- Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
- / ISBN・EAN: 9784575246056
作品紹介・あらすじ
平和な田舎町で仲の良い家族、友達、近所のひとたちに囲まれ、普通の生活を送っていた仁美。しかし、毎年恒例の秋祭りの日をきっかけにすべてが変わってしまう。何者かが祭りで振る舞われたおしるこに毒を入れ、多数の死者が出た。仁美の幼馴染みの修一郎と涼音も被害者遺族となる。事件の真相を知るべく、探り始めるが……。
感想・レビュー・書評
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うん、これは、少しも良いところを見つけられませんでした。
好きな方、ごめんなさい。
長閑な田舎町の秋祭りで起こった毒物混入事件、犯人は誰なのか、これは無差別殺人なのか?
知り合い同士しかいない閉鎖的な小さな町で、疑いをかけられた人が次々と酷い目にあっていく。
「ルシファー効果」をテーマにしていて、疑われた人を囚人、糾弾する側を看守として、同調圧力によって人を追い詰めてしまう様が書かれているが、全然しっくりこない。
小学生向けの児童書のような文章(ごめんなさい悪い意味です)で、犯人を推理しながら幼馴染との恋物語に母親の恋愛浮気癖問題、父親の若年性アルツハイマーさらには再審請求を目指すなどなど、とっ散らかってる…
そして、そのまま終わり。
内容が盛りだくさんすぎて、薄くなってしまった感じかな、380ページあるけど。
私がこの本を読みたいと思ったのは、毒物(農薬のパラコート)が入れられたのが『お汁粉』だったから。
甘くて温かいお汁粉、ホッコリ系の代表であるお汁粉と毒物という意外性に惹かれてしまったのだ。
帯を見て期待しちゃうの、もうやめたい。 -
秋祭りのおしるこに何者かが毒を混入、多数の死者が。犯人は誰なのかと町民は疑心暗鬼になり暴走する…
和歌山毒物カレー事件を思い出さずにはいられませんでした。集団心理は恐ろしいです。
題材は面白かったのですが、少し長く感じました。登場人物も多くてすんなり頭に入ってこず。読むのに時間がかかる作品でした。 -
正直、苦手な題材な上に、とても暗く、後味が悪かった。
集団心理みたいなのも怖かったし、イライラしたし…
ごめんなさい、こんな感想で… -
最初から最後まで違和感だらけの話だった。
私はこの作者の書く本が好きで、今まで読んだ本はどれも面白かったのに、これは初めてどうした?という感じになった。
まず、登場人物の言動があまりに単純で幼稚すぎる。
そして、感情がおざなりになってる。
近しい人を亡くしたばかりなのに、その悲しい気持ちが伝わってこない。
そして、普段優しい人も一つの事件を通して、人格が豹変する・・・という事を表すために、あまりにも分かりやすく、「看守役」を悪人にしようとしている風に見えた。
小さな町で暮らす幼馴染の少年少女三人。
この物語の主人公はその内の一人である、高校生の仁美。
彼女は幼馴染の修一郎に思いを寄せている。
そして、もう一人は涼音という美少女。
町で恒例のお祭が開催される事となり、仁美の母親は好評のおしる粉を作り担当を任される。
その手伝いを仁美や涼美もするが、そのお汁粉に農薬が入れられ、お汁粉を作った仁美の母親、修一郎の妹、涼美の弟妹が亡くなる事件が起きる。
小さい町は犯人が誰なのかで騒然とし、犯人と思われる人物は糾弾されていくー。
やがて、犯人は自供により捕まって解決したと思われたが、真犯人の疑惑が浮上してー。
話に入りこむ事が出来なくて、少し読んでは中断した。
とにかく、どの登場人物にもこの時にこの態度?こんな汚い言葉遣い?普段優しい人間が?など小さな違和感の積み重ねで共感するのが難しい。
特に主人公の後半にした行為。
何で今そんな事を?となる。
それも、これもストーリーを動かすためだけの事としか思えない。
この物語は、ざっとあらすじを読んで、当時のニュースを知っている人ならパッと思い浮かべる通り、和歌山のカレー毒物事件を彷彿とさせる。
そして、それに併せて、実際にアメリカで行われた監獄実験も盛り込まれ、そちらの話がこの物語で作者の言いたい主題になってると思う。
でも、どちらも中途半端な使われ方だと思った。
監獄実験の方は映画にもなっており、そちらを観た事があり、それは深く考えさせられる内容だった。
この本はそこまでには全く至らない。
ただ、自分の実体験と合わせて、人は誰かターゲットにして、はっきりとした悪を作りたがるし、常に看守役になりたいものではあるな・・・と思った。 -
和歌山毒カレーをモチーフにしているのでしょう。閉鎖的な村社会での善良にみえる人の集団的心理の話。
最後まで犯人は想像できなかったけれど、犯行動機が薄いからなるほどとはならない。
犯行動機が薄い話って全てが台無しでがっかりする。
会話文がわざとらしく、どうにもしっくりこなくて気になってしまうのも残念 -
どことなく和歌山毒物カレー事件や、東京・大阪で起きた青酸コーラ無差別殺人事件がチラつく。
カレーの方も確か祭りの時だったもんね。
子どもが割と亡くなるので辛い。過去〜現在まで読むと結構死んだな?!
