- Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
- / ISBN・EAN: 9784575714142
感想・レビュー・書評
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2014年の年の瀬の台湾行の飛行機の上で読み終えた。読み終えて、私の台湾旅行の日程が変わる予感を覚えた。
ーーこの女性が行った、台湾の各地方のディープな旨い店をなぞって歩く旅もいいのではないか、と。
彼女はいわゆる定番の、事前に綿密に調査したその町の1番店には行っていない。友だちやその町の若者、タクシー運転手の助言を得ながら、偶然に頼る処もありながら、旨い店にありついているのである。そして必ず安くて旨い店にありついている。そこに私はリアリティを感じる。
台湾人と結婚しながら、一子を担いで離婚して、苦労しながらも、再び台湾を発見している、その人生が、文章の行間から滲みでるのもいい。(2014.12.29記入)
このあと、私は旅の当日に気が変わり彰化で四軒、新竹で二軒、台北で三軒の店を回ったのである。流石に一つたりとも外れはなく、著者の食べ歩きをなぞることで、地方色のある旅も出来たのでした。
彰化のアサリ麺の店では、この店の看板娘に写真が載っていることを教えると、初めて知ったのか、とっても喜んでいました。
ただ、八割ぐらいの割合で去年の一月ごろの取材のはずなのに5元も値上がりしていました。台湾の物価上昇もたいへんなようです。(2015.1.3記入)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
タイトル通り台湾食べ物紀行。台湾の人たちが日常食べているものばかりなので、大半は初めて知るものでした。お馴染みの小籠包やマンゴーかき氷も出てくるけど、あくまで観光客のものとしての紹介。著者はかつて台湾人と結婚して台北に住んでいただけに、料理のチョイスの仕方がとても参考になる。少しずつ著者本人の過去の話も織り込まれていて、ただのご飯紀行で終わらず、読み物としても充分楽しめました。巻末には紹介された各店のデータも載ってて親切。
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あー、台湾行きてぇ。
おいしいもん食べてぇ。 -
最初に突っ込むけど誤字多すぎ! それはさておき、なんでも食べる著者の姿勢がとっても素敵。私はこんなに大胆にいろんなものに挑むことはできない。せっかくだからチャレンジしてみたいけど、失敗したくないというより食べきれなかったら悪いなという思いが先立ってしまい…。
言葉がしゃべれる。なんでも食べられる。この2つの要素は、海外旅行を思いっきり楽しむのに、ものすごく重要な要素だなあとしみじみ感じる。ダメでも楽しめるだろうけど、できたほうが絶対もっと楽しめる!! 台湾に行きたくなりました。 -
再読したくなる本だなぁ。
卓を囲んで食べるとこんなにも幸せな気分になれるのか
地元の人は士林夜市ではなく寧夏夜市に行く
牡蠣オムレツ屋台をしているお父さんはそこらのサラリーマンより稼いでおり子供を留学させるなどの財力を持っている。
郷にいっては郷に従えということはとりようによっては自由を取られている気もするが
台湾の各地域においては市井の人々が紡いできたそれが1番美味しくたべれる方法だからというわかりやすさなのだと気づかせてくれる。
写真だけでは表せない美味しさがたくさんつまってました。 -
安くて美味しい台湾料理。観光となると台北中心になってしまうが、本当に美味しい料理は台南にあるらしい。台湾全土を隈なく巡り各地の代表的な料理とお店を紹介している。台湾に住んでいた著者ならではのガイドブックとは一味違う魅力。