細い赤い糸 日本推理作家協会賞受賞作全集 (15)

著者 :
  • 双葉社
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本棚登録 : 39
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (290ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575658132

感想・レビュー・書評

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  • 静かな殺人の物語。何時の時点で殺人が起こったのか、見誤っていました。悲しい事件でした。

  • トリック、探偵なき推理小説です。
    その物語の深さには驚かされることでしょう。
    一見すると何のつながりのない事件に見えますが…

    ただし、結構文章的には
    犯人のヒントとなる記述が
    多めなので、勘の鋭い人は
    女性が殺害されたあたりで
    わかってくるかと…

    最後も静かに終わります。
    勧善懲悪でもない、
    本当に特殊なミステリーです。

  • 日本語って…日本語って…!!

    +++

    題名の『細い赤い糸』なんだけど、「ぎなた読み」すればどうとでもとれる。
    ここにでてくる事件は不思議と絡み合い、やがてひとつになっていく。
    短編としても読めるし、最後には一本の長編としても読める。趣向がいくつも凝らしてある良作。一回読んだら忘れられないと思う。すごい興奮して一気読みした。

    この著者の本はこれしか読んでないけどまた他のも読んでみたい。
    これ以外を見かけたことないんだけどね。

  • 日本探偵作家クラブ賞(1962/15回))

  • 初版本

  • 基本的に日本推理作家協会賞受賞作は読むべきです。お勧めです。

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著者プロフィール

1921年、山口県生まれ。本名・烏田専右(からすだ・せんすけ)。東京帝国大学工業学部卒業。工学博士。1946年、『宝石』懸賞探偵小説「犯罪の場」を投じて入選、翌年、同誌に掲載されデビュー。短編と並行して『死を運ぶトラック』(59)や『死にぞこない』(60)などの書下ろし長編を精力的に発表、62年に長編「細い赤い糸」で第15回日本探偵作家クラブ賞を受賞する。75年にコンクリート工学の研究で日本建築学会賞受賞後、本業多忙のため短編「とられた鏡」(76)を最後に断筆状態が続いたが、1990年、旧友が出版社を立ち上げた記念に長編「青いリボンの誘惑」を書き下ろし、久々に新作を発表した。2001年、日本推理作家協会名誉会員となる。2021年死去。

「2022年 『飛鳥高探偵小説選Ⅵ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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