最後の最後まで農薬入れた犯人暴かれないから、長い間もやもやしてて、もう犯人突き止めないで終わるのかと思ったら教えてくれた。辿り着くまで長かった…
いや〜しかし最後まで同調圧力怖かった。もうね、黙っとれ!!って押さえつけたくなるくらい、こやぎ庵の店主が強気で怖い!!それに煽られて住民が声を被せてくるんだけど、そこに自分の意見はないのかってくらい同調しかしないから、苦痛だった。
のめり込む恋愛するとエリカみたいになる仁美さあ…
人のこと全然非難できんやん…殺意湧くの簡単だけど、立ち止まれるかが大事。。
つばさが好かないキャラで…もう…ほんと…疲れた。
不倫ダメ絶対!
あと、子ども相手でも嘘はよくない!!
この街住みたくないよぉ…エグすぎる… -
ルシファー・エフェクトを軸に描かれる作品なので、不快な方もいるのは納得。
ルシファー・エフェクト以外にもバタフライ・エフェクトかな?とも思える場面もありました(あくまで私的になので、違うかもしれません)
昔ながらな考えにイライラさせられたり、小さな人間関係だからこそ……なモヤモヤな場面もあったり……
でもそれが現実的でこの世のどこかで有り得る話だとも思いました。
重めだけれど、好きな系統の話でした。 -
平和な田舎で起こった毒しるこ事件。容疑者は住人108人。犯人は誰だ?同調圧力が憶測が冤罪を生み、新たな被害を出す。穏やかだった住人は監獄実験の看取と囚人のようになってしまう。閉鎖的な街だからこそ起こる同調圧力。これは怖い。
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ルシファーエフェクトがいかに恐ろしいかを痛感する。また、和歌山毒物カレー事件を思い出す内容でもあり、少し嫌な気持ちにもなった。
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スタンフォードの監獄実験をベースに、
ある辺鄙な村で起こった事件について
描いた長編小説。
もしかすると、この世界が大きな監獄で
囚人と看守が移り変わりながら
時を刻んでいるだけなのかも……と思った。
小説の帯と 映画の予告編には
引っ掛かりまくってます(๑•̀ •́)و✧
心を掴みまくる帯やら予告編やらを作る人...
小説の帯と 映画の予告編には
引っ掛かりまくってます(๑•̀ •́)و✧
心を掴みまくる帯やら予告編やらを作る人
尊敬!!笑
だが、引っ掛かって多々後悔w
_| ̄|○ il||li
だが、引っ掛かって多々後悔w
_| ̄|○ il||li
1Qさんも、おはようございます♪
ゆーき本さんの言うとおり、考えてみたら尊敬しちゃいますね。...
1Qさんも、おはようございます♪
ゆーき本さんの言うとおり、考えてみたら尊敬しちゃいますね。
しっかり心を掴まれてるもん、私。
あと映画の予告編ねっ!!
今思えば、洋楽CDの帯にも騙されまくってきましたね。
「史上最強の〜」「最高傑作っ!!」ってね。