寝てもとれない疲れをとる本 (PHP文庫)

著者 :
  • PHP研究所
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感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569900827

作品紹介・あらすじ

「『夜遅くに食べる』をやめるだけで胃腸が一気に蘇る」など、一流の人だけが実践している、本当に効く「疲労回復メソッド」の決定版!

感想・レビュー・書評

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  • 非常に参考になった。
    今まで私はこの食品が体に良い、このようにすると疲れが取れる、と言うような絶対の方法があると考えていた。
    だが本書は人によって疲れ方や、その疲れを解消する方法は違うとある。
    言われてみれば当たり前のことだが、それに気づいておらず、体に良いと言われたものがあればとるようにしたり、体に悪いものを避けるようにしていた。
    ただそのように生活をしても日々の忙しさによって疲れは取れないし、いつもだるい状態になっている。
    それを本書の内容を見ると自分に合った疲れの取り方、自分の体が欲しいと言う食事の摂り方など非常に受け取りやすかった。

    話は変わるが、私は集中力が高い方である。
    なので勉強でも仕事でもあっという間に2時間、3時間が経ってしまうことがよくある。
    ただ自己啓発の本を読むとよくあるのが25分集中し勉強や仕事が途中でも5分間休憩する、そのようなことを繰り返すことで疲れを溜めずに集中して物事に当たることができる。
    私はこれをずっとできずにいたが、今回の書籍を読んで一般的に良いと言われる内容と、私の体に合う方法は異なるのだとわかった。
    もちろんこれも当たり前のことだが、心から理解をすることでなんだかとても楽になれた。

    体のタイプによってどのような疲れが出るのかをflier要約から一部抜粋して記載する。

    ■flier要約抜粋
    【4つの体質で知るあなたの「体の個性」

    疲れについて、本書の一番のポイントは、「誰にでも効く疲労回復法はない」ということである。「疲れ方や疲れの感じ方は人それぞれ」であり、メディアでステレオタイプ的に報道されている「疲れのとり方」は、体質によって合わなかったり、そもそも根本的な疲れの回復に至らないものであったりする。

    体質は、傾向で大きく分けるとほとんどの人が4つのタイプのどれかに当てはまる。東洋医学では体の働きを5つに分類したものを五臓(肝・心・脾・肺・腎)と呼び、自然界の「木・火・土・金・水」という性質にあてはめている。本書では五臓から「心」を抜いた4つと対応する「木・土・金属・水」を扱い、タイプ分けをしている。これらは生活環境によって変化したり、人によっては2つ以上のタイプが混ざったりすることもある。さらにどのタイプも加齢によって徐々に「水」タイプの傾向が強くなっていく。

    簡単に紹介すると、「木」タイプはリーダー気質のハードワーク型、「土」タイプはおっとりしたマイペース型、「金属」タイプは空気をよく読むロマンチスト型、「水」タイプは愛され上手の要領よし型だ。「木」タイプは過労になりやすかったり、「土」タイプは疲れやストレスが口の周りや胃腸の働きにあらわれたり、と、疲れ方もタイプによって変わってくる。】

    ====
    中根一(なかね はじめ)
    数多くのトップエグゼクティブやトップクリエイターの「お抱え鍼灸師」 

    ====
    flier要約
    https://www.flierinc.com/summary/1476

  • わかりやすかった。
    東洋医学って面白い。

  • 鍼灸師の視点から、一般的に良いとされる健康法について待ったをかける、といった内容です。

    そもそも東洋医学と西洋医学の違いすら理解していませんでしたので、良い勉強になりました。

    著者は一貫して、どの健康法を採用するか?ではなく、自分の性格やライフスタイルに合わせて健康法をうまく取り入れていく、という考え方です。

    何ごともバランスが大事なので、「健康法」という、ともすると盲信してしまう情報に踊らされない感じがして良かったです。

    「熱はないのに、熱っぽい」というときは、体が「休息」不足を訴えている。

    個人的に1番の学びはこちらです。もともと自律神経の調節が苦手で、快調の日は少ない人間なのですが、熱はないのに熱っぽいという状態は多くありました。

    単にお休みが足りていなかったんですね…。勉強になりました!

  • 頑張らないで、(いい意味で)いい加減

  • 針によりストレスを解放


  • 20210806

    さらっと。
    緊張、興奮をコントロールするのが、交感神経
    弛緩、鎮静をコントロールするやが、副交感神経

    アクセルとブレーキ

    水タイプ
    疲れが外見に現れやすい。

  • 本屋で出会って即購入。
    ?ってことは疲れてるのかな。
    精神的には元気だから
    肉体が疲れてることに気がつかない
    いつも、電池切れて初めて
    あ!疲れてたんだ、と気がつく。
    ちゃんと充電しなくちゃ。

    心身一如とは
    体の状態を心のありようと関連づけること
    何となく不調な時こそ
    疲れをとるチャンス

    陰主陽従
    陰は休息、陽は活動
    休息があっての活動

    なるほど。
    これ逆だわ!!!

    エネルギーチャージしても疲れは取れてない。

    疲れを溜めないようにしよー

  • あなたの疲れ、東洋医学で解消しましょう!

    疲れにはどうしたらいいか、メディアで色々言われてはいるが、結局疲れたままという人は多いだろう。自分もそんなに真剣に試してはいないが、本当にその方法で疲れが解消されるのかな、とは常々思っていた。

    著者は鍼灸師であり、東洋医学の考え方に注目して疲れの取り方が書かれている。いわく、人にはタイプがあり、そのタイプによってどのような疲れが出やすいか、どのような解消法が効果的か、は変わる。

    なるほどと思うところもあり、東洋医学にも興味が湧いた。特に、東洋医学で軽度の症状に対応し、その後残ったものに西洋医学で対応するという考え方が興味深い。予防医学、未病という考え方は大変有効だと思う。

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著者プロフィール

1970年生まれ。鍼灸Meridian烏丸代表、明治国際医療大学客員教授、経絡治療学会理事。
東洋医学の専門大学として最も歴史のある明治鍼灸大学(現・明治国際医療大学)を卒業後、日本鍼灸・経絡治療の大家である岡田明祐氏・岡田明三氏(鍼術丹波流宗家)に師事。その後、鍼灸学校や学会にて後進の育成にあたりながら、京都の四条烏丸にて20年余り臨床を続けている。また、約10年に及んだ「ロート製薬株式会社 Smart Camp」の健康経営プロジェクトや、ラグジュアリー・リゾートの最高峰「AMAN Kyoto」でのウェルネスプログラム、三井グループ最上級ラグジュアリーホテル「Hotel The Mitsui Kyoto」のSpaメニュー監修を通して、企業との健康提案を行っている。
著書に『寝てもとれない疲れをとる本』(文響社、のちPHP文庫)、『最強の体調管理』(KADOKAWA)などがある。

「2022年 『図解 すぐ眠れる!すごいツボ押し』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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