高く遠い夢 ふたたび

著者 :
  • 双葉社
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本棚登録 : 21
感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575305456

作品紹介・あらすじ

諦めなければ夢は必ず実現する、を信条に3度地球の頂点に到達。「80歳でもまだまだやれる」冒険スキーヤー挑戦の記録。

感想・レビュー・書評

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  • 80歳にして3度目のエベレストを目指した三浦雄一郎さんによる登頂記。
    前向きに明るく取り組むストイックな姿をつい思い浮かべてしまうが、命がけの登頂ゆえの危険や苦闘を知ることができます。でも三浦さんのそばには登山チームを始めとした人々が支えとなっていること、そんな方々への素直な感謝の気持ちが綴られ、ぐっとくるものがありました。登山家としての生き様は高く遠い夢を傍に引き寄せる強さを教えてくれます。

  • これを読むと、この前に読んだネパール探検って、まさに「探検」というか「冒険」そのもの。だけど、その探検隊は、20代から30代。
    こちらは、まだまだ先の80歳。80歳なりの山の楽しみ方を教えてくれている。
    そうそう、ゆっくり景色を楽しみながら。1日半分だけでもいい。
    それでも1日10回夜中におしっこって尋常じゃない世界だなと思う。
    山の上の景色は、素晴らしいんだろうなあ。
    だから、山の魅力は尽きない。

    山登りをしていて思うのだが、早く上ることが大事で、景色を楽しむ時間がない。
    これでは、楽しさが半減してしまう。
    ゆっくりと山を楽しんで、山を堪能したいと思った。こんな山登りができればいいなあと

  • チーム全員が、三浦さんのことを好きだったということが、成功の一因だと思う。三浦さんの人間性が、三浦さんを死地から救ったのではないだろうか。
    内容的には、もう少し詳しく…と思うところもあったが、それでも十分感動。何に感動って、何にだろう?だか、読後に本を撫でてしまう、という経験は、今までにあまりない。
    もっと詳しく書いた本や、昔の本も読んでみたい。

  • 80歳7ヶ月でエベレストの頂上にたった三浦雄一郎さん。
    頂上をめざす日々をつづった日記が一冊の本にまとめられた。


    本書を読めば、テレビ中継だけではわからない、
    過酷さが伝わってきます。



    なによりも過酷だったのは、「登頂までの過程ではなく、むしろ下山だった。」(本文より)



    テレビでは、体調が悪くなったためヘリコプターをつかって下山してきた、と報道されていましたが、
    具体的にはどういう状況だったかがわからず残念に思いました。

    登っているときよりも下っているときのほうが危険なのです。

    それをあまりつたえず、
    ピークをめざすときのことばかり取り上げてる報道には、違和感を覚えるのです。

    下りではあまりいい絵にはならないから、
    登る際の映像だけで、番組的には十分。

    これでは、登山の楽しいところ、厳しいところを伝えきれていないと思いますよ。




    スポンサーを背負ってエベレストのピークをふんだ者のつとめ。

    登頂した証拠を残すために、酸素マスクとゴーグルをはずし、写真と動画を残す。
    スポンサーフラッグを持っての写真撮影。

    登頂するのも、楽じゃないな。

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著者プロフィール

プロスキーヤー・冒険家

「2019年 『三浦雄一郎 挑戦は人間だけに許されたもの』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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