ダブル<新装版> (双葉文庫)

著者 :
  • 双葉社
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本棚登録 : 208
感想 : 17
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  • Amazon.co.jp ・本 (496ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575523164

作品紹介・あらすじ

被害者の女性の特異な容貌から注目を浴びたひき逃げ事件、痴漢の容疑をかけられた男の転落死、老人が飲んだ薬物入り缶コーヒー騒動。それら未解決の事件には、ある人物の姿が見え隠れしていた。謎を追う女性ライターが辿り着いた真相とは!?

感想・レビュー・書評

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  • さらっと一気読み
    深く考えず展開が気になりどんどん読めた
    異様な親の愛が面白い

  • ブクログフォローさんの感想見て気になってた本。
    面白かった。最初から犯人は解ってて、それを追い詰めるパターンかと思いきや更に一工夫あり。それにしても犯人サイドの人を手にかけるにはあまりに身勝手で罪の意識がないことにびっくりした。だから追い詰める側も刑事でなくライターさんだったのかな。一気読みしてしまった。

  • 終始ずっと狂気をはらんだ人物を、更に超える狂気。
    それを目の当たりにした時の衝撃にぞわっとするけれど高揚もしてしまう。
    追うものと追われるもの。二人の駆け引きにも目が離せなかった。

  • 読んでてドキドキしました。
    追う側、追われる側両方の立場が交差するように展開するからかも知れません。
    面白かったです

  • これは面白い!
    そこまで有名ではないのが勿体ない。もっと評価されていいレベルのサスペンス小説だ。そこには捻りもあれば一筋縄ではいかない展開もある。終盤は怒涛の展開から目が離せなかった。
    バラバラに見える事故の陰に見え隠れする一人の女がいる。女性記者が彼女に近づくが……。
    二人の距離が縮まっていく過程が実にスリリングで読み応えは抜群だ。作者の早すぎる逝去が惜しまれる。実に良い一冊だ。

  • 面白かった。
    事故として処理された3件。そこに妊婦が見え隠れする。
    その妊婦を追う女性記者。
    乃々香の掴みどころのない独特の雰囲気とがむしゃらとも思える多恵。
    最後はどうなったのだろう?

  • 【晴れ渡った空。暖かな日差し。心地よい風。なのに寒気がする。】
    【一歩引いて見直してみると、まるで違った風景が広がっていく。】と言う文章が秀逸。
    すべてを物語っている。

  • 終盤までテンポも勢いもよく一気読みにふさわしい。けど、最後の最後、展開が読めてきてしまい、残念。やや尻つぼみ感が残る。

  • 一見無関係に見える事件がある一人の妊婦にからんでいることを突き止めた雑誌記者の多恵。多恵が妊婦の乃々香を追う。なかなか面白かった。ラストはちょっとあっけなかった。

  • 追う女。ひらひらとかわす女。全く違う場所から、少しずつ近づく二人が交差し、追う女がかわす女のスカートの裾を掴んだかと思ったら、実は…構成は巧み。ただどこか物足りなさと消化不良感が残る。

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