軟派の作法

著者 :
  • 双葉社
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  • Amazon.co.jp ・本 (186ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575301250

感想・レビュー・書評

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  • ――――――――――――――――――――――――――――――
    空気を読んでいたら、口説きは間に合わない21
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    女は弱者でなく、強者であることを自覚せよ23
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    「仕事頑張ってね」「風邪を引かないようにね」「よく眠れた?」モテたい女の前では、こんな"気遣い"の言葉を頻繁に使わなければならないが、この使い方で大きく差が出る。モテない男は、相手の仕事や体調を"本当に"気遣っている。モテる男は、日常の挨拶のようにこれらの言葉を発している。こんな態度は、むしろ女の気持ちを楽にするのだ。何度も言うが、男の言葉には"無責任"さが大事なのである。26
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    化粧は、女を美しく魅せる手管であると同時に、化粧の下にあるいろんな欲望を隠す道具でもある。30
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    男と女の駆け引きにおいて、実は約束など何のよりどころにもならない。女と交わしたデートの約束は、政治家の公約より信用できないと思ってほしい。女は恋愛において自己保身の才能に長け、自分が納得できる恋愛をしたがっている。

    こんなことにめげていては身が持たない。58
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    ここで美女にわき目も振らず、まあまあの女とガチンコ勝負できるかどうかで男の価値がわかる。腕の立つナンパ師は、例外なくそうだ。

    いま焦らなくても、いつでもチャンスはあるのである。92
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    女は男の前で恥をかくことによって心を開く113

    恥をかいた女が、次のステップに進まない可能性は、一割にも満たない。114
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    自分の"陽の気分"を、相手にも伝染させろ105

    自分も相手も"陽の気分"になること、それがナンパなのである。106
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    ナンパとは、相手の定まらない気持ちをこちらに向け、いつのまにかベッドインに持ち込むことである。

    「こないだ女性誌に載ってたホテルなんだよ。行こうよ行こうよ、一人じゃ行けないしさ」という、最後の"追い込み"まで、常に先へ先へ積極的に誘うことで、女の"まあいいか"という譲歩を引き出す。128
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    「今度、一緒に温泉に行かない?」と聞いてみればいいのだ。「まだ早い」という回答なら、「エッチもまだ早い」という意味である。142
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    本当の意味でのナンパの醍醐味とは、相手がまだ不信感を抱いている、出会ったその日のセックスである。そもそも一度目は、二度目の比較にならないくらいに難易度が高い。その高いハードルを乗り越えてこそ、男なのではないか。146
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    思わせぶりな態度、挑発、色仕掛けなど、男はすぐにセックスに結びつけて考えてしまうが、女はそれを仕掛ける行為そのものですでにエクスタシーを感じている。その頂点をしっかりと見極め、あせらず理性的につきあっていくのが、多くの女と寝る秘訣といえる。148
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    居酒屋の楽しい会話と、ホテルでのセックスとは、一直線に結ばれているわけではない。それをつなぐ潤滑油が必要なのだ。152
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    女性のコンプレックスと思われる個所を、俺はよくいじったり、なでたりするようにしている。二の腕や腹部に無駄肉が少しでもあれば、それを摘んだりする。この行為を表面的には嫌がるかもしれないが、実はコンプレックスが彼氏に受け入れられたと勘違いするのだ。156
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    コミュニケーションは新たなコミュニケーションを生む。158
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    魅力的な女性はこの世に絶え間なく生まれ続けている。男性が失恋の直後だろうが、病床に伏していようが、おかまいなしだ。休んでいる暇など、ないのである。186
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  • 草加大介さんは、初めて?ナンパ塾というものを創始した人らしいので、手に取ってみた。内容は見開き2ページで簡潔にまとまっていると思う。きれいな女性に対して、弱気で接してしまったり、女性にやられた経験があるなら、知っておいて損はないと思う。4文ほど、いい箇所があった。
    ナンパ塾にいかなくても、これだけで、重要な箇所は習えると思う。
    あとは、自分がどこまで動機があるかがカギ。

  • 目次】

    第1章 男心の作法

    第2章 誘いの作法

    第3章 交わりの作法

    第4章 事後の作法


    【ポイント】

    ◆今回もツボだった格言を7つ選んでおります。


    ■1.恋愛関係は、人間関係の後に築かれる

    ◆草加先生曰く、女性を口説こうとした際に、「つき合ってほしい」といきなり恋愛関係を求めてはいけない、と。

    なぜなら恋愛関係は人間関係の基礎があってこそ、初めて築かれるものだから。


    たとえば近所の喫茶店で気に入った女性アルバイトがいたとしたら、「注文以外に雑談する関係」→「名前や素性を知る関係」→「よく行く店のことなど気楽に話ができる関係」→「外で会う恋愛関係」と、段階を踏めばそう難しいことではないだろう。

