伝言猫が雪の山荘にいます (PHP文芸文庫)

著者 :
  • PHP研究所
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本棚登録 : 628
感想 : 18
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569903668

作品紹介・あらすじ

猫は「想い」をどこまでも届けます。今回の舞台はまさかのクローズド・サークル!?「喫茶ドードー」シリーズの著者が紡ぐ、じんわりと心があたたまる物語、第二弾。あの世とこの世のあいだにあるカフェ・ポンの店主・虹子に雇われて、もう会えない人からの想いを伝える「伝言猫」として働くふー太。伝言を届けるべき人たちが、ある事情で一堂に会するという山荘に向かうことに。ところが、大雪によって全員、その山荘に閉じ込められてしまう。ミステリ好きのふー太は、なにか事件が起こるのではないかと、山荘にいるそれぞれの人物を探ろうとするが……。猫の視点から人間のあたたかさや優しさを描くハートフルストーリー。文庫書き下ろし。

感想・レビュー・書評

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  • 猫と雪と山の大好きワードが3つ揃ってたから手にしてみたんですけど。
    クリスマスの日、大雪で閉ざされた山荘に集まる人々、
    ごてごてなクローズド・サークルのミステリーなのかぁ。
    それよりも、あの世とこの世をつなぐ伝言猫の話のようで第2弾だったとか、設定がいまひとつ馴染めませんでした。
    猫が話すのに慣れてなかったのでモチベーション落ちてしまい撃沈でした。てか、片言の言葉を理解するくらいなら許容範囲なのですが聡明すぎて生意気なキャラまで備えているとなると退いてしまいました。アニメや童話ならOKなのですが小説となると受け入れぬくい

    ※敬愛する、鳥山明先生とちびまる子ちゃんの声優TADAKOさんの急逝ショックで読んでいられませんでした。

  • シリーズ2作目。
    今回はクリスマス雪の山荘が舞台。
    今の季節にぴったりだなと思って手に取った。
    会いたい人からの伝言を待つ5組の人が集められ、クローズドサークルで一夜を過ごす。それぞれのストーリーが交互にテンポ良く進んでいくので、読みやすかった。
    そして、登場する食べ物はやっぱり美味しそう!

  • 私もミステリの読み過ぎでしょうか、誰か死んじゃうんじゃないか、誰かを殺してたことが暴かれるんじゃないか、とか勝手にハラハラして読み始めました。…反省。
    雪に閉ざされることによって、それぞれの心に凍りついていたものがふんわりと包まれて、ふー太もお務め完了できたのでした。冬が好きになり、次の季節も楽しみになる、素敵なストーリーです。

  • 星3.5

    山荘に5人の伝言相手が集まるから楽勝だと思った仕事
    ところが誰が誰に伝言したいかを書いた紙を濡らしてしまい読めなくなった
    クローズドサークルとなった山荘でふー太はどうする?

    もう会えない人やどうしても言えない言葉伝えてもらえたら幸せですね

  • 「そして誰もいなくなった」を彷彿とさせる設定で、いつ事件が起きる?いつ?と思いながら読み進めましたが、結局事件はなくミステリーでもなく…猫のほっこりとしたクリスマスの日の話で終わりました。

  • え、このシリーズで雪の山荘?!
    いったいどういうことになるのかとドキドキしながら読み進める。
    伝言の相手が集められた「雪の山荘」
    フー太ならずともミステリでのジャンルの1つである設定を思わずにはいられない。
    フー太ったら大事なメモはあんなことになるは、山荘の部屋にはいわくありげな人形があり、その人形が。。。
    でも、山荘に宿泊客があつまってからの展開は???
    そうくるかぁ。いいじゃん、いいじゃん。
    ほんと、このシリーズ、面白い。
    早く続きを読みたい!

  • クリスマスまでに読みたかった本なので、購入してすぐ読みました。前作は黄泉の国と現世を行き来して物語が進んでいったので、今作はクローズドサークルでどのように話が展開していくのかとドキドキハラハラ..ふー太の想像力が見物です。
    これから季節毎のお話が続編で出版されていくのかなと、今から楽しみにしています。

    3/9追記)ヤンソンさんの誘惑作りました.* ⚘

  • あの世とこの世の境にあるカフェ・ポンで、もう
    会えない人からの想いを伝える「伝言猫」として
    働くふー太。伝言を届けるべき人たちが山荘に
    向かうが、大雪によって全員閉じこめられてしまい…。

  •  「伝言猫がカフェにいます」の続編です。  宿泊する日に大雪で身動きが取れなくなった宿泊客 に伝言猫が子供が出来ず夫婦関係が冷め始めて来た夫 婦関係を取り戻したりするほんわかとした物語です。

  • とてもホッコリする物語でした。閉ざされた雪の山荘!でたぁ笑どんな事件が起きるやら?と思っていたけど読み進めていくうちに「この登場人物では事件は起きないだろうな」と思うに至った。ゴムボートだー!お人形の数が減ってるだー!謎の文字だ!何もない額だー!と大騒ぎする伝言猫さんがまた可愛いのなんの!!結局「誰もいなくならなかった」笑 平和でよきよき!

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著者プロフィール

静岡県浜松市生まれ。東京、福岡、札幌と移り住み、現在は東京都内で小さなカフェを営む現役店主でもある。2018年「第1回おいしい文学賞」にて最終候補となり、19年『終電前のちょいごはん 薬院文月のみかづきレシピ』でデビュー。その他著書に、『終電前のちょいごはん 薬院文月のみちくさレシピ』『占い日本茶カフェ 迷い猫』『伝言猫がカフェにいます』『本のない、絵本屋クッタラ おいしいスープ、置いてます。』等がある。

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