うつ病になってマンガが描けなくなりました 発病編 (アクションコミックス)
- 双葉社 (2022年10月20日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (184ページ)
- / ISBN・EAN: 9784575317480
作品紹介・あらすじ
「ベテランギャグマンガ家・相原コージ、コロナ禍の中、突如うつ病に。病いと戦う日々を真摯に淡々と描いたドキュメンタリーコミック!」コロナ禍の中、けがをきっかけに突如ネームが進まず悩み、仕事に支障が出るように…。コロナで外出がままならず、孤独な状況が続く。食欲がない日々が続き、体重は激減。ついには自宅の仕事場で自殺未遂を…。そして入院。閉鎖病棟にて病いと戦う日々に。
感想・レビュー・書評
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昔、「コージ苑」が好きでよく読んでいた。
うつになった時の感情の変化がとてもよく分かる内容だった。
悪い想像が止まらない。なんだかわかる気がする。
そんな日もある。他人事じゃないよな。
そんな壮絶な体験を漫画にしてさらけ出してくれたことに感謝したい。
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性欲が突然なくなるところが、リアルで恐い
コージさんのふつうの生活が垣間見えて、温かいものを感じたりもするんだけど
特別な理由もないのに、首を吊りそうになったり
少しだけ分かる部分があって、恐い
思考力がどんどんヘンになっていく過程は、オレはまだ経験したことがないので、理解できなくて、良かった
いずれにせよ
特別な理由がないのに自殺しようとするのって、大うつ、なんだ・・・・・
いろいろと参考になった・・・・・・・ -
コージ苑やサルまんは世代なので良く読んでいた。その相原さんの鬱闘病記。
あっという間に読み終わった。コマが大きい。リハビリなのか後遺症なのか。執筆時点の9年前から抗うつ薬飲んでたようだけど、やはりギャグ漫画家は病みやすいのだろうか。
奥さんに救われてると思った。独身子なしだったら死んでたのではないか。自分が心配。でも後に残る者いないからどうでもいいか。 -
漫画家相原コージさんがコロナ禍でうつ病になり、入院するまでを描いた作品。
うつになるきっかけや、その後の希死念慮がリアルでいつ自分もそうなってもおかしくないなと思わされる。
続きの入院編も読みたい。 -
病は違えど、身内で、保護室への強制入院となった人がいる身としては、当事者である、相原さんの気持ちを知ることができ、とてもありがたかった。
奥さんのあっけからんとした対応がほんとに良くて、私もこうあれたらよかった…!という後悔の気持ちもあったが、さすが、ギャグ漫画家さんの漫画なので、あまり深刻になりすぎず、面白く読めたことも良かった。 -
相原コージ、色々親近感があるこの漫画家が鬱病になり漫画が描けなくなったという。前兆は外出できなくなるなどあったが、抗うつ剤などの薬を色々変えてもまずは食欲がなくなり、好きだった配信動画も見ることが面倒になり、あれ程好きだったエロも一切感情に響かなくなり、ネームも全くかけなくなるという雪崩のような状況。57歳にして仕事もできず経済的にも困窮し一生妻の重石となってしまうとグルグル考えていると解決策は一つしかないと思えてくるという。気付くと自殺の事ばかり考えてしまい、パスワードの一覧を分かりやすいところに置いたり、PCのエロ画像&動画を削除しまくったり、昔の紙のエロも鋏で細かく裁断したり・・・。
そしてなんと出版社の人がお見舞いに来る前日に自分がコロナに感染したと思い込み、自分が死ねばお見舞いの人にコロナを移さずにすむからと思って自殺しようと様々な方法で試みる。常人には謎の理屈だが、鬱病患者には全うな思考なのだろう。これは怖い。で特に対人関係とか会社とかの鬱原因が無くて自殺未遂までいくのは大鬱病ということで即入院となる。
来年入院編が発売予定。