- Amazon.co.jp ・本 (188ページ)
- / ISBN・EAN: 9784571121067
感想・レビュー・書評
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一冊でとても詳しい。
手話とは、障害者の定義、手話の種類、世界の手話、手話の仕組み、語形成と文法、語順、NMS、手話の教育として、検定試験や士の認定試験のこと、通訳者としての場面のことなど、一通り書かれている。
ろう文化を調べるために借りたが、この本は持っていてもいいかもしれない。
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手話についてさまざまな側面から書いた本。
歴史的側面、種類、言語学的側面、手話教育、通訳、聴覚支援機器、ろう文化などなど、本書を読めば広く手話と聴覚障害について知ることができる。
手話講師の養成についても述べられている。どの言語でも同じだが、その言語が話せる=その言語を教えられるではない。
1章ではピジンについても述べられている。筆者の「現在使用されているすべての手話を包括した『現代手話』という概念を提案する」という主張には反対だ。自然言語としての日本手話と、ピジン手話や日本語対応手話、学習過程で発生する中間手話を同列にあつかうのは乱暴だ。本書で和製英語を例示しているが、和製英語も現代英語だと言うことと近いのではないだろうか。 -
読了
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第2章は手話言語学の概論を学ぶにも、最近の動向を知るにも大変役に立った。第2章自体は40ページ弱。何度も読んで頭に叩き込めたらいいな。