忍者だけど、OLやってます (双葉文庫)

著者 :
  • 双葉社
3.50
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本棚登録 : 496
感想 : 40
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  • Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575523294

作品紹介・あらすじ

一見普通のOL・陽菜子には秘密がある。実は代々続く忍者の里の頭領娘で、忍者の生き方に嫌気がさして里を抜けだしたのだ。ある日、会社の上司・和泉沢が仕事の重要書類を紛失する。どうやら盗まれた可能性があり、陽菜子はこっそり忍術を使い書類を取り戻そうとするが、背後には思いがけない陰謀が待ち受けていて……!?

感想・レビュー・書評

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  • 普通な日常を求めて忍者の里を抜け出した陽菜子は、同じ里の出身で同居人の穂乃香に半ば監視されながらもOL生活を満喫するために日々を過ごす。そんなある日、憎めない上司で同期の和泉沢に会社存続を左右する話が舞い込み、陽菜子は忘れかけていた術を使って普通な日常を守ろうと奮起する。

    2時間ドラマを観たかのような短い作品でしたが、どうやらシリーズ化しているようですね。それぞれのキャラクターが映えていて、すんなりとイメージが湧いてくる読みやすさでした。

    福田和代さんの『梟』シリーズがシリアスかつアクション要素が多めと比するなら、本作はコメディと恋愛要素が多めの印象でしたので、お茶の間のお供に良いかと思います♪

    • 伊奈さん
      お薦めありがとうございます!
      「タイタン」、面白そうですね。
      とりあえず電子版のサンプルをダウンロードしました!
      今年もよろしくお願いします...
      お薦めありがとうございます!
      「タイタン」、面白そうですね。
      とりあえず電子版のサンプルをダウンロードしました!
      今年もよろしくお願いします!
      2024/01/06
    • マメムさん
      伊奈さん、コメントありがとうございます。
      好みに合うと良いですが合わなかったら、すみません(^_^;)
      伊奈さん、コメントありがとうございます。
      好みに合うと良いですが合わなかったら、すみません(^_^;)
      2024/01/06
  • なかなか展開をドキドキしながら楽しむことができた。最後の最後に気になる点が・・・早く続きをゲットせねば・・・

  •  忍者。戦国時代に傭兵として活躍したことが有名だが、徳川時代にはかなり数が減り、近代の幕開けとともに姿を消したたとされる。
     だが忍びの里は現代でも残っており、諜報活動等を請け負う民間の秘密結社として裏の世界を支えていた。
     これは、とある忍びの里で頭領の娘に生まれながら、里を捨てて「普通の女の子」として生きるため OL になったくノ一の物語である。全5章。

         * * * * *    

     ずっと不思議でした。忍者がいたことも忍びの里が存在したことも事実です。なのに時代が変わっただけで消え去るものなのでしょうか。容赦のない信長でさえ伊賀を壊滅させることはできなかったのです。

     だからテーマや設定に惹かれて、このラノベ作品を手に取ったのですが……。

     ああ、小学校低学年対象だったか。

     直線的なストーリーだし、心理描写も浅い。忍びの歴史や心得について掘り下げた説明もなければ、術の解説もない。
     また敵側と術の応酬をするシーンもなく躍動感に欠けるため、クライマックスやエンディングもまったく物足りない。

     おまけにコメディーでもないから、あまり盛り上がらないまま展開をただ目で追うだけで、あっと言う間に読み終えてしまいました。

     初読みの作家さんなので、この作品だけで判断はできないけれど、もう少しばかり(いや、かなり)読ませる工夫が欲しかったと思いました。

  • 忍者のOLってどういうこと??と思って読み始めた今作。
    めっちゃ忍術使いまくって派手に戦闘とかするのかなと思ってたけど違った

  • 思いのほか面白かったです。

  • 意外と面白かったけど
    忍びいすぎじゃない…

  • 忍者がOL?タイトルにものすごい惹かれたので購入。

    商社で働いている望月陽菜子一見普通のOLだが実は忍びの里出身の忍者。
    忍の縛られた生き方に嫌気がさして抜け忍になるが上司のとあるミスにより忍の技を使い助けるがそこには陰謀が絡んでいた。

    陽菜子は優秀かと思いきや爪が甘くライバルに見破られ、同じ里の忍にはバカにされ自分自身に悩む。
    信念、大事なことを少しずつ見つけていく様は泥臭く好感が持てる

    逆に陽菜子の上司が頼りなさすぎてなんだこいつ?て感じだった。

    忍者らしいバトルはなかったけど探りあいにはひきこまれた。

  • 忍者の生き方に嫌気が指して里から出たくノ一が、OLをしながらも会社間の陰謀に巻き込まれるお話


    忍びの里の頭領の娘として生まれながら、忍者としての在り方に嫌気がさし、里から抜けて暮らす陽菜子
    里では落ちこぼれのような評価だが、自らの容姿を変貌させる変身術だけは特筆される能力を持つ
    会長の理念に共感して就職した商社のOLのとして働いている中、職場の上司で会長の孫の和泉沢から重要書類を紛失したと相談を受ける
    どうやら書類はライバル会社に盗まれたと悟った陽菜子は、こっそり忍術を使って取り返そうとするが、実はその背後には様々な陰謀があって、望まずとも巻き込まれていく事になる


    タイトルのイメージとしては、OLが忍術を仕事に利用するコメディストーリーを思い浮かべたけど、実際は企業間や忍者同士の陰謀が交錯する


    忍者として生きる事も、抜けた者として忍術一切を断つ気概も、新たな主を求める決意も足りない陽菜子

    忍術を捨て、主を持たないのに、何のために再び忍術に手を出してまで何を守ろうとするのか?


    経営者一族の御曹司で30過ぎにもかかわらず語尾に「もん」を使うような能天気な和泉沢
    それでいて人を見る目はありそうな雰囲気も
    誰を信じ、何を求めるのか?というのが明確なところがとても眩しい
    まぁ、フィクションだから許されるくらいの善人かな


    向坂は登場したあたりや陽菜子に詰めるあたりで、「ツンデレ」の称号を与えたんだけど
    その後の穂乃香の言葉でそれすらも手段の一つという解釈を与えられる
    でもまぁ、結局はツンデレというかツンツンの奥底には陽菜子への想いはあると思うよ


    ビジュアル的に、映像化に向いているように思える

    陽菜子は元が地味顔で変幻自在な女優さんということで黒木華が適任か?w

  • 期待してたよりずっと面白かった!
    和泉沢はいいぼんくら。


  • 読書時間が少し減っている時期に
    いつもとは違う本を…と思っていたところ
    タイトルに惹かれて読んでみることに。

    初めて読む作家さんで、お仕事小説だけど
    頭の中で想像しやすく、ポップで楽しかったです!
    現実ではありえないけど、それがハマって
    続編3冊まとめ買いしました!
    別の作品も読んでみたいと思いました。

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著者プロフィール

1984年、愛知県生まれ。2000年、『翼をください』で第7回講談社X文庫ティーンズハート大賞佳作を受賞しデビュー。「忍者だけど、OLやってます」シリーズなどのオリジナル作品に加え、『白猫プロジェクト 大いなる冒険の始まり』『リトルウィッチアカデミア でたらめ魔女と妖精の国』『小説 透明なゆりかご』『小説 空挺ドラゴンズ』『さんかく窓の外側は夜』などノベライズも手がける。

「2021年 『大怪獣のあとしまつ 映画ノベライズ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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