ムゲンのi(上)

  • 双葉社 (2019年9月17日発売)
3.55
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Amazon.co.jp ・本 (346ページ) / ISBN・EAN: 9784575242089

作品紹介・あらすじ

展開も結末も予測不可能
文句なしのミステリー超大作!!

若き女医は不思議な出会いに導かれ、人智を超える事件に挑む。
眠りから醒めない四人の患者、猟奇的連続殺人、少年Xの正体――
すべては繋がり、世界は一変する。

眠りから醒めない謎の病気〈特発性嗜眠症候群〉通称イレスの患者を抱え、識名愛衣は戸惑っていた。霊能力者ユタである祖母から受け継いだ力を使って、魂の救済〈マブイグミ〉をするしか目醒めさせる方法はない。愛衣は患者の夢幻の世界に飛び込み、魂の分身〈うさぎ猫のククル〉と一緒にマブイグミに挑むことに――。

『崩れる脳を抱きしめて』『ひとつむぎの手』
2年連続本屋大賞ノミネートの著者最新作!

みんなの感想まとめ

ファンタジーとミステリが融合した物語は、眠り続ける奇病「イレス」に立ち向かう若き女医の奮闘を描き、読者を引き込むスピード感と緻密な謎解きを提供します。謎が次第に明らかになる過程は、現実の連続殺人事件と...

感想・レビュー・書評

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  • てっきり医療ミステリーだと思ったらプラス、ファンタジーの要素がありました。

    主人公は神経精神研究所附属病院に勤める沖縄出身の医師の識名愛衣28歳。
    特発性嗜眠症候群・通称イレスの患者を3名担当しています。
    三人は同じ日にイレスを発症しています。
    イレス患者はもう一人いて、その患者は愛衣の先輩の杉野華が担当しています。
    愛衣は沖縄で若い頃ユタという霊能力者だった祖母の血をひいています。
    愛衣はうさぎの耳を持った猫のような生物のクルルに教えられて、マブイグミをして、患者のクルルを探します。
    そして愛衣はパイロットの片桐飛鳥、弁護士の佃三郎のクルルを見つけてマブイを救います。
    夢の中で二人の抱えていた問題を解決したのです。
    片桐飛鳥は亡くなった元パイロットの父との問題、佃三郎は弁護した事件の問題を抱えていました。
    そしてもう一人のイレス患者加納環は佃三郎の弁護した男の恋人でした。
    そして、刑事がやってきて杉野華の担当している患者は現在起きている連続殺人事件にかかわっているかもしれず、23年前起きた大量殺人事件の犯人、少年Xだと言います。
    片桐飛鳥の事件、佃三郎の事件はミステリーとしてとても面白かったです。

  • ファンタジー×ミステリ。世界観が良く、謎解き要素も良い具合に散りばめられている。患者を一人一人救っていく中で判明してゆく事実が、現実で起こっている連続殺人事件へと収束してゆくワクワク感が飽きさせない。この熱が冷めないうちに下巻へと進もうと思う。

  • ククル、マブイ、マブイグミ

    思っていたよりファンタジー。
    でもすごく引き込まれるのがさすが、、。

    まだ上だけなので先が気になりすぎる!

  • ひきこまれる。

    眠り続ける奇病「イレス」。
    その奇病の謎に立ち向かう若き女医 愛衣。

    ファンタジーだけにとどまらない、現実的なミステリ、医療ミステリを絡めるという、この ある意味メリハリがある展開は飽きずにひきこまれる。
    そしてうさぎと猫好きの自分にはたまらない可愛さを味わえるのもうれしい。

    謎が深まる予感、ワクワクそしてちょっぴり不安を胸にこのまま下巻へ。

  • 下巻で全てが明かされるのが楽しみ。

  • 知念さんが3年連続の本屋大賞ノミネートなんで、慌てて購入。

    面白い!!!

    というわけで下巻へ!

  • 現実の世界と夢の中の世界が交差する物語。

    主人公の愛衣は、神経内科医。何らかのショックを受けて昏睡状態に陥った病気(イレス)の患者を担当しています。治療の為愛衣はユタ(沖縄の霊能力者)の力を使って患者の夢の中に入り込み、マブイ(魂)を取り戻すため奮闘します。相棒はククル。ククルは、人が必ず持っているもので、魂と共に成長する存在。愛衣のククルは、猫とうさぎが合体したような可愛い存在です。

    上巻は、4人の内2人の患者を愛衣がマブイを取り戻す事に成功し、目覚めさせます。ただ、謎があります。現実の世界の描写も違和感があり、おかしい。特別病室で治療を受けているイレス患者は誰なのか?他にもたくさん。下巻で明らかになると思うので、続けて読みたいと思います。

