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- Amazon.co.jp ・本 (344ページ)
- / ISBN・EAN: 9784575524963
作品紹介・あらすじ
昭和30年代の名古屋の繁華街・大須。何でもありのごった煮の街で終戦直後に生まれた碧は母親と二人、つましくも幸せな日々を送っている。将来、映画監督になることを夢見て、アルバイト代で映画館に通う碧。そんなある日、一人の男が母娘の前に現れる――。街を行き交う市電の優しい揺れに乗せて描く、少女のゆるやかな成長物語。
感想・レビュー・書評
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凄く良い、凄く良かった。大須は名古屋でもまた違う独特の色合いがあると思っていたが、ごった煮が似合う街なんだよ。花電車が走るくらいだから、ごった煮の言葉が1番似合うのかな。街の出来事が起きるのだけど、その合間合間に入れる動作、秀治がおはようと近付くと洗濯する手に力が入ると、そして富江さんが早く学校へ行けと代わってくれるって、日常が浮かぶのがいいかな。映画館で過ごして映画監督になるって言う、そして有言実行に敬意を表する。大変な男社会で挫けないのは大須で芯が鍛えられたこと。花電車が浮かんだ、つつじのが浮かんだ
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