ボーっとディズニーランド行ってんじゃねーよ ディズニーアトラクション34 本当の物語

著者 :
  • 双葉社
3.08
  • (0)
  • (6)
  • (4)
  • (1)
  • (2)
本棚登録 : 66
感想 : 6
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575314564

作品紹介・あらすじ

ディズニーランド、ディズニーシーの人気アトラクションの原作は意外に知られていないものも多い。本書では34の人気アトラクションのモデルとなった原作から知っていそうで意外と知らない本当の物語を紹介し解説する。著者はテレビやラジオなどでも活躍するコラムニストの堀井憲一郎。「ホリイのずんずん調査」(文芸春秋)をはじめ、誰も調べないような細かい調査を得意として、著書は多岐に渡る。「東京ディズニーリゾート便利帖」(新潮社)など、ディズニー関連書籍も多数執筆しているディズニー通。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • タイトルからどんな内容なのかと思ったのだけど、ディズニーランド/シーのアトラクションの元になった映画のあらすじを書いた本だった。
    でも、それって著者の「東京ディズニーリゾート便利帖」にあったじゃん、と思ったらやはり便利帖のあらすじの部分を抜き出して膨らませたものだった。

    で、なーんだと思いつつ読んでみたのだけと、各章が結構大幅に増量してあるのと、ベイマックスやアナ雪など2020年以降にオープンするアトラクションの元になった映画のあらすじも書いてあったりして、ちゃんと面白かった。
    どの映画もガッツリとネタバレで、そして著者の「ディズニーに詳しいけど、決して信者ではない」という目線からの感想がチョイチョイ挟まれていて楽しい。

    スイスファミリーとか地味なアトラクションの原作にもしっかりと言及してるし、アナ雪とかの超有名作品でも、あらすじをなぞるだけにとどまらず「凍りついたアナは自分の愛で自ら生還した」とか、そういえばそうか!と思える鋭い解釈を加えてくれてたりしていて、単なる「アトラクションの元ネタガイド」を越えた色んな楽しみ方ができる。

  • 読んでいなくても楽しめるし、読んでいたらなお楽しい。そんな一冊です。アトラクションの元のお話がわかるのでおもしろいです。
    この本を読んでからディズニーに行きたい!

  • 作家買いです。久々のディズニー本は、TDRのアトラクション大好きだけど、そのバックグラウンドをあまり知らずに乗ってる人に向けた「ディズニーアニメ世界の基礎知識」本です。
    ハッキリ言って、マニア&オタなら読まなくても大体知ってる内容なんだけど、TDR行くのにアトラクションの元になってるアニメのストーリーを知らずに行く人ってそんなにいるんですかね?
    プリンセスものやプーさん、トイストーリーあたりはみんな観て知ってますよね~
    だけど、ロジャーラビットや2万マイルとかになるとストーリー知らなくてつまらなくなってるゲストさんもいるのでは。映画もとても面白いからみんなに見てほしいですよね…
    ディップのことはわかってたほうが面白いです。
    後付け映画ではあるけどホンテもエディ・マーフィーの映画がすごく面白かったし。
    物語を充分知った上でTDRに行くと、もっと楽しめますよね。
    そういう、初心に帰る気持ちを思い出させてくれる一冊でした。

    あと、フランダーはフグって書いてあったけど、フグじゃないです~!!それは言っておきたかったです(笑)

    • ぴよこまめさん
      テーマパークとなると、家族連れやカップルのパートナーにせがまれて、といったパターンも多いかと思います。

      なので、「ディズニーは好きでも嫌い...
      テーマパークとなると、家族連れやカップルのパートナーにせがまれて、といったパターンも多いかと思います。

      なので、「ディズニーは好きでも嫌いでもないけど、頼まれたしとりあえず行ってみるか」という気持ちで行って、長蛇の列や子守で疲れながら乗り物にやっと乗れたかと思いきや…一人話について行けない…となると、
      辛い記憶だけ残りがちで2回目に繋がらないってこともあるので、
      そういった「取り残されがちな同行者」に良いのではないでしょうか。
      2022/04/06
    • komopyさん
      ぴよこまめさん、そうですね!!本人オタじゃないのに付き合わされた同行者の方々にぜひとも一読してもらってTDLのこと理解してもらうのに最適です...
      ぴよこまめさん、そうですね!!本人オタじゃないのに付き合わされた同行者の方々にぜひとも一読してもらってTDLのこと理解してもらうのに最適ですね。映画も一緒に見てからだと、もっとパークの良さを理解してもらえるかも。
      2022/04/07
    • ぴよこまめさん
      横でげんなりされていたらコチラも気を遣いますし、ちょっとでも楽しんでもらえたら一石二鳥ですよね!
      何事も背景を知れば楽しいもの、楽しむために...
      横でげんなりされていたらコチラも気を遣いますし、ちょっとでも楽しんでもらえたら一石二鳥ですよね!
      何事も背景を知れば楽しいもの、楽しむために行きましょう!
      2022/04/07
  • 目次はものすごく興味が惹かれるタイトルになっているが、肝心のあらすじは、それぞれの作品のネタバレを含むストーリーが大半、最後の1.2行でタイトルを回収するという流れ。
    アトラクションのバックグラウンドストーリーを期待していた自分としては少し期待外れとなった。
    ディズニーランドというよりは、気になったディズニー作品を見る導入寄りだと感じた。
    見る人のスタンスに大きく左右される作品だと感じた。

