- Amazon.co.jp ・本 (312ページ)
- / ISBN・EAN: 9784575668520
感想・レビュー・書評
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映画「武士の家計簿」の脚本家。
猫が主人公で、短編が9話で構成されている。
話は1話完結でありながら、登場人物のいく人かは、縁があって、それらの人間模様と、猫自身によって語られるストーリーが多い。
一気に読むもいいが、短編であるという特性で、ちょっとした暇に読むと、心がリラックスする。
時代考証も詳しく、猫の言葉が語られるが、筋がリアルなので、その合わせ具合が絶妙。
シリーズ全3巻の第1巻。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
猫の視点で時代小説とは。
その視点は斬新。いや、夏目漱石もやっていたのか。
うーん?と思うところでも、ま、猫だからね!と思うとニャンとなくほんのり笑いながら許せるかも。
猫は可愛がってしまうよね〜。
鳥居耀蔵のお話が一番好き。 -
猫目線の江戸裏歴史
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いかにも続きがあります的な後へのフラグ立てが多い。
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ジャケ買い。
メインのストーリーが猫の一人称(いちにゃんしょう?)ではない事がわかってたら買わなかったのに。文体が辛い‥
あちきは猫でありんす
まろは猫でおじゃる
拙者は猫でござる
の三編は猫の一人称だけど、完全に歴史の勉強で辛い‥ねこねこ日本史でさえ辛いのに‥ -
期せずして猫の日に読了(笑) 描写の隅々から作者の猫愛が感じられます。文章がやたら軽いなぁ、とか、にゃろきちの人柄が好きだなぁ、だとかと思いながらヒョイヒョイ読んでみれば……これ続き物か!? そりゃそうか、題名に【一】って付いてたわ! と一人で驚いておりました。合間合間に挟まる猫視点のお話は、歴史の教科書のような講釈部分を読んでいるのがちとつらかったです; が、「あちきは猫でありんす」はラストにほろりと来た……。