ごんげん長屋つれづれ帖【四】-迎え提灯 (双葉文庫)

著者 :
  • 双葉社
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本棚登録 : 86
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575670998

作品紹介・あらすじ

およしを喪った悲しみを乗り越え、日常を取り戻しつつある『ごんげん長屋』。新たな住人も長屋に馴染んで、より絆も深まる中、数年前に捨てられた赤子の行方を捜す旗本家の女中が現れる。お勝の下の娘お妙が捨てられていたときの状況と何かと符合する話を聞いたお勝だが、女中はお妙がその赤子だと決めつけて――。くすりと笑えてほろりと泣ける、これぞ人情物の決定版。時代劇の超大物脚本家が贈る、大人気シリーズ第四弾!

感想・レビュー・書評

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  • 3人の子供が力を合わせて乗り越えて行きます。
    迎え提灯ーごんげん長屋つれづれ帖シリーズの4作目
    2022.03発行。字の大きさは…中。2022.05.16読了。★★★☆☆
    貧乏神、竹町河岸通り、法螺吹き男、迎え提灯、の短編4話。
    お勝39才は、江戸は根津権現社の近くの「ごんげん長屋」に住まいして、質屋「岩木屋」の番頭を務めながら。お琴13才、幸助11才、お妙8才の3人の孤児を引き取り、女手ひとつで育てています。その奮闘物語です。

    【読後】
    ほんわか、ほのぼのしていて、展開が早く、読みやすく、字が大きく。お節介のお勝の細やかで大胆な心配りがよく表れた、読後感のよい物語です。
    4話の中で特に、お妙の母だと名乗る女が現れて、お妙を取られるかもしれないお勝の揺れる気持が表れている「迎え提灯」がよかったです。

  • 【収録作品】第一話 貧乏神/第二話 竹町河岸通り/第三話 法螺吹き男/第四話 迎え提灯

  • 内容(ブックデータベースより)

    およしを失った悲しみを乗り越え、日常を取り戻しつつある『ごんげん長屋』。
    新たな住人も長屋に馴染んで、より絆も深まる中、数年前に捨てた乳飲み子の行方を捜す旗本家の女中が現れる。
    お勝の下の娘お妙が捨てられていたときの状況と何かと符合する話を聞いたお勝だが、女中はお妙がその乳飲み子だと決めつけて――。
    くすりと笑えてほろりと泣ける、これぞ人情物の決定版。
    時代劇の超大物脚本家が贈る大人気シリーズ第四弾!

    令和5年11月22日~24日

  • 慈しまれていても、自信はないよね。

  • 202203/読みやすくわかりやすい人情ものシリーズ4作目。毎回楽しんで読んでるけどすぐ終わってしまうので、各話長いともっといいんだけど。

  •  金子成人「迎え提灯」、ごんげん長屋つれづれ帖シリーズ№4、2022.3発行。かみなりお勝、強いところ(小太刀の心得)を時々見せてくれます。孤児3人(お琴、幸助、お妙)を引き取り一緒に暮らしてるお勝、素晴らしいです! 今回は、全般的におとなしめの内容でした。

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著者プロフィール

一九四九年長崎県生まれ。会社勤めのかたわら倉本聰に師事し、七二年「おはよう」で脚本家デビュー。九七年、第十六回向田邦子賞を受賞。「鬼平犯科帳 」「剣客商売」「御家人斬九郎」「水戸黄門」など脚本作品多数。著書に「追われもの」「付添い屋・六平太」「ごんげん長屋つれづれ帖」「かぎ縄おりん」などの各シリーズがある。

「2023年 『小梅のとっちめ灸(三)針売りの女』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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