わたし、聖女じゃありませんから (Mノベルスf)

著者 :
  • 双葉社
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本棚登録 : 30
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (324ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575243659

作品紹介・あらすじ

新たに出てきた聖女により、婚約破棄&冤罪でダンジョン攻略最前線から追放された元聖女ステラ。1年後、冒険者になった彼女は、先祖返りで青い竜に変化することができる亜人・リーンハルトを助けて、彼とコンビを組むようになったことで、楽しい日々を過ごしていた。
一方、ステラがいなくなった後、あと少しで終わると思われていたダンジョン攻略は、なぜか1年が経過しても終わらないままで……。元聖女と秘密を抱えた青年が紡ぐ冒険ファンタジー、ここに開幕!

感想・レビュー・書評

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  • 第2王子のもとでダンジョン攻略の助けをしていたステラは、貴族の聖女に諮られて、追放され、死を装って、別の地で冒険者として活動するが、竜人のリーンハルトを助けたことによって、運命は思わぬ方へ転がっていく。追放された国の危機の場に、ドラゴンを伴って降臨し、一気に留飲を下げる痛快な物語。リーンハルトと愛を確かめ合ってめでたしめでたしで終わると思いきや2,3巻もあるらしい。

  • 実は私、"竜人"が地雷なのですが、これは良い"竜人"でした。

    聖女として短くない時間を戦地で過ごした主人公が、目標達成を目前にして、より素晴らしい聖女にその地位を追われる。その後、過去を隠し新天地で暮らし始めるが……、という話。

    戦地が重要な場面になるだけあって、戦闘も迫力があるし、主人公が無双というわけでも守られてばかりというわけでもないのが、とても好み。
    話もよくできていて楽しく読めた。

  • 魔物たちとの戦いの最前線で短くない時間を必死に過ごしてきた聖女ステラ。婚約を約束していた王子たちの裏切りもあり冤罪により追放され、聖女の地位も奪われた。実家にも居場所はなく、優しい義兄の優しい嘘で、王国最東端の街でソロ冒険者として過ごしている。ある日助けた亜人ハルとの出会いで、ステラの心の傷が少しずつ塞がっていく、前を向いていく優しい物語だなと。ハルまじであたたかい人。

  • 自分ができることを必死にやってきたステラ。信じていた相手から見捨てられたあとも、自己評価が低いのも頑張りすぎるのも変わらず、心配になることも。ハルと出会ってからは、心から信じられる相手と出会えたことに喜んでいるのも、一緒にいるのが楽しいと思っているのも伝わってきてこっちまで楽しくなる。ステラのことを大切にしたいハルだけど、ステラがしたいことを否定はせずに一緒に頑張っていく姿は見ていて嬉しくなった。少しずつ、自分のことを大切にすることを覚えてきたステラ。ハルと一緒に過ごす時間をもっと見ていたくなった。

  • ステラはダンジョン魔物討伐隊の前線で、騎士たちの怪我を懸命に治してきた。恋人の第二王子ライルの存在を心の支えに、聖女として奮闘して5年。
    突然、真の聖女を名乗る侯爵令嬢、オリーヴィアが現れ、ステラの人生は急変する。
    濡れ衣を着せられ、称号も恋人も討伐隊としての居場所も全て失い、ステラは魔の森へ追放される。聖女の力でなんとか生き延びたステラ。
    国の外れの辺境の街で、彼女は冒険者として暮らしていたが、亜人の青年リーンハルトと出会い、ステラの日常は少しずつ変わり始める。

    何ごとにも必死で余裕のないステラがリーンハルトと出会って、周囲を見る余裕を持って、自分を見つめ直していくのが、心地よし。

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著者プロフィール

投稿サイト「小説家になろう」や「カクヨム」で活動中。著書に『わたし、聖女じゃありませんから』(Mノベルスf)、『身代わりの生贄だったはずの私、凶犬王子の愛に困惑中』(アリアンローズ)などがある。

「2022年 『聖剣令嬢の華麗なる推し活』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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