  • タイトルに品がないのですが、中身はそうでもないです。
    文体か統一されていませんが、体験者の話を対面で聞くような、そんな心持ちで読めば気になりませんよ。

    ディズニーリゾートに家族やパートナーにせがまれて行く人は多いハズ。
    よく「ディズニーランドにデートで行ったカップルは別れる」というジンクスを耳にしますが、それはネタを知らないから余計に温度差が広がるのも一因であり、この本を携帯していればテーマパークの待ち時間にも楽しめる一助となるのではないでしょうか。
    巻末の「重要度(乗り物別、ネタを知っていなくても楽しめるか楽しめないか)」が親切です。

    私はテーマパークの雰囲気が好きで、ディズニー作品もある程度は見てますが熱狂はできない、といった程度の来園者です。
    実写も古いものほど観る気が起きず、物語も原作が好みなためディズニー展開があやふやな知識のものも多く、本書でその違いなどが比較できたのが面白かったです。
    原作を知っている人が思う無理矢理なハッピーエンドへの感想が著者と同じで笑えました。

    そしてウォルト・ディズニーは差別的でもあったというのもよく知られた話、結構、アジアを馬鹿にしてないかな〜アフリカとかゴチャ混ぜで文化を理解せずに作ってないかなーと思うことが多かったのですが、やっぱり他の方もそう感じることはあったのだなぁと著者に共感。
    作品『南部の唄』は歌が好きだけど話は知らない、といった程度の知識でしたが、差別問題でもう公開していない、レンタル等もできないというのは本書で初めて知りました。
    根深い問題で傷つく方もいらっしゃるのは事実ですが、そういった方も「過去にそんな思想信条がまかり通っていた時代があった」という事実抹消までは望まないはず。
    日本の昭和流行漫画の再版時お決まりの「本作品には差別的、非人道的表現が含まれますが、当時の時代背景を鑑み、そのまま掲載しております」の注意書きをしていれば良いのではないでしょうか。
    軒並み目に触れないようにする焚書坑儒的な手法は、逆に歴史歪曲・隠蔽・誤認にも繋がり、宜しくない展開かと思います。

    話は逸れましたが、ネタバレの宝庫な本書は忙しい現代人にとって、最大に休暇を楽しむための良本になると思いますよ、オススメです!

  • ん?
    このアトラクション、映画より先にあったけど??

    ん?
    このアトラクション、リニューアルしたからこうなのでは??

    という、古参オタク的にはツッコミどころがある本ですが……。堀井先生の文章だから楽しめるかも?

    ☆読後あとがき読んで理解しました!

    ディズニーランドが好きだけど…ディズニー映画は観てないよーという初心者向け読本でした!

    ぜひこれを読んで予習してから、パークを楽しみたいですね♪

    親切な本でした!

全6件中 1 - 6件を表示

著者プロフィール

1958年生まれ。京都市出身。コラムニスト。
著書に『かつて誰も調べなかった100の謎 ホリイのずんずん調査』(文藝春秋)、『青い空、白い雲、しゅーっという落語』(双葉社)、『東京ディズニーリゾート便利帖 空前絶後の大調査!』(新潮社)、『ねじれの国、日本』(新潮新書)、『ディズニーから勝手に学んだ51の教訓』(新潮文庫)、『深夜食堂の勝手口』(小学館)、『いますぐ書け、の文章法』(ちくま新書)、『若者殺しの時代』『落語論』『落語の国からのぞいてみれば』『江戸の気分』『いつだって大変な時代』(以上、講談社現代新書)などがある。

「2013年 『桂米朝と上方落語の奇蹟』 で使われていた紹介文から引用しています。」

堀井憲一郎の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
雨穴
森鷗外
佐々木 圭一
リンダ グラット...
東野 圭吾
伊坂 幸太郎
雨穴
湊 かなえ
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×