    実は私も独身時代、行きつけの喫茶店に、気になるウエイトレスさんがいました。

    当時は告ろうかどうしようかずい分迷ったのですが、人間関係も何もできていない状態だったわけですし、もし強行していたら、玉砕必至(結果的に告らなかったのですが)。


    恋愛や口説きをやる際に、プライドは何の役にも立たないだけでなく、むしろ障害となる。(中略)

     曰く、「僕に女なんて必要ない」「男のほうが上なんだ」。
     そのプライドは、強ければ強いほど女を遠ざける。

    私の場合、特に「男のほうが上」とか思っていたわけじゃないですが、「振られるのが怖かった」というのはかなりありました。

    上記のウエイトレスさんに告れなかったのもそう。

    まさに「プライドの高さ」ゆえであり、だからこそモテなかったのだと、今さら反省・・・。


    恋愛に「被害者」は存在しない

    ◆最近、本当の被害者が出てしまった事件(あれは「恋愛ではない」と思いますけど)があるため、違った意味で怯えている人もいるかもしれませんが。
     男も女もだが、ときどき被害者ヅラして失敗談を語っているのを聞くことがある。
     恋愛においては、押すも引くも自己責任だ。

    「恋愛は自己責任」という考え方には深く納得。

    何かしらあると「相手のせいにする」という傾向がある人は、なかなか恋愛で上手く行かないという印象を色々相談を受けていた私としては、感じざるをえません。

    そもそも、その相手を選んだのは自分自身なわけですから、「見る目がなかった」と反省して、次回以降に活かすべきかと。

    先日ご紹介したDVDをご覧になった方なら、納得される話かも。

    というか、DVDに登場する受講生は15人よりもっと声かけていた気がw
     路上ナンパをしたことがある男は、そう多くないと思う。
     それは、「断られるのがいやだ」という羞恥心や恐怖心が、心のブレーキとなっているからである。

    それは、普通そうだと思われ。
     だが、信じてほしい。そんな心のブレーキは、男にとってプラスになることはなにもない。
     まずは15人だ。最初の2人まではかなりの心の葛藤に悩まされるだろうが、6人を越えたあたりでそれは急速に薄まってくる。そして15人に声を掛けたときには、ほとんどの男性は心のブレーキが取れているのを感じるだろう。

    私が今やったら、6人の時点で心が折れるのは確実。←ヘタレ

    そういう意味では、DVDであったように、強制的に「あの子に行け!」と指示してもらった方が、耐えられそうな・・・?

    いずれにせよ、この「声かけ」が「心のブレーキ」を外すのには効果的なようです。


    ■5."ゆっくり歩いている女"を狙え!

    ◆これはナンパのセオリーにもあるお話。
     同じ声をかけるなら、ナンパ成功率の高そうな相手に声をかけるべきだが、それはどんな女かわかるだろうか。
     もっとも大事なのは、歩くスピードである。人間というものは、用事があるから早足になり、暇だからこそゆっくりになる。早足で歩く女よりも、ゆっくり歩いている女に声をかけるべきなのは、自ずとわかるだろう。

    さらにもう1点付け加えると、ゆっくり歩いているうえに「周りをキョロキョロ見回している」というのがベストなのだそう。

    街頭でトライされる際には、ご留意を(?)。


    草加先生曰く、「言われ慣れているから、言われないことが新鮮」と説く"達人"は多いが、実際はそんな生易しいものではない」のだそう。

    ならば何故か?
     絶世の美女ともなれば、嫉妬感情もプライドも人一倍強い。ルックスを褒められないことで、彼女たちの自尊心は引き裂かれていく。
     その精神は、安定を求め、やがて恋愛へと向いていく。

    うーん、ちょっと高度すぎるような気がしないでもなく。

    それ以前に、「絶世の美女を口説く」という設定自体が、路上ナンパでもない限り非現実的ではないかと。


    ■7.「ムッとしてない?」は魔法の言葉だ

    ◆女性に声をかけて、話をしている最中に相手が「ムッとしている」という状況は結構ありがちだと思われ。

    その場合、相手をなだめたりしては逆効果なのだとか。
     俺なら、すかさず「ムッとしてない?」と言う。
     こう言われると、人は反射的に"そんなことはない"という姿勢を取る。とっさに笑顔を見せたりもする。
     一瞬にして、場が友好的なムードになる。だまされたと思ってやってみてほしい。

