- Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
- / ISBN・EAN: 9784569903446
作品紹介・あらすじ
かつての名著が現代では、トンデモ本か、悪書か。 “数奇”な運命をたどった“書物”を一挙紹介。動画サイトで大人気番組を文庫化。
感想・レビュー・書評
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面白かった。
ヴォイニッチ手稿が非常に気になる、、、謎の挿し絵と解読できない文章って神秘的すぎる。そんな手稿を書いてみたいという欲に駆られる。緑色の液体に漬かっている女性たちは難なのか、、気になりすぎる。
その他にも番外編のコペルニクスの天動説や物体の本質について書かれた文章が、昔はとるになりない絵空事として扱われていたことを考えると、人間の空想が世界を動かすと言っても過言ではないのではないか。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
・たとえばあなたが、中世ヨーロッパの行商人だったとしましょう。丘を越えて隣の町まで商売に行く途中だったとしましょう。歩き疲れたあなたは少し立ち止まり、地図を広げたとします。もしもそのとき「1時間前に自分がいた場所」と「いまの場所」が分かっていれば、1時間後にどこまで進んでいるかも予測ができます。
同じことが、人間の「価値観」にも当てはまります。過去の価値観といまの価値観との違いが分かれば、将来の価値観も見えてくるはずです。
本書ではそのような「価値観の差分」を探ることに挑戦しています。そして奇書が教えてくれる「価値観の差分」を使えば、未来の私たちを占うこともできるでしょう。 -
非常に面白かった。
今だから面白がって見られるが、当時にしてみればどれも『真実』だったのだろう。
特に『台湾誌』のペテンっぷりは最高。 -
「奇書」という本のタイトルを目にしたとき、所謂世間一般で不可解な本と思われているものを指しているのかと思っていた。
しかしそれは誤りで、一度は耳にしたことある書物が紐解いてみると言葉通りの「奇書」であったり、その時代には当たり前の考えとして浸透していたものが、現代の視点で見ると「奇書」であったり...。
タイトルを目にしたことのある本がどのような時代を過ごしてきたのか、またこんな本があったのかという新しい発見があってとても面白かった。 -
語り口が良い感じに軽くて読みやすくて良かった。
ここから色んな知識や歴史を深めていきたいなあ。 -
とても面白かった。書物は今も昔も絶大な影響力を持つことがよくわかり、本好きには何となく嬉しい一冊。
現代に至って未だ解読されていないヴォイニッチ手稿がとにかくヤバすぎ。あと今も地域の歴史に影響を与えているといわれるデタラメ本、椿井文書もすごい。まさしく人間の創造力で、AIには書けないだろと思った。 -
奇書とか奇譚って、大衆心理をくすぐる云わば麻薬みたいなもの。なんでだろう?都市伝説が尾を引いて付いてくるから?