老いの品格 品よく、賢く、おもしろく (PHP新書)

著者 :
  • PHP研究所
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569852300

作品紹介・あらすじ

老いを素直に受け入れ、ジタバタすることなく、「品のある老人」「賢い老人」「面白い老人」になって晩年を充実させようという本。

感想・レビュー・書評

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  • 精神科医和田秀樹さんの「品格」をテーマとした本。
    体も環境も年齢とともに変化して、心が追いつかなかったり、依存しすぎ・しなさすぎ色々あるものだと気付かされます。

    分かっていても出来ないこともありますが、想定して準備することはできそうです。

  • だてに歳をとってないと言われるような歳の取り方をしたいものです。

  • “ 品よく、賢く、おもしろい老人 ” とは? これらを備えている高齢者こそが「老いの品格」であるとする著者が提唱する、素敵な老い方への指南書。▷老いと闘える間は、闘った方がよい。まだ十分に闘える時期なのにそうしないと、年齢以上に老け込んでしまう▷認知症を受けいれず「認知症になってまで生きたくない」と安楽死を望むより、「ボケたら仕方がない。ボケたなりに出来ることをやろう」と考える▷これが絶対に正義だとか、絶対に悪だと言えるものは、世の中そうそうにはない。常識に縛られない、思考の幅の広い高齢者に・・・。

  • 高齢者の心構えというところですね。
    当事者として気持ちが楽になるところ、気をつけなければいけない事を指摘してもらっている感じです。
    ネットでなんでもすぐに知ることのできる現在は「物知り老人」=「賢い老人」ではないというくだりも面白い。
    確かにスマホで確認できる事をウンチクがましく語られたらうるさいジジイだなと思われるのがせきのやま。
    いくら気をつけてもある程度高齢になれば病気になる。
    恐れずに病気と一緒に生きていくくらいの気持ちで良いのでは、には共感。
    かなりの高齢になって、若者に負けない体力を自慢するじいさんにもなりたくないな。
    年寄りには年寄りなりの、あるいは年寄りでなければできない事をするべきだと思います。

  • 本要約チャンネル
    85歳を過ぎると脳の変性(認知症)、ガン、動脈硬化が生じていない人は一人もいない
    それが症状として出るか出ないかの違いだ

    やりがいはお金や出世ではなく、世の中の役に立つかが大切になる
    できないことは人に頼る、できることは自分でする

  • 老年精神医学に携わり、6,000人以上の高齢者を診てきた著者は、いい歳のとり方をする人と、そうでない人がいることを日ごろ実感している。いい歳のとり方をしている人は、老いを素直に受け入れ、老いの現実にジタバタしたりビクビクしたり、あるいは何かに固執したりすることなく、老いそのものを楽しもうとする。本書では、そうした魅力的な理想の老人を、「品のある老人」「賢い老人」「おもしろい老人」という三つのモデルに分けて紹介し、それらを備えていることが「老いの品格」であるとする。そのような老人になる秘訣とは?老いることに安心でき、意欲と勇気が湧いてくる一冊【目次】
    プロローグ こんな老人に私はなりたい
    第1章 老いることにジタバタしない人には品格がある
    第2章 加齢を怖がる必要はない
    第3章 常識に縛られない、おもしろい老人になろう
    第4章 お金や肩書への執着を捨てる
    第5章「だてに歳はとっていない」と誇れる老人になろう
    第6章 すてきな高齢者になるために必要なことm

  • 高田純次氏を出している事、次第は遅れている‼️

  • 2023.05.11(木)晴

  • 参考になりました。

  • 目新しい情報はないが、2章まで内容は人生設計を再考する良い契機となった。
    自立した生活が送れる期間である「健康寿命」は男性70代頭、女性70代半ば程度と思っておいた方がよいとのこと。有効活用できる年数が分かったので、その間で何がしたいのか、できるのかを考える(自分は基礎疾患があるのでマイナス10年で考えている) 。そして、85歳あたりから認知症、要介護になる人が一気に増えるとのこと。これは一般的な認識も同様だろうが、はっきり言われるとキツい。

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著者プロフィール

1960年、大阪府生まれ。東京大学医学部卒業。精神科医。東京大学医学部附属病院精神神経科助手、米国カール・メニンガー精神医学校国際フェロー、高齢者専門の総合病院である浴風会病院の精神科を経て、高齢者専門の精神科医として、30年以上にわたり高齢者医療の現場に携わっている。
主な著書に、『80代から認知症はフツー』(興陽館)、『病気の壁』(興陽館)、『70代で死ぬ人、80代でも元気な人』(マガジンハウス)、『80歳の壁』(幻冬舎)、『70歳が老化の分かれ道』(詩想社)、『老いの品格』(PHP)などがある。

「2024年 『死ぬまでひとり暮らし』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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