八百八町表裏化粧師 1 (双葉文庫 い 14-23 名作シリーズ)

著者 : 石ノ森章太郎

• 双葉社 (2002年3月1日発売)

感想・レビュー・書評

[hema25さんの感想 · 2014年1月11日]

どの話も印象的で大好きなまんがです！美しく化粧をして世の中をしたたかに生きていく女性たちと、それをプロデュースしていく主人公が生き生きしていて元気が出る！

[きまぐれ図書館さんの感想 · 2013年3月23日]

これぞ、石ノ森マンガの真骨頂！

読み応えバツグンです！


きまぐれ図書館のレビューはコチラ
http://ameblo.jp/kimagure-library/entry-11402673859.html

[藤さんの感想 · 2012年1月12日]

人は美しくなれる、美しく装う事で心も美しくなれるという信念を抱く化粧師・式亭小三馬の言動が一貫して格好いい。
化粧を施すだけでなく、今でいうプロデューサーのような役割を務めていて、商品をいかに売り出すかというところの商業戦略も既存の考えにとらわれない自由な発想で難題を切り抜けるところに惚れ惚れする。
そして化粧をする女性、美しくありたいと思う女性にとってはどれも目の覚めるような力強い台詞が多くて勉強になる。
時代背景が江戸ということもあって、屋敷や店・郭など江戸ならではの建築物や小物が登場するが、どれも描き込みが素晴らしくリアル感溢れるものになっており見所は多い。

著者プロフィール

石ノ森章太郎

一九三八年（昭和一三）、宮城県生まれ。高校在学中に『二級天使』でデビュー後、一貫して日本漫画界の第一人者として活躍。代表作に『サイボーグ００９』（講談社児童まんが賞）、『佐武と市捕物控』（小学館漫画賞）、『マンガ日本経済入門』、『マンガ日本の歴史』全五五巻（アジア漫画大会漫画アカデミー賞大賞）、『マンガ日本の古典１　古事記』など多数。一九九八年（平成一○）一月死去。

「2022年 『文庫　新装版　マンガ日本の歴史　全２７巻セット』 で使われていた紹介文から引用しています。」