- Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
- / ISBN・EAN: 9784572001412
作品紹介・あらすじ
明治の文人斎藤緑雨(1867〜1904)のアフォリズム(警語)を網羅し、文意が解しやすくなるよう語釈とコメントを加えたもの。警語集「眼前口頭」(1898)所収の条々以下、世紀の替わり目の作ながら、内容・表現ともに時代を超えて鮮烈、コメントも的確酒脱で、面白さは類がない。
感想・レビュー・書評
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名文は人を沈黙させる。幾度となく音読し、ただ味わうのが正しい接し方なのかもしれぬ。警語とは警句と同義であるが、どことなく「警世の語」を思わせる。
http://sessendo.blogspot.jp/2012/08/1991.html詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
緑雨の女性に関する観念について事前知識がなくてそこだけちょっととびっくりしてしまった。
世相評はいつの時代も変わらんなぁと思うなど。
攻殻機動隊で引用されていたのはどれも半文銭からでしたね。
サイ -
近世文学者、中野三敏さんが編集、評注釈、それだけでなく、警句も披露されています。中野三敏さんのコメントが鋭いのですが、それが却って緑雨の魅力を際立たせている面白いことになってる一冊です。
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緑雨の警句は絶品。もう少し私が詳しければ楽しめたのに…!と思います。
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緑雨の作品ではなかなかの良本也。