源氏物語あやとき草子(二) 国母の女房 (双葉文庫 え 08-08)

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  • 双葉社
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575527315

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  • 彰子の二度目の懐妊。
    そして、次々と一条帝の住まう内裏で火事が起こる。彰子と紫式部は互いに一条帝の御代を道長から護るために自らしかできぬやり方で戦ってゆく。

    女性は強いですな。

    一方、道長は零落していく光源氏の姿に己の未来の姿を見る。

    彰子と紫式部の物語は色々と読んでますが、こちらも大変楽しいですね。

    さて、三条帝が攘位。彰子の子がいよいよ天皇に。

    続きが楽しみです♪

  • 1巻よりさらに良い。まあ、おもろい時期なのではあるが、
    1巻で炎上した一条院の後、敦良親王誕生、一条院崩御、
    そして、三条天皇即位、炎、譲位と目まぐるしく動く
    彰子&紫式部VS道長
    政治的に使われる『源氏物語』という視点も非常に面白く読み応えあり。
    遠藤本、個人的にとても相性が良いので入り込みやすく、萌えしかない。
    続きが待ち遠しい。

  • 彰子と紫式部そして道長、それぞれの思惑が物語を利用して交差しているのが面白い。
    一条天皇の懊悩がこの辺はいつも悲しい。
    まだまだ続きそうな感じですね。

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著者プロフィール

東京都生まれ。
2017年に『週末陰陽師  とある保険営業のお祓い日報』でデビュー。
著書に『平安あかしあやかし陰陽師』、『平安後宮の薄紅姫』、『平安・陰陽うた恋ひ小町 言霊の陰陽師』、『平安後宮の洋食シェフ』、『王立魔術学院の《魔王》教官』、『晴明の事件帖 消えた帝と京の闇』など多数。


「2022年 『平安姫君の随筆がかり 二 清少納言と恋多き女房』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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