに
    対して考えていたことが
    気持ち良いくらい言語化されてる感じ。

    「相手が期待通りに振る舞い=自分が大切にされている」
    いつのまにか、こんな等式を作っていたのかも。
    他にもいくつか思い込み、決めつけ
    という等式があるなぁ。

    「人に構うには自分に都合良いメリットがあるから。
    自分が本当にやるべきことから逃げている」
    人の心配をしたり相談に乗ってあげる=
    優しくていい人
    こんな等式もあるのかも。
    いい人によってる自分がいないか?
    ただ単に、自分の問題から目を逸らしてるだけ
    夢中になることがある、都合いいだけ
    だったりしてないか?
    だから、ちょっとでも薄っぺらい同情や
    希薄な関係の大丈夫?に敏感に反応しちゃうのかな、
    この人そんな心配してないんじゃない?という
    懐疑心もあったりしてね。

    「コウスティング退行現象。
    知的な活動を続けていくために必要な
    息抜きや活力を得るための行為」
    という言葉初めてきいた。
    無駄なこと、くだらないこと。
    なるほど、適度になコースティングやってるな
    と思った。

    「未処理のものを片付ける。
    いつかやろうと思って放置したままだと
    意識のどこかにある気がかりは少しずつ
    自分のガソリン漏れを起こす」
    これめっちゃ腑に落ちた、長期休みの時に
    思い切って断捨離、いらない書類を捨てる、
    気になる保険の整理、カーテンの洗濯
    やったらすごくスッキリしただけでなく
    エネルギーが満ちてくる気がした。
    無駄なところにイシキが向かないんだな!

    自分を最大限に大切にするために
    つながらない選択をする
    本当に愛するものとつながるために



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著者プロフィール

安藤美冬(あんどう・みふゆ)
作家、コメンテーター。旅と仕事と学びのオンラインサロン『Meetup Lounge』オーナー、有料書評チャンネル『miffyのBook Journey』ブックプレゼンター、InterFM897 番組審議員、日本メンズファッション協会 ベストデビュタントオブザイヤー選考委員。
1980年生まれ、東京育ち。著書累計19万部、新しいフリーランス・起業の形をつくった働き方のパイオニア。慶應義塾大学在学中にオランダ・アムステルダム大学に交換留学を経験。ワークシェアに代表される、働き方の最先端をいく現地で大きな影響を受ける。新卒で(株)集英社に入社、7年目に独立。本やコラムの執筆をしながら、パソコンとスマートフォンひとつでどこでも働ける自由なノマドワークスタイルを実践中。KLMオランダ航空、SK-Ⅱ、インテル、アクエリアスなど様々な企業の広告にも出演、働く女性のアイコン的存在である。「情熱大陸」「NHKスペシャル」出演、「Mr.サンデー」「あさチャン!」コメンテーターを務めるなどメディア出演多数。 

「2021年 『つながらない練習』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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