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- Amazon.co.jp ・本 (800ページ)
- / ISBN・EAN: 9784569900636
作品紹介・あらすじ
ローマ帝国1500年の歩みを描いた名著を一冊にまとめたダイジェスト版。希代の歴史家が綴る文明盛衰の物語をわかりやすい新訳で読む。
感想・レビュー・書評
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山川の世界史でも5〜6ページしか扱われないアウグストゥス以降、特に五賢帝〜西ローマ帝国滅亡までを中心に描かれた歴史の古典。ヘロドトスにこそ遠く及ばないものの、250年前の英国の歴史書が未だに日本語に訳されて読まれると言うのはものすごい。時間の暴力に耐えられるだけの内容が詰まっている。
最近こそ時代解釈を中心に置いた研究が主流だが、本来歴史というものはこういう教訓を活かすことが目的だったはず。こうしてみると現代にも通じる部分がたくさんある。「およそ市民というものは、現実の危険から離れているときにはきわめて勇敢なものである。」この辺りは誠に耳が痛い。
登場人物の名前が覚えにくいのが玉に瑕だが、内容は非常に機知に富み面白い。と同時に他の国の通史に全く触れずに歴史好きを名乗っていた自分が恥ずかしくなる。 -
ギボンの新訳。文庫サイズで言葉も平易なので大変読みやすかったです。
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