- Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
- / ISBN・EAN: 9784575516326
感想・レビュー・書評
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特にやり返してこないからと、いじめにあい、それに耐え続けてた彩菜。
しかし、ある日突然突き飛ばされ車に引かれ、幸い無事だったもののこのままではいつか殺されると危険を感じた彩菜は復讐を決意、それもクラス全員に、親友さえも。
退院した彩菜は復讐を始めるが...
途中まではうまくいくものの、復讐をなす度に、喜び・怒り・不信感・後悔・などなど様々な感情のバランスがおかしくなっていきだんだん壊れていきます。
親友だと思ってる人がもしかしたら裏切ったのでは?協力者が実は自分を嵌めようとしてるのでは?
殺られる前に殺らなくてはという焦りから計画が雑になってきたり、本当に人が死んで後に引けなくなったり、警察にも露見し始めてきたりして、様々な事態がごちゃ混ぜになり狂気が彩菜を支配していく。
こういうキャラクター好き笑
そして自分の妊娠までも発覚して絶望、もはや復讐以外頭に無い、自らの命もどうなってもいい、狂気そのものに。
親友だと思ってたやつが、本当に親友で自分を守るためにあれこれやっていた事を知り、私がしていることは、意味があるのか?と途中葛藤したり。
美穂の彩菜を思う気持ちは切なかった。
結局クラスが崩壊するには至るが、協力者だった意外な人物によりあっさりと彩菜も致命傷を受け、虫の息の時に思わぬ黒幕が現れ、真実を知り命を閉ざすことになる。
エンターテインメントとしてこういう話は面白くて好きです。
人は誰しも内側に狂気を飼ってて、何をきっかけにその狂気が表に出るかわからない、と思った。
学校の教室みたいな閉鎖された空間はいろんな感情が増長されやすい場所だと思う。
いじめとか自殺とかね。
溢れ出した感情を逃がせる場所 というのがあればいいのだけど。
あとはそういうのに大人が気づいてなんとかしてあげられればね。
でもいろんなモノが今の時代は壊れていると思う。
結論、今の中高生は怖い笑詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
怖いけど、どんどんと面白味が増す。
復讐してやれ!とも思うし、
やめろ!とも思う。
不思議とあったまる1冊。 -
文もストーリーも全体的に稚拙だが、先が気になった。
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話が幼稚すぎて読めたものでは無い。高校生が書いたの?って感じのストーリー。やむなく断念。
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クラスメートにいじめられ、信号待ちの横断歩道で後ろから押され車に轢かれ死にかけた女子高生が復讐を決意し実行するという物語。
クラス全員を的にかけ1人ずつ順番に学校に来れない状態にしたり、殺したりとかなり過激な内容だった。爽快な復讐劇かと思いきや助けようとした友達もいてその友達も自殺させたりとやるせない気持ちにさせる内容もあり、単調な内容ではなく最後まで面白く読めた。
最後は以外な結末で、クライマックスも面白かった。 -
さらさらと読めたので星3つ。 内容は・・・。
設定が高校生で、幼稚さと残酷さのバランスが取れていればもう少し面白かったかも。 読みはじめてすぐに非現実的な話と分かったので漫画感覚で進めれたのは○。 最後の黒幕が語り過ぎ(と言うか説明)が✕。「全部俺が仕組んだ、誘導も、決裂も俺に掛かれば簡単だ、あばよ」ぐらいにしとけばよかったのに。 -
思ったより、残酷な内容ではなかったが、読後感は微妙。
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無茶苦茶感ありあり
いじめにあっていた彩菜(中学3年)はいじめていたクラスの連中に対して復讐することを決意する。
何故自分がいじめられるのか、何がきっかけでいじめが始まったのか、復讐と同時に首謀者を探る。果たして首謀者は誰なのか?そして黒幕は?
初めて読む作者さん。
「自殺」「レイプ」「殺人」いじめの内容と復讐の内容が中学生の設定では衝撃すぎて何か入り込む事ができなかった。
登場人物が多いけど割と人物関係はわかりやすかったです。
続編らしきがあるようなのですが読むかどうか悩み中。 -
登場人物が多すぎて名前を覚えるのが大変だったが、
最後まで楽しく読めた。 -
酷いイジメに遭っていた中学3年生の女生徒は復讐を決意。
イジメ首謀者探しとクラス全員への命懸けの復讐劇の物語。
タイトルから興味を持ち、読み始めました。
今までは恋人や大親友が自殺などして復讐をするケースが多かったですが、今回はイジメられた側の復讐劇でした。
正直、イジメに遭った女生徒は相当タフだと思いました。
もっと華奢のイメージがあったのですが、思ったよりもパワフルで。
そんな体力勝負の復讐劇が気になる方にお勧めの作品です。