トトの世界 1 (双葉文庫 さ 20-4 名作シリーズ)

  • 双葉社
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  • Amazon.co.jp ・本 (268ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575726008

感想・レビュー・書評

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  • ほんわかとした絵柄とは裏腹に、かなりシリアスでグロテスクな話。
    非人道的なエピソードが出てくるが、それは
    「そういう世界」にトトおよび真琴たちが住んでいる、という事実を強く浮き立たせている。
    そして、ただの猟奇だけではなく、「味」の世界、「香り」の世界、など面白い背景が、
    ミステリタッチで描かれていくところが、白眉。

    野生児というテーマにはかなり興味があった。
    高校時代は野生児の写真をもとに油絵を描いたこともあるほど。
    しかし今作では、野生児をきっかけにして猟奇的事件があらわになってくる、
    その事件のほうに力点が置かれている。
    ただし、トトの「ヘレン・ケラー体験」が工夫されて描かれているところは、好感がもてる。
    やや野生児の成長(?)が早すぎる気もするが。

    「言葉の世界で地獄を見ろ」
    という台詞は、なんというか、ヘビーで、トトだけでなく我々すべてに投げかけられた台詞でもあり、忘れられなくなりそう。

    いい漫画。佳作。

  • 文庫板の表紙のほうが3冊どれも好みだなー。

  • どんな内容か知らなかったけど、この作者は論理的でおもしろいからすぐ買った。
    犬とずーっと一緒にくらしてきた少年のはなし。

  • 1-4
    結構人気があったみたいだけど
    個人的にはまぁまぁって程度。

  • ひたすら重い。
    でも見てもらいたいかな。
    見た後に憂鬱になる良作です(´・ω・`)

  • 文庫全3

  • よく推薦されてるのを見かけたので購入。
    ちょっとキツかった。
    自分には重かった-…。
    続き読んでないので1巻の地点では何とも言えない。

  • 最近、イラストが可愛いくなったから、絵につられて買った人もいるのでは?

    ある意味R15とか、R18って感じ。

    基本的にこの人の話は、重いです。
    前作の『神童』が音をテーマにした話なのなら、『トトの世界』は言葉をテーマにしてるお話?

    生まれてからずっと、人の肉を食わされ、犬として生活をしていた少年が、人嫌いの少女マコトと出会う。
    マコトは少年にトトという名前と人間になるための言葉や知恵を与える。
    しかし、トトが人に近づくことによって覚えることにより、知ってはならない秘密が次々と暴かれることとなる?

    まあ、いろいろ言いたいことはあるけど、マコトが昔買っていた犬の名前からとって「トト」って、、、。トトを人間として扱っているのかは疑問なところ。好きって人はきっとそうはいないと思います。
    これだけ言っといて、嫌いではない作品。


  • マンガで扱うには重過ぎるテーマのような気もしたけれど、一般人がこのような出来事に遭遇したら、と考えるとやはりマンガのほうがその光景を捉えやすいかな。

  • 見たくないものがいっぱいあった。

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