    確かに見ず知らずの人に「ムッとしてない?」と言われて、「ムッとしてる」と言い返すことも少ないような。

    試す機会はあまりないと思いますが、一応心得ておくと良いかも。


    【感想】

    ◆冒頭でも書いたように、とにかく「法則」や「教訓」のかたまりのような本なので、慣れないと「何でこのような主張が導き出されるのか」がわかりにくいかもしれません。

    通常の「モテ本」の形式をとるのであれば、「こういうことがあった」的な過去の体験等で肉付けするところ、その手の補足はほとんどなし。

    気持ちいいくらい(?)「○○は、こうなのだ」といった主張が展開されていきます。

    それゆえ、ある程度自分なりのナンパなり口説きのイメージがある人にしてみたら、部分的に「そこはちょっと違うんじゃ?」と思うかもしれません。


    要は、本当にナンパしたり、口説いたりしたことのない人があの手の記事を作っている、ということなのですが、なまじ中途半端な知識で知ったかぶるよりは、草加先生の主張に全面的に従ってみると、今まで以上によい結果が出るかもしれません。

    現に、草加先生のナンパ塾では、まったくの素人さんでもそれなりの数字を出しているわけですし。

    逆に、もうちょっと詳しく知りたい、という方はDVDの方で草加先生が熱弁を奮ってらっしゃいますので、よろしければそちらをw


    ◆なお、上記では触れませんでしたが、「女の"潤滑油"は徹頭徹尾下ネタである」なんて格言もあって、下ネタが苦手のsmooth涙目。

    そういえば、同じくナンパ塾を運営されている藤田サトシさんの「モテ・バイブル」の中でも、私自身は全然笑えない「ギャグ」が女性に効果がある旨述べられていて、閉口した記憶がw

    とはいえ、今般思ったのが、こういう「下ネタ」なり「ギャグ」を馬鹿にして使えないのも、恋愛には何の役にも立たない「私のプライド」なのかな、と。

    ここは一つ、下ネタの大家である聖幸さんに教えを乞わねば・・・。


    ◆いずれにせよ本書は、草加先生ご自身の数多くの口説き体験だけでなく、塾生にも口説かせた経験を踏まえて書かれたご本であり、信用はおけるものだと思います。

    DVDではネタバレ自重しまくったフレーズなり教えも、かなり散見され、なるほど講義の副読本として使われる、というのも納得。

    DVDと違って立ち読みでチェックできるのもあり難いですが、DVDをご覧になって納得された方なら、マストだと思われ。

  • ■感想
    ナンパ塾なるものを創設した人間ということで興味を持って読んだんですが、
    要は著者の価値観・経験則からくる恋愛観を記したものです。
    「ナンパの上手い人はこういう考え方をしているのか」と考えさせられるところがちょくちょくあり、なかなか面白かったです。
    特におもしろかったのは、「とりあえず15人にナンパしてみろ」というところ。
    要は、頭の中で話術やら心理を考えてウジウジするのではなく、行動して実体験しろということでしょう。
    自分の周りの人間を見ていても、異性との交際がうまい人に共通するのは、行動力がある+物おじしないという性格だと思います。
    自分はどちらかというと頭の中で自己完結してしまう人間なので、一度チャレンジしてみようかなーなんて・・・

    ■一般的見解
    格言集という形が読みやすく、内容的にも読者の共感を得ることができているようです。
    (とはいえ、レビュー数が少ないのが若干気になるところですが)

    ■総括
    「とある一個人の考え方」として見たら、結構面白い書物です。
    が、読む人によってはひどい嫌悪感を覚えるかもしれません。
    というのも、著者はいわゆる「女ったらし」オーラ全開でしかも「俺」口調で「女はこうやってオトすんだ!」みたいなことを語っているからです。
    容量は多くないし、内容的にはまあウスいので、立ち読みでサラッと読んでみてはいかがでしょうか。

  • 暇だったんで、立ち読みしてみました。

    結構ページあるなあって印象でしたが、
    格言集みたいな感じになってて、
    実質総ページ数の半分も無い感じです。

    読んでみたけど、
    ふ〜んって感じるところと、
    分かる分かるってところとあったかなあ。

    「こんどデートしようね」は約束ではない

    その通りだと思った。
    自分も相手も興味があるときは、
    いつ行こっか??って具体的に日にち決めにかかるよね。

    すぐ読めるし、息抜きには良いと思います。

    それにしても、
    ナンパ塾とかもあるんですねえ、
    初めて知りました。

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著者プロフィール

愛知県出身。ナンパ塾塾長。98年に「ナンパ塾」、03年に「恋愛駆け引き、口説き塾」を設立。テレビや雑誌で話題に。著書に『新・「ナンパ塾」完全極秘マニュアル』『「ナンパ塾」究極デートマニュアル』等。

「2018年 『「ナンパ塾」秘伝 口説きマニュアル【完全版】』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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