師匠シリーズ 師事

著者 :
  • 双葉社
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本棚登録 : 145
感想 : 16
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  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575238488

作品紹介・あらすじ

大学進学のために田舎から出てきた「ウニ」は、サークルで一人の先輩と出会う。それがオカルト道の「師匠」だった。ウニは「師匠」に導かれて様々な怪事件を経験していく。謎が謎を呼ぶ重層的な物語の果てには、未体験の世界が…。10年以上にわたってネットに投稿されている大人気シリーズ!「田舎」編完全版収録!

感想・レビュー・書評

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  • 怪談や怖い話は好きで、ネット検索をしていたら出会いました。
    ボリュームがありましたが、夢中になって読んでしまいました。
    心霊の表現も豊かで、コミカルな場面とゾッとする場面がクセになります。

    登場人物の関係が、時系列バラバラ、順不同で緩く出てくるので、もう一度読み直してみたら気付くことも多そうです。

  • 1つ1つのエピソードが短くも長くもなく読みやすい。
    ぜひ続編を。

    「田舎」はちょっとやりすぎ感あるw

  • 掲示板に書かれたものを読むのと紙に縦書きになっているものを読むのではやはり雰囲気が違うなあ。
    投稿順とはまた順番が変わっているので、より楽しく読書できるね。
    自由で怠惰で無責任な大学生活の描写が輝いていて、もう戻れない世界への懐かしさと切なさを感じられるのが魅力的。


    「四隅」
    有名な怪談だけど、逆に発想した時に見えてくるものは……
    ぞっとするんだけど妙に切ない。

    「田舎<3>【みこがみを喰らうもの】」
    田舎完結編目当てで書籍版を買いました。
    はい、とんだ少年漫画でした。好き。
    師匠シリーズ読者が求めるものとは微妙に違うのかもしれないけれど、緊迫感とスピード感があって面白いお話だった。
    映像化に映えそうだなあという感想。

    「貯水池」
    「僕」が「振り向きながら立ち上がった」「次の瞬間」の驚愕と絶望感がもう本当に好き。
    実体を失っても続く母親と赤ん坊の呪いのような関係にぞっとする。

  • 洒落怖の師匠シリーズが小説化したもの

  •  師匠シリーズが本になって出版されたってだけで胸が熱くなるわくわくである。
     師匠萌えすぎる。表紙の顔が怖いのも良い。
     あのWebで書きためられた内容が全部じゃないのにみっちりつまって一冊になっているのが感動です。

     このまま完結まで出るのかな? 出たらいいな。

  • 一時期ハマっていた師匠シリーズ(オカ板)が一冊の本に!
    今読むと師匠ってやっぱり年相応というか、それほど頼もしくないかも。そして主人公けっこう肝が据わってる!

  • 作中では飄々としていて、つかみ所がないばかりか肝心なことは口にしない師匠が、最終的には見えない(居ない?)幽霊に怯え、果てには狂い失踪してしまう理由が分からず、かゆいところに手が届かない感覚が残る。
    原本を知らないのでなんとも言えないけど、続くのかな? だとするならば今巻で謎のままにされた部分が解明されることを期待したい。

  • 田舎完結編が読めただけでも読んで良かった。
    このまま完結することないんじゃないかと思ってたので。

    洒落怖で公開されたものの再録かと思ったが、
    全体的に結構加筆されててそこも良かった。
    ただ、加筆前のも味があって好きなので、未読の方はそちらも是非。

    「壺」
    この話でこのシリーズの虜になった。

    「貯水池」
    師匠の「ウチ」と「ソト」の蘊蓄がそれらしくて好き。

  • ネットに上がってる話に大幅な加筆修正されてて更に面白くなってた!
    師匠シリーズの、「お化けいるかと思ったらいないけど実はいました」みたいなとこ好き。

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