  • 夢と現実をうまく合わせたお話し。夢幻の世界での描写に少し気恥ずかしくなってしまいますが、楽しく読んでいます。

  • たぶん、私はファンタジーはあまり好きではない。知念さんのファンでもあるし、ストーリーはとても、面白かった。
    夢のようなあの世界と現実が繋がって〜。
    下巻が楽しみです。私はシリーズものとか、長編が好きですね。

  • 「ひとつむぎの手」に続いての知念作品。医療系ドラマ好きな私としては、前作同様もっと現実的な話を期待していたが、今回はファンタジー路線が強く、沖縄在住の私はユタやマブイに馴染みはあるが、なかなか幻想的な度合いが強いのが残念でしたが、下巻に期待です。

  • 知念実希人さん、久しぶり。
    天久鷹央シリーズよりも好きかな。
    おまじない?え?
    と思ったら、ちゃんと医療ネタも入ってきた。
    下巻楽しみ。

  • 【感想というか、上巻がなかなか読み進められない方への応援】

    正直なところ、上巻はなかなかその世界観に入っていけず、半分くらい読んだところで読むのを止めようかとおもいました。
    夢幻の世界、ユタ、マブイグミ…などなど、聞き慣れない言葉とその意味が、次々とキーワードとして押し寄せ、特に夢幻世界の理がなかなか頭に入ってきませんでした。
    また、主人公・愛衣の祖母と父は、おなじ家に暮らしているはずなのに、祖母と父が「いっしょに」暮らしている感じがせず…いや、同じ家に住んでいるとなっているのですが、その「空気感」が感じとれないのです。
    そこにも、とても違和感を感じました。

    しかしブクログの感想を読むと、第4章で話がひっくり返される!とあり、第4章が収録されている下巻までは、とにかく斜め読みでもいいから進めてみようとおもいました。

    結果、本当に第4章で、きれいにひっくり返されました。


    上巻単体で読むと、戦線離脱しそうになったので☆☆2つです。
    ただ、上巻で読むのを止めようか迷っている方で上巻を半分以上、読めたのなら進めます。
    ぜひ下巻の第4章まで、たどり着いてみてください。
    そこからはノンストップでラストまで読み進められるはずです。

  • 夢の中の世界の描写が美しい。
    伏線はわかりやすく書かれているが、ばらまかれたそれらがどう繋がって、どうまとまるのか今から楽しみ。

  • 眠りから覚めないという病、イレス。ユタの血を引く女医は患者の心の中を探る。患者さんは4人。原因は? 4人につながりはあるのか。
    下巻へ

  • 著者初読。ミステリーのようなファンタジーのような壮大な作品。世界観が独特で、色鮮やかな情景が脳裏に浮かぶようだった。
    下巻で色々明らかになりそうなので、読み進めるのが楽しみ。
    耳で腕組みしたり戦ったりするうさぎ猫、想像するだけでかわいい笑

  • <イレス>という昏睡状態が続く謎の病に、かかった4人。その奇病の治療にあたる若い女医師、識名愛衣が、みずからのトラウマと闘いながらユタ(霊能力者)として夢幻の世界で魂を身体に戻す<マブイグミ>を行う。
    【黒猫の小夜曲】にコンセプトが似てるなーと思いながら読み進めたが、もっと話は壮大。世界観、夢幻の世界の色彩鮮やかな描写、事件の絡み合い、医師としての診断、、、さまざまな要素が複雑に絡み合うが、とてもわかりやすく読みやすい。
    下巻でどう解決されていくのか楽しみ。
    いざ、下巻へ。

  • やっと読み始めた読みたかった一冊。

    知念作品の醍醐味は何と言っても驚愕の医療ミステリーだと思いますが、本作ではファンタジーの要素がかなり色濃く描かれた作品となっています。

    「鏡の狐城」を読み終えるまではファンタジー作品は苦手(正直、今でもあまり好きではない)な為、マブイや兎猫のククルが出てきた時には...大丈夫かなぁなんて思ってしまいました。

