それでも愛を誓いますか?(8) (ジュールコミックス)

著者 : 萩原ケイク

• 双葉社 (2022年8月17日発売)

作品紹介・あらすじ

純と武頼は、結婚して８年、レスになって５年が経つ、子なし夫婦。実家に帰り、子供のことについてしっかり向き合った武頼は、純に子供が欲しいかを改めて問いかける。「今月答える」そう真山に伝えていたことも含め、私も決めなければと想いを巡らせる純だったが――。「35歳の壁」を描き続けてきた超話題作、ついに完結！

感想・レビュー・書評

[蜜柑さんの感想 · 2023年10月18日]

【最終巻】すごく考えさせられる本でした。読了後もずっと重くてぐるぐるいつまでも深く考えてしまう……(._.)。なので…うん！真山くん成長したなぁ！可愛いなぁ！すべて真山くんへと気持ちを持っていきます（笑）(^^)

[恵瑠さんの感想 · 2023年3月18日]

なんとなく目についてレンタルしてみた。
完結済み読了。

内容もわからないままに読み始めたが、最初から話が重く、読み進めるか悩んだ。
親の介護、子供、産むのか産まないのか、夫婦間のすれ違い、不倫になるのかならないのか……

読み進めながら、作者さんは描きながら辛くなかったのかな、と考えてしまった。

真山くん、がんばれ。

[こったむホライズンさんの感想 · 2022年12月25日]

・３６話
メンタルクリニックへ行く武頼。
何も無く終わるか、嫌な結果になるか・・

新システムの中国語翻訳に一役買ってくれる池内さん。

真山のシステムが高く評価されてるのも気に食わない赤城は、山田課長に早速不倫の件を暴露する。
赤城を突き動かしてる根底にある理由がダサすぎて笑う。

・３７話
不倫はしてないと伝えるけど、課長には新システムの担当を外れるよう言われる純。
課長はずっと体調悪そうだと思ったら、不妊治療中みたい。
赤城に発言を撤回するよう頭を下げる真山。
赤城はもうどうしようもないくらい株下がってるから、どうせならこのまま最後までゲス対応貫いて欲しい。

・３８話
子供産まなくてもいいんだよって言ってくれた課長。
純、呪いからは解放されたかなあ。

武頼は体は異常無かったけど軽い鬱状態だと診断される。そのこともあり休職を考えてる。

思いもよらなかった池内と田辺が手を組んで赤城の不正悪事を暴く展開に。

ついに純は武頼じゃなく、真山への思いを取った。

・３９話
真山を選んだのかと思ったら、キスだけして、自分を植え付けて帰った純。
選んだのは傷付けてでもお別れする事だったんですね。

純のお母さんに連絡して安心させてくれてた武頼。
武頼は自分の母にも純の母にも本当思いやりがありますよね。

・最終話
純がバリバリ働いて、武頼がバリバリ家事をして。
どっちも実は自分に合ってたかのように穏やかに進んでいく日々。
すれ違っていた二人はまた綺麗にハマって流れ出した。

真山にも純にも、お互いに助けられて愛を感じた瞬間を大切に忘れないでいてほしいな。

[モコもずくさんの感想 · 2022年11月17日]

現実ではこんな感じなのかなぁというような私としてはモヤモヤする終わりだった。
現実だと離婚して年下の自分を好いてくれる人とサクッとくっついて仕事も順調で子供も出来てハッピーエンドってわけにはいかないし…
ただ創作物にリアリティのある重さを求めてない私には合わなかった。
買わなきゃよかった。

[Ｎａゆきさんの感想 · 2022年8月18日]

個人的には主人公夫婦には離婚を選んでほしかったけど……ああ、彼らはこれからもずっとこういう生き方をしていくんだろうなって思えるラストだった。
ここまでに至るまでがあまりにも重すぎたから、ハッピーエンドっぽい終わりでも、ふぅ～と息をつきたくなった。
それでもこの作品が面白かったことは間違いない。なんか、憑りつかれたように読まされた。
人間の心は汚い。世の中自分勝手な人ばかり。でもそれは誰にでもそうかもしれない。
苦しく、人の汚さと同時に弱さも見せられたすごいお話だった。