翔る合戦屋 (双葉文庫)

著者 :
  • 双葉社
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感想 : 16
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  • Amazon.co.jp ・本 (392ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575666618

感想・レビュー・書評

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  • 三部作の最終話。
    になるのかな。
    架空のお話です。
    架空の話なのに最後は自領を捨て越後に奔るという結論を書いた著者。
    賛否両論あると思います。
    バッドエンドでもないが、ハッピーエンドでもないような。
    主人公の苦悩からの出した結論。
    僕はやや不満な結末でした。

  • 前2作がおもしろかったのに、今回の最終巻はなんかイマイチだったなあ。
    内面を描こうとして逆にぐだぐだしておもしろくないというか。
    最終巻が一番残念でした。

  • 一徹シリーズ三作目。「合戦屋」としては、びっくり、そしてあっさりとした終わり方であったが、こうしてあっさりと身を引く事も策士ならではでないかと。この時代にこういう生き方をする人って大変なんだろうなと。それも含めて「男」なんだなと。

  • シリーズ第3巻読了

    久々に読んだので、前作もうろ覚えだが、自領を捨てて落ち延びるという結末には、驚かされた。
    一徹の無敵ぶりに応援しつつ、武田軍が追い負かされるのは複雑な気もした。

  • とうとう完結。もっと読んでいたかった!
    3作すべて面白かった。最高傑作だと思います。

  • どんな才能も人と心が通ってこそ初めて生かされるのかもしれない。
    上司と和解できたのはいいけれど、前半から若菜姫と両思いで盛り上がってしまっているので孤高のカリスマ性が薄れ何だか普通の人になってしまった。合戦屋を辞める決断に繋がる挫折や苦悩もあるものの、終始平坦な道を行く印象で途中で興味が削がれる。
    自分の中でこのシリーズは、二作目の過去と一作目の終わり方で完結していたんだなぁ。

  • これで完結が惜しいくらい、文句なしに面白いシリーズでした。最高です!

  • 哄う合戦屋、奔る合戦屋に続く作品でいよいよ物語も終焉。
    軍師として天に名を響かせたい(天下を取る表現)石堂一徹。
    実在の戦国武将と作者創作の人物とをうまく組み合わせ、
    非常に読み易く、且つ一徹のストイックな心情とそれを取り巻く
    人物たちの人情無溢れる姿も興味深い。

    先の先を読むという軍師としての天性の才をいかんなく発揮するも、
    甲信越の覇者武田家との争いに、数的には負けると思いがちなところを
    奇想天外にも見えるロジカルな発想で仕える吉弘の石高を
    増やしていく。

    これでおしまいかと思うと寂しい限りですが、
    次の作品にも期待したい。

    のぼうの城とか好きな人にはオススメかも。

  • 三部作の完結。
    どこの世界にも戦うことが好きな人がいて、勝った勝ったと言ったところで犠牲になった人もいて。現代の戦争においても、純粋に殺し合いを楽しんでる人はいるんだろうなぁ…。

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著者プロフィール

東京都生まれ。東京大学工学部卒業。会社員生活を経て、2009年に『哄う合戦屋』でデビュー。その後刊行された『奔る合戦屋』『翔る合戦屋』と合わせて、〈合戦屋シリーズ〉は50万部超のベストセラーになる。

「2019年 『天下奪回  黒田長政と結城秀康の策謀』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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