    本作の主人公は女医の識名愛衣。

    彼女が受け持つ事となったのは世界でも例の少ない特発性嗜眠症候群(通称イレイス)と呼ばれる昏睡状態が続く患者たち。

    イレイスから目覚めさせる為、アイは祖母からユタの力を引き出され、患者たちの意識の中に入り込み、ククルと共に原因を探り解放(目覚め)させる。

    一見して4人の患者には接点はないと思われていたが、アイが行う「マブイグミ(魂の救済)」により上巻では2人の患者が目覚めることに。

    マブイグミを行っている際には患者毎に「なぜ?」が隠されており、その謎を解明していくことで「マブイ(魂みたいなもの)」を取り戻させる。

    先日読み終えた「太陽の子」で沖縄が描かれており、本作で登場するユタ(沖縄地方の霊媒師?)に対しても嫌悪感を持つことなく入り込めた要素となったと思います。

    患者が目覚めることで、イレイスの謎が猟奇的連続殺人と接点を持ち始め、上巻ラストで警察が語った少年Xとも接点を持ち始める。

    さてさて、下巻でどんな展開が待ち受けているのやら。

    休日なので、きっとこのまま下巻までの一気読みですね。



    説明
    内容紹介
    展開も結末も予測不可能な超大作ミステリー!!

    若き女医は不思議な出会いに導かれ、人智を超える奇病と事件に挑む。
    眠りから醒めない四人の患者、猟奇的連続殺人、少年Xの正体――
    すべては繋がり、世界は一変する。

    眠りから醒めない謎の病気〈特発性嗜眠症候群〉通称イレスという難病の患者を3人も同時に抱え、識名愛衣は戸惑っていた。
    霊能力者である祖母の助言により、患者を目醒めさせるには、魂の救済〈マブイグミ〉をするしか方法はないと知る。
    愛衣は祖母から受け継いだ力を使って患者の夢の世界に飛び込み、魂の分身〈うさぎ猫のククル〉と一緒にマブイグミに挑む――。

    『崩れる脳を抱きしめて』『ひとつむぎの手』
    2年連続本屋大賞ノミネートの著者、最新作!
    内容(「BOOK」データベースより)
    若き女医は不思議な出会いに導かれ、人智を超える奇病と事件に挑む―。夢幻の世界とそこに秘められた謎とは!?予測不可能な超大作ミステリー。
    著者について
    1978年生まれ。東京慈恵会医科大学卒業、内科医。
    2011年、福山ミステリー文学新人賞受賞し、『誰がための刃 レゾンデートル』(『レゾンデートル』と改題し文庫化)でデビュー。
    主に医療ミステリーを手がけ、『天久鷹央の推理カルテシリーズ』が評判を呼ぶ。15年、『仮面病棟』は50万部超のベストセラーになり、
    18年には『崩れる脳を抱きしめて』で、19年には『ひとつむぎの手』で連続して本屋大賞ベストテン入りを果たす。
    近著に『神のダイスを見上げて』『レフトハンド・ブラザーフッド』がある。
    著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
    知念/実希人
    1978年生まれ。東京慈恵会医科大学卒業後、内科医に。2011年、ばらのまち福山ミステリー文学新人賞を受賞し、『誰がための刃 レゾンデートル』(『レゾンデートル』に改題して19年に文庫化)でデビュー。18年に『崩れる脳を抱きしめて』、19年に『ひとつむぎの手』が続けて本屋大賞ベスト10入りを果たす(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

  • 内容は面白いがラノベっぽくてちょっと軽い

  • 睡眠病イレスにかかり目の覚めない四人の患者。主人公は祖母譲りの特殊能力で、相手の心の中に入り、その心理的な阻害要因を取り除こうとしていく。
    結構尖ったファンタジーだが、途中はいつもの医療ミステリーらしい謎解きもあり、安定感はある。不穏な動きもたくさんあり、次のページを読むのがなかなか止まらない。

  • 神経精神研究所附属病院で神経内科医として働く識名愛衣は、眠りから醒めない謎の病気「特発性嗜眠症候群」通称イレスの患者を担当していた…。

    久しぶりに知念さん読みたいなぁと思って、まったく前情報なしに読み始めたところ、おっと、予想外にもファンタジー系ミステリでした。でもよくよく考えたら、タイトルからも装画からもファンタジー感出てましたね。

    知念さんの「死神シリーズ」系のお話の進み方で、ひとつひとつのエピソードがだんだんと繋がっていき、さらに新たな謎が生まれ…

    下巻に続く

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著者プロフィール

1978年沖縄県生まれ。東京慈恵会医科大学卒業。医師。
2011年、第4回「ばらのまち福山ミステリー文学新人賞」を受賞し、12年、同作を改題した『誰がための刃 レゾンデートル』で作家デビューする。代表作に『天久鷹央』シリーズがある。
『崩れる脳を抱きしめて』、『ひとつむぎの手』、『ムゲンのi(上・下)』、『硝子の塔の殺人』、『放課後ミステリクラブ』で本屋大賞にノミネートされる。
その他著書に『仮面病棟』、『ブラッドライン』、『優しい死神の飼い方』、『機械仕掛けの太陽』、『祈りのカルテ』等がある。

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