大科学少女(1) (アクションコミックス(月刊アクション))

著者 :
  • 双葉社
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感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (176ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575843620

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  • 渋谷圭一郎『大科学少女』全2巻と、青木潤太朗・わだぺん。『℃りけい。』全7巻を、仕事上の必要から一気読み。

    2作とも、女子高生の理系部活動を描いたリケジョ・マンガである。

    「カワイイ女の子と理系ネタが一度に楽しめるコミカルなマンガ」という共通項がある。
    2作とも、主要キャラの入浴シーンなどのサービスカットがよく出てくる。やりすぎと思えるほど(笑)。

    連載開始は『℃りけい。』(「ド理系」の意)のほうが先なので、『大科学少女』が後追いということになる。
    それはともかく、2作とも、理系部活動が何とも楽しそうに描かれている点がよい。
    現実の理系部活はもっと……、いや、何でもない。

    『大科学少女』はコミックスも中古で高値を呼んでいるし(私はDMMで読んだ)、目立たない作品になっているが、もっと売れてもよかった良作だと思う。

    理系ネタのディープさは『℃りけい。』のほうが上かもしれないが、『大科学少女』のほうがスッキリして読みやすい。

    逆に、『℃りけい。』は構成が未整理で、じつに読みにくいマンガだと思った。
    個々のネタは面白いし、絵もよいのに、構成で損をしている。

    なお、渋谷圭一郎氏は自らも元理科教員だそうで、いまは『大科学少女』の発展型ともいうべき『瑠璃の宝石』(女子高生の鉱物採集マンガ)を描いている。

    『大科学少女』でも、「大科学部」の部員たちが水晶を採集しに行く回が印象的だった。

    リケジョ・マンガといえば、西餅の『ハルロック』も傑作だった。

    こちらは女子高生の部活マンガではなく、電子工作マニアの女子大生が主人公だったが……。
    電子工作なんてやったこともない私が読んでも楽しさ・奥深さが伝わってくるのは、作品の持つ力というものだろう。

  • ただ女の子がドタバタしてるだけの部活物じゃなくて、ちゃんとしててかわいいけど、線が細くて読みにくい。画面がもう少し整理されて、キャラの性格が際立つと読みやすくなると思う。

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